JR西日本岡山支社は4日、津山線開業120周年を記念し、キリンビール、日本旅行、津山線開業120周年記念事業実行委員会の協力の下、昔懐かしい外装・内装を復刻した「ノスタルジー」車両を活用し、キリンビール岡山工場産の工場出来たてのビールが味わえる「キリンビール列車」を7月21日に運行すると発表した。

  • 「ノスタルジー」車両を使用した「キリンビール列車」は7月21日に運行

「キリンビール列車」は日本旅行が発売する岡山駅から津山駅への往復ツアーに組み込まれ、運行される。往路・復路ともに乗客全員で乾杯し、その後もキリンビール岡山工場産の出来たてで新鮮な生ビールが飲み放題(おつまみ付き)。お酒が飲めない人や未成年向けにソフトドリンクも用意され、乗車記念缶バッジ(ひとり1個)のプレゼントも。「津山まなびの鉄道館」ではホルモンうどんの実演販売や地域特産品などの販売が行われ、車内にも販売台を設けて地元選りすぐりの「うめぇもん(特産品)」が販売される。

往路は岡山駅を9時22分に出発し、福渡駅・弓削駅に停車(トイレ休憩)した後、津山駅に11時13分に到着。復路は津山駅を14時13分に出発し、福渡駅で停車(トイレ休憩)した後、岡山駅に15時44分に到着する。旅行代金は大人1人6,000円・こども(6~12歳)2,500円。募集人数は90名程度とされている。

「キリンビール列車」に使用される「ノスタルジー」車両は、キハ47形に昭和30~40年代のディーゼルカーで採用されたカラーリングを施し、内装は懐かしいモケット(シート生地)、瓶ジュース用栓抜き、JNRロゴ入り扇風機に加え、2号車に窓向きカウンターシートを設置している。当日はオリジナルヘッドマークを掲出する予定だという。