攻める総務

社長が“VR出社”、社員からは「タメ語」 コロナ禍でも、コミュニケーションがうまくいく会社の秘訣VR法人HIKKY(1/2 ページ)

» 2020年08月18日 08時00分 公開
[山崎潤一郎ITmedia]

 新型コロナウイルスとの共生が当たり前になりつつある昨今、リモートワークやワーケーションの普及・推進と、働き方も様変わりしてきた。そのような状況下でさらにその先をゆく先進的な働き方を実践する企業がある。VR法人HIKKY(ヒッキー)は“VR出社”を実践している。その名が示す通り、仮想のオフィスに分身キャラの自分(アバター)を出社させ、業務を執り行う。

photo VR法人HIKKYでは、社員が仮想のオフィスに“VR出社”している=画像はHIKKY提供

 HIKKYは「VR法人」と名乗っていることからも想像がつくように、仮想空間内でのイベント開催を主なビジネスにしている。おおむね半年ごとに、「バーチャルマーケット」という仮想イベントを主催。2020年12月19日からは年をまたいで約3週間、「バーチャルマーケット5」を開催する予定だ。

 代表取締役社長の舟越靖氏が「VRの中に経済圏を構築するのが目的」と語るように「VR法人」という名称には、VRの専門集団としての決意を込めているそうだ。そんな企業だけに、コロナ禍でのリモートワークも、社員がVR空間のオフィスに出社して業務をこなすのは当然の流れといえよう。

社長に「タメ語」、フラットな会話ができる?

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.