近い日程で地方交流の
日本テレビ盃と
白山大賞典があるためメンバーは分散する。能力の拮抗したメンバー構成になりがちで、ハンデ戦ということも相まって中々人気通りには決まらないレースだ。なお今年は、
JRA重賞としては初めて中京ダート1900mという条件で行われる。
1.先行馬有利だろう
中京のダート1900mはスタート直後から向こう正面にかけて上り坂で、前半からペースが極端に上がることはあまりない。また、1〜2コーナーが比較的狭くなっているため、ここで外を回る等のロスがあると後々まで響いてしまう。起伏があるコースであるからスピード一辺倒なタイプだとどうかも、スムーズに立ち回れる先行馬の方が有利となるだろう。
2.前走好走馬を信頼
過去10年で、前走掲示板を外していた馬は[1-2-2-55]で複勝率8.3%と不振。ハンデ戦ではあるが、前走で苦戦していた馬がここで巻き返してくるケースは多くない。
3.上がり馬が通用する
過去10年、前走で準オープンを使っていた馬は[3-2-0-6]、勝率27.3%・連対率45.5%と半数近くが連対している。近年では、18年に
ウェスタールンドが7番人気で2着、17年に
ドラゴンバローズが5番人気で2着、15年に
アウォーディーが3番人気で1着している。ハンデ面で優遇されやすいこともあって、昇級初戦のハードルはあまり感じられない。
ダノンスプレンダーは現在2・3勝クラスを連勝中。デビューから8戦して1度も3着を外したことがない安定感が強みで、元々昇級はそこまで苦にしないタイプだろう。ゲート不安などは特になく、ここ2走のように先行できればチャンスは十分あると見る。