愛猫を病で亡くした4か月後、車のエンジンルームからそっくりな子猫が
【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.23】
愛犬や愛猫を亡くした痛みは「ペットロス」という言葉では片づけられないほど、深いもの。誰にどんな言葉をかけてもらっても、当たり前のように隣にいてくれた存在が、もういないという苦しみが消えることはありません。
しかし、「動物」によって、そうした傷が癒されていくことはあるのかもしれません。akieさん(@misocream)の愛猫エピソードは、そんな希望をくれます。
「小太郎は他の猫の面倒をよく見てくれ、全員が食べ終わるのを見守ってからご飯を食べる紳士な猫でした。」
今は亡き愛猫とakieさんが出会ったのは、自宅マンションのゴミ置き場。背骨がくっきりと分かるほどやせ細り、顔は目やにと傷だらけ。ゴミにまみれた1匹の猫……それが小太郎くんでした。
このままだったら、死んでしまう。当時、学生だったakieさんは泣きながら両親を説得し、小太郎くんを家族に迎え入れました。
「獣医師さんによれば、小太郎はどうやら過去に左後脚を骨折し、痛かったのにも関わらず自然治癒させてしまったんだろうと言っていました。それくらい我慢強い性格でした」
ノラ生活で人間の怖さを見てきたからか、小太郎くんは抱っこが苦手だったそう。でも、akieさんのお母さんにはゴロゴロと喉を鳴らしながら甘えたり、毎日横で眠ったりして、心を許していました。
そして、もうひとり、小太郎くんには大切な存在が。それが同居猫のしらすちゃん。生後3か月くらいのときにおうちにやってきたしらすちゃんに対し、小太郎くんは初め兄のように接していたそう。
しかし、しらすちゃんが成長するにつれ、2匹の関係はまるで恋人同士のように。小太郎くんは、いつも先にご飯を譲り、しらすちゃんをグルーミングしながら腕で抱きしめて眠っていたのだとか。
「小太郎は頑固で自由奔放な性格でしたが、しらすとはよく追いかけっこやかくれんぼをしていました。人間が肩を叩くように、前足でしらすにちょっかいを出す光景が面白かったです」
深い愛情を受けたしらすちゃんのほうも小太郎くんのことが大好きで、構ってもらうためによくニャーニャーと鳴いていたそう。2匹はお互いに支え合い、愛し合いながらスクスクと成長していきました。