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2019.10.05

“年間1000食”のカレーおじさん\(^o^)/が選ぶ!今年オープンのおすすめ8店【東京】

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレーおじさん\(^o^)/と申します。年間平均1000食以上というカレー実食経験を活かし、TV、雑誌、webなど様々なメディアでカレーについて色々と発信しております。

閑話休題。空前のカレーブームとも言える今日この頃。メディアでカレーの特集を見かける回数も、今年は例年以上に増えたと感じています。

カレーイベントも全国各地で開催されるようになり、様々な場所でカレーを食べられる機会が増え、SNSなどを中心にカレーマニアの数も右肩上がりで上昇を続けていると言えるでしょう。

需要が増えれば供給が増えるのは自然なこと。新しいカレーのお店も数多く生まれました。2019年にできたカレーのお店の傾向をまとめると、まずは全国的に盛り上がっているスパイスカレーのお店が増えたということが一番にあげられるでしょう。

そして都内に関して言えば、南インド料理のお店が続々と生まれていることに気づきます。人気店が新しい支店をオープンさせたり、名店で働いていた方が独立してお店をニューオープンさせたりと様々。

今回は2019年にニューオープンした東京都のお店をいくつかまとめてご紹介させていただきましょう。

記事配信:じゃらんニュース

渋谷のニュースポットに生まれたニュースタイルカツカレー

2019年1月オープン「トライアングルカレー」渋谷区

トライアングルカレー

ホテルや飲食店、企業なども混在している渋谷ブリッジ。そこにあるカレー居酒屋がこちらです。

看板には「CURRY IZAKAYA」とあり、外国人観光客にも照準を合わせているお店。開放的で広さもあり、おしゃれで居心地の良い空間。居酒屋ということで夜は天ぷらやよだれ鶏など、おつまみメニューも各種あります。

看板メニューはカツカレー。玉葱ベースのスパイスと野菜で作られたカレーは、軽やかでありながら出汁感もあって深い美味しさ。これにカツが合うんですよ。カツはカレーをかけずにご飯の上に乗せ、カツだけ食べても美味しいもの。カレーにつけて食べ、カツだけ食べ、自由に楽しめる新感覚カツカレーといえるでしょう。

様々なシーンで使えるお店なので、覚えておいて損はありません!

■トライアングルカレー
TEL/03-6803-8900
住所/東京都渋谷区東1-29-3 渋谷ブリッジ B棟 1階
営業時間/11:30~16:00(L.O.15:30)、18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日/日、その他不定休有
「トライアングルカレー」の詳細はこちら

下町ウォーターフロントで本格的南インド料理を

2019年3月オープン「南インドキッチン」中央区

南インドキッチン

昭和と令和の雰囲気が今も共存する佃の中で、現代的なエリアである「大川端リバーシティ21」。こちらのすぐ近くに南インド料理専門店がオープンしました。

南インドの味にこだわり、ランチのミールス(南インドのカレー定食)は日替わりで様々なカレーを味わうことができ、ディナータイムにはドーサ(南インドのクレープ的料理)やウタパム(南インドのお好み焼的料理)など、よりマニアックな南インド料理を楽しめます。

それぞれの料理は時に繊細に、時にワイルドに、千変万化の世界観。南インド料理のお店を大きく分けると、家庭的な味かレストランの味かの二つに分かれますが、こちらのお店はメニューによってそのどちらの味も楽しめます。

素朴な美味しさから華やかな美味しさまで色々なので、自分の好みを店員さんに伝えればおすすめを教えてくれるでしょう。お店も広く、店員さんも外国の方ですが笑顔の接客で安心できるお店ですよ。

■南インドキッチン
TEL/03-5144-3887
住所/東京都中央区佃2-2-7 2階
営業時間/【月~金】11:30~15:00(L.O.14:30)、17:00~23:00(L.O22:30)
【土・日・祝】11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~23:00(L.O22:30)
定休日/不定休
「南インドキッチン」の詳細はこちら

予約の取れない超人気店で修業したシェフが独立!

2019年4月オープン「アチャカナ」新宿区

アチャカナ

カレー好きなら誰もが知るといっても過言ではない超有名店であり、予約の取れないお店としても知られている大塚のカッチャルバッチャルで修業されたシェフが独立。新宿西口にオープンさせたのがこちらです。

カッチャルバッチャルの良さをそのまま引き継ぎ、そこにシェフの個性を加えているようなメニュー構成と味。つまりは超有名店と変わらぬクオリティということです。

名物チーズクルチャはチーズ好きにはたまらない逸品。とろけるチーズとニンニクの香りで食欲が増進されます。ポークスペアリブはスパイスが肉の旨味を引き立て、タンドールの遠赤外線の火入れによる絶妙の焼き具合でジューシー。海老の香味焼きも香り高くプリっとした食感で、このようにタンドール料理のレベルの高さはどれを取ってもピカイチです。

〆のカレーももちろん美味しくて、自分好みにコースを考えていくような楽しみ方もできます。

■アチャカナ
TEL/03-6883-3652
住所/東京都新宿区西新宿7-12-23 松沢ビル 3階
営業時間/11:30~15:00(L.O.14:30)、17:00~23:00(L.O.22:15)
定休日/日、その他不定休有
「アチャカナ」の詳細はこちら

奥渋でポークビンダルー一本勝負

2019年6月オープン「ポークビンダルー食べる副大統領」渋谷区

ポークビンダルー食べる副大統領

ポークビンダルーという料理をご存知でしょうか?インドはゴア地方で生まれた郷土料理であり、ポルトガルの煮込み料理がインドで進化してカレーになったものと言えばわかりやすいでしょう。酸味と辛さのバランスが特徴で、特に日本では今このメニューを出すお店が増えてきています。

そんなポークビンダルーの専門店、つまりはメニューにこれしかないという攻めたお店がこちら。店名も攻めていますね。

ポークビンダルーしかメニューに無いのですが、オリジナリティ溢れるサラダや卓上のスパイスを好みで追加することによって自分好みに仕上げられるのが面白いです。酸味と辛味と肉の旨味、甘味が重なって立体的な美味しさとなり、野菜の食感がそれに変化を出して、最初から最後までまったく飽きることなく食べられる一皿になっています。

■ポークビンダルー食べる副大統領
住所/東京都渋谷区宇田川町41-26 パピエビル 2階
営業時間/11:00~15:00(売切次第終了)
定休日/土・日・祝

大阪から来た西インド系間借りカレー

2019年6月オープン「ガヤバジ」台東区

ガヤバジ

スパイスカレー、そして間借りカレーの聖地とも言える大阪のカレー激戦区天満で知る人ぞ知る名店として知られたガヤバジが東京は浅草に移転オープンしました。西インド出身の女性が作る家庭的なインド料理を、大阪スパイスカレー的な雰囲気も感じさせる美しい盛り付けのワンプレートで提供するスタイルは、ありそうでなかったと言えるでしょう。

土日の昼限定営業で、メニューは日替わり。インド料理はインド料理でも、こちらのお店は素朴で美味しいインド家庭料理的な味わいが基本。そこに大阪的感覚から生まれる様々な工夫が加わり、見た目にも美しく、味も良くて健康にも良いカレーとなっています。

インド料理は主に北インド料理と南インド料理に分かれると言われますが、西インド料理というのはあまりお目にかかれません。こちらのお店に通えば、インド料理をさらに深く理解できるかもしれませんよ。

■ガヤバジ
住所/東京都台東区西浅草2-23-10 第2島谷ビル 2階
営業時間/11:00~15:00(売切次第終了)
定休日/月~金 ※土・日のみ営業
「ガヤバジ」の詳細はこちら

スパイスカレーの名店出身シェフによる新店が三軒茶屋に登場

2019年8月オープン「創作カレー MANOS」世田谷区

創作カレー MANOS

大阪スパイスカレーを全国に広めるのに一役買ったと言える名店旧ヤム邸。大阪のみならず東京は下北沢にもそのお店があり、どこも行列の人気店となっているのですが、その旧ヤム邸で長年修業されたシェフが独立し、オープンさせたのがこちらです。

定番のMANOSチキンは鶏肉の旨味をしっかり吸った大根も印象的な、スパイシーでありながら優しさのあるカレー。その他のカレーは週替わりだったり月替わりだったり、その時その時の旬の食材を使いながら、創作度の高いカレーがいただけます。

基本3種類用意されているカレーは、それぞれ味の方向性が異なる為に一緒に食べて感じるその差が楽しく、健康にも良いです。3つのうちの1つには何某かのキーマが入っているというのも大阪的で楽しいですね。時期によって色々と食べ比べることができるので、通っても飽きがこないお店と言えるでしょう。

■創作カレー MANOS
TEL/03-6805-3376
住所/東京都世田谷区太子堂3-18-2
営業時間/11:30~15:00(L.O.14:30)、18:00~22:00(L.O.21:30)
定休日/月ディナー・木
「創作カレー MANOS」の詳細はこちら

銀座の名店の支店がカレー激戦区神保町に!

2019年8月オープン「バンゲラズキッチン神保町」千代田区

極哩

南インドはマンガロール地方の郷土料理を高級志向で提供し、人気店となった銀座バンゲラズキッチン。今年5月にはインド人居住者が多い船堀に2店舗目をオープン、そして8月にはカレー激戦区の神保町で3店舗目をオープンと、ノリに乗っています。

神保町のお店はバンゲラズキッチンらしさはそのままに、神保町エリアの客層に向けてカレーライス的な提供の仕方もあったりと工夫されているのが流石。

インドにおいては魚介が名産の地域ということもあり、シーフード系が特に美味しいです。中でもフィッシュフライは絶品。淡白な白身魚はしっかりと辛さと香りがきいた特製ソースをまとい、ご飯にもパンにも合う美味しさ。コースタルセットは主食をブラウンライス、白米、ウルドゥードーサ、ルマリロティから選べるのも楽しいです。

素朴さと華やかさが止揚する料理の数々。南インド料理店も増えましたが、こちらは確固たる個性があるお店と言えるでしょう。

■バンゲラズキッチン神保町
TEL/03-3518-9136
住所/東京都千代田区神田錦町3-22 テラススクエア 1階
営業時間/11:00-23:00(ランチL.O.14:40、ディナーL.O.22:30)
定休日/無休

飯田橋の新進気鋭間借りカレー店

2019年9月オープン「極哩」千代田区

バンゲラズキッチン神保町

飯田橋にできた間借りカレーの新店極哩。

こちらのマスターはかなり個性的で、カレーを食べ歩いていくうちにハマったというわけではなく、カレー作りそのものに思いっきりハマり、実験を繰り返すように少しずつ作り方を変えて、とにかくカレーを作りまくっていたそうです。3年のカレー研究を経て、いつしか周りから「カレー屋をやった方が良い」と言われるまでになり、間借りからスタートしたのが9月のこと。

見た目は今どきのスパイスカレー的ではありますが、食べてみると甘味や旨味に重きが置かれたバランスであることがわかります。メインメニューのビーフカレーは欧風カレー的にフルーティーな美味しさですが、一般的な欧風カレーともかなり違うんです。

進化系欧風カレーと言いますか、独創的スパイスカレーと言いますか。キーマはジューシーでスパイス感もありつつ、やっぱり優しい。こういうカレーってありそうでなかなか無いんですよ。

今後もまだまだ進化していきそうな期待の新店です!

■極哩
住所/東京都東京都千代田区飯田橋4-7-8 第二山商ビル B1階
営業時間/10:30~14:00(売切次第終了)
定休日/日
「極哩」の詳細はこちら

まとめ

ひとくちにカレーと言っても様々なカレーがあります。同じ料理とは思えないくらいに違うものもあるのですが、全てがカレーと呼ばれているのは日本ならでは。

「カレーとは何か?」という問いに対する答えも多種多様で、決まり事はあってないようなもの。つまりカレーとはそれだけ自由な料理なのです。だからこその広がりと可能性があり、毎日食べても飽きることがありません。

そして、今流行している南インドカレーやスパイスカレーは、小麦粉を使わずに油の量も控えめで、非常に健康的なもの。毎日食べる人も増えていて、その需要に応えるべくしてお店の数も増えてきていると言えるでしょう。

今、注目度が高まっているカレーの世界。面白くて美味しくて深くて楽しいですよ!

※この記事は2019年9月時点での情報です

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カレーおじさん\(^o^)/  カレーおじさん\(^o^)/

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレー偏愛家。 年間平均カレー食数は1000を優に超えるという圧倒的経験を生かし、TVや雑誌などでカレー情報発信中。 カレーイベントやレトルトカレーのプロデュースも行う。 http://akinolee.tokyo

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