いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

「上の子と下の子、年の差を離したら大変なことって何?」という質問に寄せられた“4つの大変なこと”とは?

pixta_27363924_M

世間で「これは大変だ」と言われていることでも、実際に経験したことがないと「一体何が大変なの?」と不思議に思うこともありますよね。ある投稿者さんは「上の子と下の子の年の差が離れていると行事に参加するのが大変」という言葉を聞いたそう。しかし具体的に想像することができないため、どう大変なのかが分からないそうです。

『年の差を離したら上の子の行事に下の子を連れて参加するのが大変、っていうけれど。例えば2歳差でも下の子が幼稚園に行くまでは、上の子の幼稚園の行事には下の子を連れて行くよね? 年の差があるきょうだいとの違いは何?』

この疑問に対して、実際に年の離れたお子さんがいるママさんたちがコメントしてくれました。特に多かった理由を4つピックアップしてご紹介します。

1.学校に下の子を連れて行く設備が整っていない

『小学校の卒業式が、在校生や乳幼児の兄弟の参加は禁止だったよ。演出の妨げになるのと保護者席の数の関係もあるので。どうしても乳幼児がいて預け先を確保できない人のみ事前に申し出てくださいって感じで後ろの席が用意されていた。
うちは旦那に預けて出席、他の乳幼児がいるママも旦那さんや身内や一時保育に預けていた人が多かった。ただ夫婦で赤ちゃん連れで出席して、赤ちゃんが泣いても連れ出しもせず泣かせっぱなしの一家がいて、ビデオに泣き声しか入ってなかったって怒っていた人たちがたくさんいた』

『うちは、2歳差もいるし7歳差もいる。幼稚園は下の子を連れてくる前提で、参観日も運動会も授乳室があるし、発表会も後ろに小さい子連れ用の部屋がある。でも小学校は全くそういう配慮がない。真夏に数時間あった行事では、途中仕方なくトイレで授乳したこともある。運動会もどうしようってかんじ』

子どもの年齢差があると、下の子が産まれたときに上の子はすでに小・中学校などに通っているそう。学校は幼稚園と違って、下の子を連れて行く設備が整っていないので大変だというコメントが寄せられました。幼稚園の行事では授乳やおむつ替えのスペースなどが用意されていても、学校行事となると下の子への配慮は特にないことが多いようです。また、上の子の入園式や卒業式は下の子の参加を不可としている学校もあるため、預かり保育の手配などをしなければならない場合もあるとのことでした。

2.役員の集まりに連れて行きにくい

『幼稚園なら別に小さい子を連れてきても授乳室もあったり、何かと連れて行きやすい。だけど学校となるとそういうわけにはいかない。役員会にしても園だとまだ昼間だし「連れてきてもいいよ!」って感じだったけど、小学校だと集まりは夜だし小さい子を連れてくる人がいないから連れていきにくい』

『年が離れていると役員の集まりに連れて行くと騒がないか心配。案の定、会議中は抱っこ紐で部屋の隅で参加。話が頭に入ってこない(笑)』

学校では保護者の役員会などの集まりが夜に開催されることがあり、まだ小さい下の子は連れて行きにくいといったコメントも寄せられています。周りに年の差のきょうだいがいない場合は、自分だけ小さい子を連れている状況になるため参加しにくいというコメントもありました。

3.進路説明会などの大切な面談がある

『8歳差だと上の子の進路説明会とか懇談会とか連れていけなくて、かなり苦労した。役員をしたときも幼稚園の前に買い出しをして、行事の前に幼稚園に送っていってまた行事に戻ったり』

『中学校の進路面談とかも夕方からで、下の子がまだ低学年で同伴になるから気になって話に集中できなかったりした』

個人懇談や進路説明会など上の子の将来に関わる大切な行事で、下の子を連れていては集中して話を聞くことができないというママもいました。年の差があると上の子が中高生であっても、下の子は幼児や小学校低学年のことも。先生と真剣な話をする場でまだ小さな下の子が歩き回ったり泣いたりしてしまうと、ママも焦ってしまうことでしょう。

4.部活などの付き添いが大変

『2歳差なら他の人も下の子を連れている人が多いし、下の子同士で遊ばせたりもできるけど、中学生の部活の付き添いに幼児~低学年を連れて行くのが大変だった。うちは旦那が土日祝日仕事だし預け先もないから、早朝から夕方まで毎週上の子に合わせて暑い日も寒い日も外で過ごす生活だったから可哀想だったなって思うよ。それでも置いて行くわけにはいかないし、周りは気を遣ってくれるけど当番や応援に一切行かないわけにはいかないからね』

『うちは9歳差の姉弟。下の子がすごく大人しいから楽な方だとは思うけど、姉のミニバスケの試合が毎週のようにあって朝から夕方まで体育館にいなきゃいけない。さすがに飽きるから、外に連れ出したりといろいろ大変。あと塾や習い事も時間が遅いから、下の子を付き合わせて待っていたりお迎えに行ったりと大変』

上の子の部活や習い事などの付き添いが大変だという声もありました。スポーツなどをしていると夏は炎天下、冬は寒い中を一日中付き添う必要もあるのだとか。しかし預ける先がないママは下の子を連れて行かないわけにはいかないため、付き合わせてしまって可哀想だったというコメントがありました。また上の子が塾の送り迎えでは遅い時間になるため、下の子の生活リズムが乱れるといった心配もあるようです。

もし上の子と下の子が何歳差であっても、ママにとって育児が大変であることに変わりはないでしょう。しかしきょうだいで年の差があるために起きる大変さもあるようです。「年の差が離れていると学校行事が大変」と言われても、実際に経験してみないとなかなか想像することができないもの。具体的な状況を分かっていれば、大変な思いをしている人たちを思いやってあげることもできますね。多くの経験談が寄せられたので、投稿者さんの疑問もきっと解決できたことでしょう。

文・物江窓香 編集・井伊テレ子

関連記事

10歳以上年の差のあるきょうだいは育てやすい?どんなところが大変?
子どもにきょうだいがほしいけれど、上の子がすこし大きくなり手がかからなくなってから……とママが考えていたら年月は過ぎて、気付けば上の子と下の子の間に年の差が開くこともあるかもしれません。ママスタコ...
何歳差ならきょうだいゲンカはしなくなりますか?年の差きょうだいの「ケンカ事情」
年齢が近いきょうだい同士で仲良く遊んでいると思っていても、ときにはきょうだいゲンカをすることもあるでしょう。年齢が近い方がきょうだいゲンカが勃発しやすいのかというと、年齢が離れているきょうだいだってケ...
14年ぶりの第2子出産。不安なのはママの体力と、そして?
出産は「赤ちゃんに会える!」という大きな喜びは待っているものの、何度経験していたとしてもそのたび覚悟がいるものですよね。子どもたちの年齢が近ければ、前回の出産は記憶に新しいものかもしれません。...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
年の差離したら上の子の行事に下の子連れて参加が大変っていうけど。