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デジカメ市場縮小や楽天モバイルが話題に、ビックカメラ日本橋や2画面スマホも

【話題のニュースダイジェスト】 11月8日から14日までの期間、「BCN+R」で注目を集めたのは、デジタルカメラ(デジカメ)市場が大幅に縮小しているという内容の記事だった。また、楽天モバイルビックカメラ日本橋オープンについても多く読まれた。さらに、LGエレクトロニクス・ジャパンの2画面として使えるスマートフォン(スマホ)も話題になった。なお、キャッシュレス決済についても、依然として人気だ。ニュースを振り返る。

デジカメ販売が8年で7割縮小

 全国の家電量販店ECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2018年のデジタルカメラ市場は絶頂期である10年の約30%規模まで縮小していることが分かった。19年は、さらに下回る可能性がある。
 

 最も販売台数が多かった10年の販売台数を100.0とした際、18年の市場規模は30.2まで落ち込んでいる。19年は、10月までで21.2になっている。市場が縮小していることから、キヤノンニコンカメラ大手2社によるデジカメ事業は厳しい状況に陥っている。事業を安定的に継続するには、抜本的な策を講じる必要がありそうだ。

楽天モバイル、2300基地局に

 第4のキャリアとして、10月に自前回線による携帯電話サービスがスタートした楽天モバイル。現在は、東京23区・名古屋市・大阪市・神戸市で計5000人の無料契約者に限定し先行サービスを行っている。基地局の敷設状況は10月末時点で2300局。3月末までの敷設目標3432局に対し、67%の進捗率だ。
 

 12月には3000局まで増やし、目標の9割近くまで敷設できる見込みだという。11月7日に開いた楽天の第3四半期決算説明会で三木谷浩史会長兼社長は、「基地局の整備は前倒しで進んでいる」という。3月末を待たずして目標数を達成できそうな勢いだ。また、「できるだけ早急に本格サービスを開始したい」との考えを示している。どんな料金体系でいつ本格サービスを開始するのかに注目が集まる。

日本橋三越本店新館にビックカメラが出店

 ビックカメラは、2020年早春に、日本橋三越本店新館6階に「ビックカメラ日本橋三越本店(仮称)」を出店する。日本橋三越本店のコンシェルジュやスタイリスト(販売員)と連携し、他社や他店ではできない、百貨店と家電販売店の垣根を超えた提案やサービスを行っていく。売場面積は約1200平方メートル。
 
店内イメージと日本橋三越本店新館の外観

 新店舗は、一人ひとりに寄り添う「家電の新スタイルショップ」として、日本橋三越本店の顧客が満足できるよう、ハイエンドゾーンの商品、これまでの家電販売店で取り扱うことができなかったブランドやアイテムなども扱い、顧客層に合った店づくりを目指す。

経営者が最も使うQRコード決済は?

 経営者JPは、管理職以上(エグゼクティブ)の男女を対象に実施した、消費増税後の影響とキャッシュレス化に関する調査を実施した。大型還元キャンペーンで話題になったQRコード決済の中で、普段最もエグゼクティブに利用されているサービスは、PayPayだった。
 

 QRコード決済を普段使っていると回答したのは、全体の35.0%。中でも、最も利用されているのはPayPayで39.0%だ。同サービスのユーザーを役職別にみると、課長クラスが33.3%、部長クラスが42.9%、幹部・役員クラスが48.1%、経営者が32.4%という結果になった。

専用ケースで2画面になる「LG G8X ThinQ」発売へ

 LGエレクトロニクス・ジャパンは、専用の手帳型ケースを装着すると2画面として使えるスマートフォン「LG G8X ThinQ」を12月上旬以降に、ソフトバンクの新商品として発売する。二つのアプリを同時に操作してもスムーズに動作するスペックを備え、単体でもハイスペックな端末として使うことができる。
 
LG G8X ThinQ

 LG G8X ThinQは、「メインスクリーン」で動画を視聴しながら「LG デュアルスクリーン」でネットサーフィンやチャットをする、ゲームをプレイしながら片方で攻略サイトを見る、異なるゲームを同時にプレイする、といった使い方ができる。「LG デュアルスクリーン」を取り外して、「メインスクリーン」だけで使用することも可能だ。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからPOSデータを通じてスマートフォンやデジタルカメラ、4Kテレビなどの販売台数・金額データを毎日収集・集計しているデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。