いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

年間数万円かかる、中学生の部活。安く済む運動部ってあるの?

pixta_11723412_M

子どもが中学生になると変化が多々あるようですが、とりわけ大きなひとつは部活動がはじまることかもしれません。「入らない」という選択肢もありますが、かならずなにかに所属しなくてはいけないルールがある学校もあるとか。とはいえこの部活動、じつは想像以上に費用がかかるようなのです。

運動部はお金がかかりがち。安価で済むのは、用具が少ない部!?

中学生になった我が子をどの部活に入れるか迷っているママからの投稿がママスタコミュニティにあがりました。「なるべくお金のかからない運動部」という条件に、ほかのママたちからは疑問の声が寄せられました。

『我が子に「一番お金かからないのは◯◯部だから、ここに入りなさい」って言うの? やりたいことをやらせてあげてよ。どうしてもというのなら、帰宅部だよ』

『子どもがやりたい部活じゃなければ、結局すべてがムダなお金になるよ』

たしかにそのとおり! とはいえ家庭によって事情はそれぞれなので、おそらく費用をあまりかけたくない理由があるのでしょう。
「強いていえば」ということで、ママたちから寄せられた声の中で多かったのが陸上部・卓球部・柔道部・水泳部でした。

『陸上。5人姉妹のひとりは、お金がかからないという理由で選んでいたよ。ユニフォームは大会用だけだったし』

『卓球だと思う。ラケットも安いし、室内競技だからシューズもそんなに傷まない』

『うちの子たちは柔道と陸上をやってるけど、私的に柔道はあまりかからないという印象。道着も最初に3〜4着ほど買ったら、大きくならない限り3年間買い替えないし。インナーも安いの買えばいいだけ。とはいえ結局スポーツをさせたらかならずお金はけっこうかかってくるよ。遠征とかがあれば、よけいに』

『スポーツは基本なんであれお金がかかるけど、部活だけって割り切るならお金のかからない部活はやっぱり道具の少ない競技じゃないかな。ユニフォーム(水着)や靴代だけで済むなら、それほどかからない。水泳部だって市民スイマーレベルなら、最新型の水着なんて必要ないもの』

使う用具が少なそうな競技や用具の消耗が比較的ゆるやかな室内競技は、どうやら「お金がかからない」というイメージがあるようですね。

「安く済みそう」なイメージ?いえいえ、こんなにかかっています!

とはいえ実際に我が子がそうした部活に所属しているというママたちからは、反論の声が続々と集まりました。

『陸上は地味にお金がかかるよ。まずはユニフォームやジャージ・部活用Tシャツなんかで2.5~3万円。スパイク・ランニングシューズも初心者用の安いものだけど、それぞれ1万円くらい。最低でも年に一度はどちらも新調するから、3年間で4万円弱かな。さらに競技に出るために毎回種目ごとに500円くらいかかるし、競技場までの交通費も必要。大会が多い春~秋はほぼ毎週大会があったりする。こんなにお金がかかるとは思わなかった』

『うちの子は卓球。はじめにユニフォーム・シューズ・ラケットなどで、2万円ぐらい。うちの卓球部はほかの部活より1年生が出られる試合が多いから、交通費も毎月けっこうかかる。シューズの買い替えは人それぞれだけど、ラケットのラバーは消耗品だから買い替えが必要。いろんなラバーががあって、値段はピンキリ。とはいえ室内競技だから、洗濯ものが極端に多いわけじゃないのはたしか。室内競技のほうが安く済むのかなとは思う』

『うちは柔道部だけど、道着だけで数万円だよ。洗い替え用、試合用など最低5着はみんな持っている』

『水泳は大会用の公認水着が2枚は必要。学校プールが使えないシーズンは有料プールに行ったりするので、そのたびに利用料と交通費がかかったよ。高校生になった今も水泳部だけど部活ジャージにバッグ、フィンを買ったり、遠征や合宿でけっこうお金がかかっている。部活Tシャツも年に数回デザインを変えて作るから、そのたび2,000〜3,000円かかる。ある程度のレベルでやっていれば、お金のかからない運動部って今どきない気がするけど』

やはり運動部は多かれ少なかれ、それなりに費用がかかるもののようですね。

ウエア代に遠征費など、中学校生活3年間で◯十万にも?

それ以外のメジャーな部活動では、こんな例もあるようです。

『うちの中学校はそこそこ力を入れてるバスケ部だった。

初期投資として練習用Tシャツ2,900円×8、バスケ用ソックス1,200円☓6、バスケットシューズ1万7,800円☓2、練習用ハーフパンツ4,800円☓6、ユニフォーム1万円☓2、移動着上下で1万5,000円、リバーシブルビプス6,000円、ウインドブレーカー2万5,000円、検定球8,000円が必要だった。枚数が多いのは朝練習と午後練習で着替えする必要があって、さらに夜練習もあったから。さらに毎月8回ある遠征の費用が約2万円/月、年1度の合宿費約6万円、年3回あるバスケットクリニックが1回1万4,000円。それに加えて3ヶ月に一度シューズを替えたり、差し入れ費も。
ただ高校になったら同じバスケ部なのに初期投資6〜7万円で、あとは毎月の遠征費1万円とシューズを半年に一度替えるくらい。全然違う!』

『ソフトテニス3年間で、ざっと計算して25万円くらいだったかな? ラケット3本、テニスシューズ4足、ユニフォーム代、ガットの張り替えが年2~3回、ラケットバッグ、遠征費、その他もろもろ。高校に入っても続けているけど、中学のときとは比べられないほどお金かかっている……』

『息子ふたりとも、サッカー部。地味にかかる。スパイクは3ヶ月おきに買い替えで、1万7,000円〜2万円くらい。トレーニングシューズは半年に一度買い替えで、1万2,000円前後。試合や遠征のあるゴールデンウイークは、貸切バス代などで2万円。練習試合には公共交通機関で行くけど、その交通費が月に1万2,000円ほど。ソックスはすぐに穴が開くから定期的に買い替えていて、年間1万円くらいかな』

「たかが学校の部活でしょ?」と思っていたママにとっては、びっくりするような金額かもしれません。

費用が高額になるのは強豪で、顧問や部員が熱心な部活動?

とはいえママたちに共通した意見として費用が高くつくのは「強い」「顧問が熱心」「やる気がある」部活でした。

『学校にもよるよね。強豪校だと道具以外にもお金がかかる。友達の子どもは卓球部だけど全国大会に行くくらい強いから、練習試合も毎週県外だし全国大会になると泊まりになる。弱い部活なら、どこも大差ないと思う』

『顧問の先生による。高い練習着にユニフォームやシューズなどを、チームお揃いで毎年買わせたりするからね。あと練習試合大好き顧問だと毎週末すごーく遠方の学校まで行く。交通費が半端ない』

『活躍しようと思っていなければ、どの部活もそれほどかからないと思う。ソフトテニス部は番手が低ければ試合もあまり出ないし、ラケットメンテナンス代もそれほどかからないよ。陸上部だってよい記録を目指さないなら、3年間同じスパイクを履く人もいる。水泳部なら練習も大会も、公式水着1枚で済ませればいい。お金のかからない運動部の条件は、強くないこと。強くなることを求めてない顧問と部員であること。そんな部活なら何部でもお金かからないと思います』

活躍したいと思うか思わないか、こればかりは本人のやる気です。できるだけ費用を抑えたくても我が子に「あまりがんばらないで」とは、ママだってさすがに言えませんよね。子どものやる気とかかる費用、双方の折り合いがうまくつけられる部活動が見つかるといいですね。

文・鈴木麻子 編集・しのむ

関連記事

中学生の部活動にLINEは必要?予定変更に悩むママたちの実情とは
高校生くらいになれば、多くの子はスマホを持つようになるのかもしれませんね。ただスマホ持ちの子がいれば一方で”ガラケー”やキッズ携帯、中には持っていない子もいる……と状況が混沌としがちなのが中学...
娘が中学の部活を「辞めたい」と言い出した。理由は友人関係のもつれ。親子で選んだ選択は?
友達からの「部活辞めたら?」は、おそらく「辞めたくないなら、もっと必死で練習しなよ」という言葉の裏返しなのだとは思います。しかし……。   ...
子どもが中学生になると”ママ友付き合い”が楽になる?それとも親密になる!?ママたちの答えとは
幼稚園はママ友関係が1番濃い時期だと感じている方もいるのではないでしょうか。ある投稿者は、子どもが小学生になるとママ友関係があまりなくなりとても楽になったとのこと。そしてこれから迎える中学生で...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
中学生。なるべくお金のかからない運動部