SNSで話題の「夜パフェ」って?夜限定の専門店に行ってみた
飲みの後のシメと言えば「ラーメン」が定番? いやいや、北海道ではシメにパフェを食べる=シメパフェが鉄板になっていると話題です。さらに、今東京エリアでも「夜パフェ」としてじわじわと人気を博しているのだとか! 気になるシメパフェ、夜パフェを実際に体験してきました。
札幌のカフェが仕掛けてブームになったというシメパフェ。「札幌シメパフェ」というウェブサイトを見ると、夜にパフェが食べられるというお店が23店も掲載されています(2019年7月6日現在)。確かにこれだけあれば、どこに行けばいいか迷うほど。でも、お店があるだけでなく、本当にシメパフェが食べられているのでしょうか?
北海道在住のライターさんにきいたところ、さらりと「お店はたくさんありますよ。よく並んでるのも見ますし」という答え。さらに北海道旅行に出かけた女子たちからも「札幌でシメパフェ楽しみましたよー」「私も行ったよ。深夜0時なのに並んでた」と証言が続々と集まってきました。
どうやら北海道のシメパフェ文化は、観光プランに組み込まれるほど、すっかり定番になっているようです。
シメパフェが人気なのは、お酒の後にスイーツを食べたいから……というだけなのでしょうか。いやいや、見た目の「映え」も人気を後押ししているようです。例えば、インスタグラムで#シメパフェを検索すると、40,000件を超える投稿が。#〆パフェでも20,000件超え、#締めパフェでも19,000件を超えており、さらにどの写真もおしゃれすぎ……! おいしそうすぎ!
乙女心をくすぐる華やかな盛り付けも人気の秘密なのかも!?
札幌で人気のシメパフェは、東京では夜パフェとして広がっています。いくつか店舗がある中から、渋谷にある夜パフェ専門店「パフェテリア ベル」へ、編集&ライターの女2人で突撃してきました。
仕事終わりで夜というにはちょっと早めの時間。それほど待たないだろうと思ったら、大間違い。番号札を取って20分ほど付近で待っていると「このあとまだ1時間くらいかかるので、ネット※で呼び出されるまで外で待っていてください」とのこと。それならシメらしく、1杯飲んで待つか、と向かいの居酒屋でカンパイ!
※番号札にQRコードが付いており、現在の待ち状況が確認できるシステム
……して間もなく、呼び出しがかかってしまいました。注文していた焼きそばやビールを慌てて流しこんで、パフェ屋へ急行です。最終的に40分ほどで呼ばれました。
店内は、オシャレ度の高い内装。ひとりでシメパフェに来てる人がいるのでは……と思いきや、予想を裏切って、カップル率が意外と高い。しかも、シェアしながら食べているカップルも。店員さんによれば、男性や女性のおひとりさまも来るとのことですが、この雰囲気だとちょっとハードルが高いような気もします。
6種類用意されていたパフェの中から今回注文したのは、お店の定番パフェ「ピスタチオとプラリネ」のパフェと季節のパフェから「ひまわり山」というバジルを使ったパフェ。そんな、待ちに待ったパフェが登場した瞬間……
「かわいい~!! けど、思ったよりでかい……」
見た目の豪華さに、ふたりともテンションアップ! 周りを見ても、パフェが登場するとまず、ほぼ全員が撮影しています。そうですよねー、撮りたくなるデザインですよねー。
味はと言うと、甘さ控えめ大人の味。とは言え、かなりのボリューム感ですし、やはりパフェなので控えめでも甘いです。食べ続けるうちに、直前に食べた焼きそばを後悔する結果に。全然シメの分量じゃない……別腹とはいえ、ちょっと覚悟の必要な分量でした。ちなみパフェとドリンクのセットで、およそ2000円。しかもドリンクはアルコールも選べる……というよりも、お酒のほうが種類豊富でしたよ。次回はぜひ、3人以上で来店して2つくらいをシェアしたいと思いました。
ちなみに一番来店が多いのは20時から22時頃ということで、お店のコンセプト通り、飲みの後に来る人が多そうです。飲みでちょっと食べ足りないと感じたら、最後にテンションを上げに話題の夜パフェ、もいいかもしれないですね。行かれる際は、お腹にスペースを空けておくか、複数人でシェアを強くオススメします!
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<文/ミノシマタカコ>