ITmedia NEWS > STUDIO >

Appleの音楽制作ソフト「GarageBand」がiPadに登場して10年

» 2021年03月11日 09時12分 公開
[MACお宝鑑定団]
MACお宝鑑定団

 iPad版GarageBandが発売されてから10年が経った。東日本大震災が起きた2011年3月11日は、米Appleの音楽制作ソフト「GarageBand」のiPad版がApp Storeで公開された日でもある。当初は600円の有料アプリだった。

photo 最初のGarageBand for iPad

 2011年3月11日発売当日のMACお宝鑑定団Blogの記事を注釈付きで再掲載する。

640,2011年3月11日のGarageBand for iPadプレイ動画
640,2011年3月11日のGarageBand for iPadプレイ動画
photo 2011年3月11日にGarageBand for iPadで弾いたLet It Be

Apple、iPad用ミュージック作成アプリ「GarageBand」を、App Storeにて販売開始

 Appleが、iPad用ミュージック作成アプリ「GarageBand」を、App Storeにて600円で販売を開始している。

※現在は無料

 GarageBandがあれば、iPadが多彩なTouch Instrumentsのコレクションと、プロ並みの設備を持つレコーディングスタジオに変身。どこにいても、自由に音楽作りが楽しめる。マルチタッチジェスチャーを使って、iPad上でピアノ、オルガン、ギター、ドラム、ベースを演奏してみよう。本物のように鳴る楽器で、リアルなプレイを楽しめます。そのうえ、本物の楽器では決してできないような演奏もできてしまう。

※その後、Touch Instrumentsは増え、琴、和太鼓などの日本の楽器や弦楽四重奏、中国の伝統楽器、高度なAlchemyシンセサイザーも利用できるようになった

 楽器に触ったことがない人でも、いきなりプロのように弾けるSmart Instrumentsも充実。エレクトリックギターをiPadにつなげば、クラシックアンプやストンプボックスエフェクトをリアルに再現したサウンドも楽しめる。内蔵のマイクで拾った音、ギターの演奏、ライブの録音。あらゆる音源を最大8トラック使えるミキサーでまとめあげ、魅力的なサウンドに仕上げたら、さっそくみんなに聴かせよう。

※最新バージョンでは最大32トラックまで使用できる

2011年11月2日からはユニバーサルアプリ化され、iPhone、iPod touchで利用可能になった

楽器のようにiPadを弾こう

  • 革新的なマルチタッチキーボードで、さまざまな楽器を演奏できる。
  • アコースティックやエレクトリックのドラムセットを使って、タップでリズムを刻める。

※リズムマシンに特化したビートシーケンサー、キャラクター性を持ったドラマーがさまざまなジャンルのドラムやパーカッションを自動演奏するDrummerも搭載された

  • 伝説のギターリグをiPad上に再現。9種類のアンプと10種類のストンプボックスエフェクトが選べる。

※ギターアンプはClean(15種類)、Crunchy(14種類)、Distorted(15種類)、Processed(15種類)、ストンプボックスエフェクト(エフェクター)は11種類

  • 内蔵されたマイクで録音した自分の声に、楽しいエフェクトをかけることもできる。

※現在のバージョンではAuto-Tuneのようなケロケロボイスを簡単に出せるようになった

  • サンプラーを使えば、録音した音を楽器に変えて、キーボードで演奏することができる。

誰でも最高のアーティストのように演奏できるSmart Instruments

  • Smart Keyboardならコードをタップするだけで、すぐにキーボードのグルーブを作ることができる。
  • Smart Guitarを使えば、アコースティックギターやエレクトリックギターのコードストロークが思いのまま。よく使われるコードの、フィンガーピッキングパターンをプレイすることもできる。
  • スクリーン上でエレクトリックとアップライトが選べるSmart Bassでは、コードをタップするだけですぐに最高のグルーブが生まれる。
  • Smart Drumなら、ドラムインストゥルメントをグリッドにドラッグするだけで、簡単にオリジナルのビートを作ることができる。

どこにいても曲が作れる

  • Touch Instruments、オーディオ録音、ループで作った最大8つまでのトラックをアレンジ、ミックスできる。
  • 曲の中の再生したいリージョンだけを正確に選び、トリミングや配置ができる。
  • ミキサーを使って各トラックのボリュームを微調整できます。トラックごとに、ソロ、ミュート、パンニング、リバーブやディレイも設定できる。
  • プロが制作した250以上のループを、あなたのオリジナル曲のバックバンドのように使える。

※最新バージョンでは5653のループが利用可能

曲を共有しよう

  • iPadから曲をそのままEメールで送れる(AAC)。
  • オリジナル曲をファイルに書き出して、iTunesライブラリに加えることができる(MacとWindowsパソコンのどちらにも対応)。
  • プロジェクトをあなたのMacに送り、MacのGarageBandで開いて、作品に磨きをかけていくこともできる。

※現在はLogic Proでも変換し、開くことができる

Copyright (C) 1998 Mac Treasure Tracing Club. All rights reserved.