2021年2月5日にTBS系で放送された『俺の家の話』第3話。

前回の第2話ラストでは、寿一(長瀬智也さん)が少し家を空けているあいだに、父・寿三郎(じゅじゅ/西田敏行さん)が転倒。その後どうなってしまったのか……。

また今回は見どころ尽くしで、じゅじゅの意外な秘密が明らかになったり、本格的に能を舞うシーンが出てきたりと、あっという間の1時間だったんです。

【第3話あらすじ】

転んでしまったものの、3日後には退院できたじゅじゅ。

入院中に「自分とさくらには時間がない」と感じたじゅじゅは、やりたいことをリストにした「エンディングノート」を作成します。

そんな中、寿一はプロレスへの思いを再確認。家族には内緒で、能とプロレスの2足のわらじを履くことにするのです。

【じゅじゅの秘密に視聴者ビックリ!】

ネットで話題になったのは、じゅじゅとさくら(戸田恵梨香さん)のシーン。

散歩に出かけたとき、妙に他人行儀なじゅじゅを見て、さくらが「どうしたの?」と問うと

「さくらさん、子どもたちの前では今まで通り恋人でいてくださいね。でないと、かっこつかないから」

と発言。認知症で「フラれたことを忘れてしまった」はずなのに、ちゃんと覚えていたことが発覚したのです!

これには視聴者もビックリで、ツイッターでは「覚えてたの!?」という声が続出。

こうなってくると、他のシーンでも「知らないふりをして実はしっかり理解している」ことも考えられますし、今後の展開に注目していきたいところです。

【能とプロレスの関係性に「クドカン節」を感じるっ!】

もうひとつ話題だったのは、能とプロレスの共通点です。

能は体幹が命ですが、それはプロレスも同じ。レスラーが寿一とは知らないまま、プロレスラー「スーパー世阿弥マシーン」としてリングに上がった寿一を見たじゅじゅが

「体幹が強いレスラーがいてさ、あいつプロレスなんか辞めて能をやればいいのに」

と発言した場面では、初めて父に褒められた寿一の笑顔が沁みました。

「落語とヤクザ」「海女とアイドル」など、2つの物事を関連させ、共通点を見出すところは、宮藤官九郎作品の特徴でもあり、ツイッターにはその点を指摘する声も多々。

さくらの生い立ちを「劇中能」で表現したところでは、ドラマ『タイガー&ドラゴン』を連想した人も多かったようです。

【「介護はイベント」が胸に沁みた】

個人的に第3話で印象に残ったのは、荒川良々さん演じるケアマネージャーが言った「介護はイベント、日常だと思うと辛くなるから」というセリフ。

姉弟で「シンドイなこのイベントは」「始まったばかりだけどね」と会話するところにも、胸がつまるような思いがしました。

次回第4話では、家族みんなの “隠し事” が描かれるよう。

また予告編ではドラマ『池袋ウエストゲートパーク』を連想させるシーンもあって、遊び心がさく裂しています。次回のお話も楽しみ~~~!

参照元:TBSテレビTwitter @oreie2021
執筆:田端あんじ (c)Pouch

▼もはや長瀬さんが池袋にいるだけで胸アツです