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「老後は一人かも?いくらかかる?」不安を消す6ステップ

「老後はひとりかも?」――この不安は、いま独身の人でも、結婚していても、他人事ではありません。

人生90年時代、長~~い老後をどうする!?

 2015年の国勢調査によれば、50歳での生涯未婚率は男性で22.8%、女性で13.3%です。結婚しているカップルでも3組に1組が離婚しているそうです。さらに、2030年には4人にひとりが独身者になるという調査データもあります。 お金 しかも超高齢化が今後ますます進むのは確実で、厚生労働省の出した「簡易生命表」(平成28年)では、女性の2人にひとりが89.7歳まで生きると予測されています。  つまり、定年後のセカンドライフ(老後)が30年以上もあり、その長い期間をひとりで過ごすことになる人も多いのです。  そうなると、一番の不安はお金でしょう。そのお金の不安は、30~40代の働き盛りの世代こそが抱きがちだと言われています。老後のことなんてまだ先と思いがちですが、今から意識しておくことで、その不安は解消されます。  そこで、安心の老後生活のためにするべきことを、『ひとりでも一生困らない老後資金完全ガイド』の識者であるファイナンシャルプランナー(以下、FP)のみなさんに聞いてみました。
老後資金完全ガイド

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1)女性も、少しでも長く働き続ける覚悟を持つ

 まず、女性の生涯賃金の目安は、大学卒業した正社員で2億1800円。非正規社員で1億2000万円という統計があります。お金を作るにはまず「働くこと」が重要になってきます。 「これからの時代、女性は結婚してもしなくても、少しでも長く働き続ける覚悟を持つことが重要ですね」(FP・中村芳子さん)

2)人生設計をイメージして書き出す

 やみくもに不安を抱えても、どのように準備を始めたらいいのかわかりません。まずは、人生設計をイメージしてみることが重要です。FPで節約アドバイザーの丸山晴美さんはノートに書くことをすすめています。 人生設計「書くことで、自分のやりたいことが自然と見えてきます。今の私が10年後の私に何をしてあげられるだろう? と思いながら書くと、より明確になってきます」

3)自分の資産を把握して、何歳までにいくら貯めるか計画

 まず、老後の資金はどれだけ必要なのかをざっくりしミューレーションしてみましょう。 「65歳でリタイアして90歳まで生きた場合だと、一般的にはシングルだと2000万円くらい、夫婦の場合には3000~6000万円くらいかかると言われています」(FP・風呂内亜矢さん)  でも、今の時点でほとんど貯金ができていない、という人も多いのでは? ましてや年金では生活できないと言われているのに……。 「公的年金の破綻の心配はしなくて大丈夫です。ただ、将来もらえる年金額は今よりも減り、年金を受け取る年齢も引き上げられる可能性が高いので、現役の今、老後のためにお金をつくっておくことが重要です」(FP・山崎俊輔さん)
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老後の資金は何歳から貯めればいい?
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