ずっと見ていられそう Googleストリートビューを自動でランダムに移動、散歩気分を味わえるサイト

忙しいときも、せめて旅行気分を。

» 2019年06月03日 21時45分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 Googleストリートビューの景色を自動で取り込み、ランダムで移動する様子を延々と見せてくれるサイト、「Street View Random Walker さまよえる私」が楽しいと好評です。散歩中の誰かに乗り移ったような気分。


足立区 6月3日の14時ごろにのぞいてみたところ、東京都足立区の風景が映りました

春日部市 やがて埼玉県春日部市へ

墨田区 今度は墨田区へ。なお、左下のGoogleロゴをクリックすると、場所をGoogleマップ上で確認できます

 開発者はエンジニアのあずま(@sngazm)さん。視点が移動した場所をリアルタイムでサーバーに記録する仕組みを作り、6月1日に秋葉原の景色から視点をスタートしました。このユニークなアイデアは大きな反響を呼び、「地味に楽しい」「無限にながめていられる」など好評の声が多数。視点の現在地を報告するツイートも多数寄せられています。


 サイトの詳細をあずまさんに聞いたところ、「目的地は特に設定しておらず、道なりにまっすぐ進み、分岐にさしかかったらときどき思いついたように曲がる」仕様。視点は人間の徒歩と同程度の速度で切り替わるようにしているそうです。風景はサーバーの記録をもとに表示するので、複数のユーザーから見てもおよそ同じ場所が表示されるとのことです。

 開発を始めたのは、週末に行っているクラブ活動「Image Club」でのこと。「会社に行きたくない……本当はこのままどこか遠くに行きたい……」といった気分のとき、自分の分身が家から出発してあてどなくうろつく様子を会社からリアルタイムでながめられたら面白いのでは? と思いついたのだそうです。

 開発中には、「旅先に分身を置いて帰り、その後もさまよわせ続ければ、自分が日常に戻ったあとも旅行を続ける自分が見られる」といった案も。これをふまえて、将来的には自分が好きな場所に分身を置いてスタートし、定期的に所在地のスクリーンショットをツイートするような機能を考えているそうです。

 現状の問題は、GoogleストリートビューのAPI使用料。想像以上のアクセスがあったため、無料で使用できる分は開始早々終わってしまったのだそうです。そこで、あずまさんはpolcaで支援を募集。当面の使用料に足りるだけの額が集まり、6月3日現在、サイトはまだ維持されています。状況によっては、アクセス制限を設けることも検討しているそうです。



反転 いったん無料分が終わったときの表示。裏の世界に入ったみたい

協力:あずま(@sngazm)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評