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開催終了シリアのために今できること

詳細

2013年09月04日 05:11 更新

【転送】シリアに平和を!
元JICAや明治学院大学の日本の方たちの奮闘。

http://chn.ge/14CCKab

シリア支援団体サダーカ
http://www.sadaqasyria.jp/ 

【プレスリリース】 2013年9月1日
空爆の報道・可能性及び2年半以上続くシリアの紛争に対して、サダーカは以下のように考えています。

【代表コメント】空爆・直接介入の報道を受けて、改めて既に数年間誰も止められない戦争に対する国際社会の行動の必要さを痛感しています。国連や各国リーダーの責任はもとより、国際社会の無知・無関心を問わざるを得ません。私たちは今一度呼びかけたいと思います。

・国連の関係者・各国代表の皆様:暴力という手段に訴えず、ブラヒミさんを中心に、アサド大統領および反対勢力側と話し合いの努力を続けてください。

・シリアへの武器の販売・搬入を行っている皆様:殺される人のことを考えて、武器をシリアに入れることを止めてください。

・武器で戦っている皆様:武器を置いて殺し合いをやめてください。

・近隣諸国の皆様:シリアから逃げてきた人々を今しばらく受け入れてください。

・シリア人の皆様:戦争を止めることをあきらめないでください。

とはいえ、国益、組織益が優先され、多くの武器や傭兵がシリア国内に流入する中、上記だけでは不十分であり、変化を呼び起こすための世論が必要です。

政治的な背景によりシリア人自身が声を挙げられない分、他国からの「非戦」の世論があれば戦争を止められたかもしれません。

現在、アラブの市民グループや国際NGO等も停戦に向けた動きを本格化させており、サダーカも人類の叡智に希望に託して署名活動を続けたいと思います。

署名サイト:https://www.change.org/peace_for_syria

【避難民の声】シリア人の避難民の家庭訪問を通して以下のような様々な声があります。
・これ以上死人を出すのはごめんだ、海外は武器や傭兵を入れるのを止めてほしい、
・どうでもいいから早く家に帰りたい、
・子供たちにこれ以上死体を見せたくない、

【今後どういう支援をしていくのか?】
1)8月15日終戦記念日から始めた署名運動を英語版、アラビア語版に拡大し、ヨルダンからの難民の状況等を発信しながら、戦争停止の為の民間外交に取り組みます。

2)9月8日のピース・ジャパンのイベントや10月5、6日のグローバルフェスタ等で、私たちが知るシリアの良さ(気持ちの温かさ、思いやり、寛容の精神等々)を訴え、戦争を経験しその惨禍を伝えていかなければいけない日本だからこそ即時停戦とシリアの平和を訴えます。

3)支援の届きにくいアンマンの貧困地域の調査及び支援継続します。

4)大学等の有識者と協力した停戦への取り組みを強化します。

コメント(67)

  • [28] mixiユーザー

    2013年09月25日 18:49

    我々日本にいる人間にとって、どれが精度の高い情報かを見極めるのは
    非常に難しい場合があります。

    様々な情報を照合しながら、事実を把握するしかないのではないでしょうか?

    ある情報を全くのデタタメと切り捨てるのは簡単ですが、そこにある意図というものを
    きちんと考えなければ、我々自身が思考停止に陥ってしまうと思います。
  • [29] mixiユーザー

    2013年09月26日 08:22

    >>[28]

    一般論としておっしゃる通りです、同意します。

    そこで逆に質問させていただきたいのですが、

    プロフを拝見させて頂きましたが、「アラブ民族」のコスプレをされてらっしゃって、「アラブ」好きのryo3110さんは、

    例えばイスラエル・パレスチナ問題に関し、

    「偏見なく平等に、どのような思想・報道であれ切り捨てずに」情報収集をされてらっしゃいますか?

    つまり、米国のネオコンやユダヤロビー、イスラエルの極右やユダヤ原理主義団体、こういった連中の「報道」や「情報」も、「偏見なく平等に、どのような思想・報道であれ切り捨てずに」きちんとフォローされた上で、「どれが精度の高い情報かを見極め」てらっしゃるのでしょうか?

    私はスンナ派ムスリムですが、シリア民族主義・世俗主義という政治的立場を持っていますので、政治的もフィクション(もっと言えば妄想ですが)である「アラブ民族」主義やイスラム原理主義の方々の情報は最初から、余りにもアホらしく、時間の無駄ですので、よほど重要な情報が含まれていない限りはテキトーに受け流しております。

    ただ、ここで「アラブ・イスラム」主義者が皮を被った「学者」様たちに無自覚にも洗脳されて、彼らのイデオロギー戦に利用されている方がいらっしゃったので、論争をさせて頂きました。
  • [30] mixiユーザー

    2013年09月26日 10:20

    >>[29]

    私のコスプレを見ていただき、ありがとうございます。

    イスラエル・パレスチナ問題に関しては、シリア人やトルコ人、エジプト人などから情報を得ています。私の場合、日本の報道は参考程度に見ています。
    というのも、アラブ諸国の人々と、日本の報道があまりにも違うからです。

    自分で見たこと、実際に体験したこと。
    それ以外の情報というのは参考程度でしかありません。

    ニュース報道やブログなどは、私にとって同等の価値でしかありません。
    権威あるメディアなどというのは、存在しないと思います。

    ただ、フィフィさんのブログには、興味深い記述も多く、いちいち納得させられますね。
    https://twitter.com/FIFI_Egypt

    逆にお伺いしますが、アブドゥさんは情報収集をどのように行っていますか?_
  • [31] mixiユーザー

    2013年09月29日 13:47

    >>[30]

    あまりの、論理破綻、低レベルな内容に言葉を失って、放置プレイしてしまいました。

    まともに相手にするのも無駄だなーと思いつつ、今ちょうど暇なのでレスを。

    まずはご質問へのご返答から。

    >逆にお伺いしますが、アブドゥさんは情報収集をどのように行っていますか?

    当方、アラビア語(フスハー及びシリア口語)をネーティブレベルで話すようになって15年ほどです。

    その間にイスラム教の近現代の思想・政治について大学院に通い、研究者をしていました。

    その後、某省に拾われて、情報収集・分析の専門家として、サウジアラビアとヨルダンで合計5年勤務しました。

    留学・研究等も含めればアラビア語圏には10年ほど滞在しました。

    業務の内容は、汎アラビア語紙からローカル紙などの新聞(アラビア語・英語)、アル・ジャジーラなどのアラビア語ニュースのメディアのフォローを基本として、そこからテーマを拾い、ジャーナリスト、政治活動家、政府高官、大学教員、および現場の住民などに聞き取り調査をして報告書を作成するという内容でした。

    なお、留学地域は、シリアが中心でしたが、エジプトと占領パレスチナ地(西岸)も含まれています。

    パレスチナ留学中は、ヘブライ語も使って、イスラエル側からもきちんと情報を得るように心がけていましたね。

    サウジ勤務中に911が発生しましたので、当然、調査テーマは、アル・カーイダを中心とするサラフィー=イスラム原理主義の歴史と現状でした。

    ヨルダンでも引き続き、そのテーマでの調査を行いつつ、主な業務は日本の対UNRWA支援の調整ということで、パレスチナ・ヨルダン・レバノン・シリアというアラビア語圏政府高官らはもちろん、支援諸国である欧米諸国、合計20ヶ国以上の外交官と毎週のように公式・非公式な会合や調査を行っていました。

    今は、職務も研究も離れておりますので、最低限のメディアおよびネットでの時事問題のフォローをしています。

    これだけ調査研究をしてきた経験があれば、メディアのニュースをフォローするだけで、その裏側にある各国・各勢力の本当の思惑や、情勢の真相がおおよそ見えますね。

    そして何より得た貴重な視座は、日本・欧米のメディアが偏向しているのと同様に、日本(および欧米の一部)の「学者」たちもまた、ベクトルが真逆なだけで、偏向したイデオロギー集団として情報戦を展開しているという事実です。

    彼ら「学者」連中の(一部もしくは多く)は、「アラブ民族」主義もしくはイスラム原理主義のイデオローグとして情報戦をしているに過ぎないことがよく分かりましたね。おかげさまで、「学者」連中の情報戦を鵜呑みにして洗脳されることもなくなりました。事実を正確に認識している学者か、イデオロギー偏向して情報戦をしている「学者」か、すぐに見分けがつきますね。

    原発ムラの「学者」とまったく同じですが、「学者」だからと鵜呑みにするのは大変危険です。

    (続)
  • [32] mixiユーザー

    2013年09月29日 14:11

    >>[30]

    >イスラエル・パレスチナ問題に関しては、シリア人やトルコ人、エジプト人などから情報を得ています。私の場合、日本の報道は参考程度に見ています。
    というのも、アラブ諸国の人々と、日本の報道があまりにも違うからです。 <

    >自分で見たこと、実際に体験したこと。
    それ以外の情報というのは参考程度でしかありません。 <

    つまり、アラブコスプレさんは、メディアは一切信用しない、「現地の友人」からの情報と、自分で見聞きしたことだけを情報源として信頼すると。

    じゃあ、その「現地の友人」たちからの情報が信頼できるものかどうかはどのように見極めることができるのですか?

    >自分で見たこと、実際に体験したこと。
    それ以外の情報というのは参考程度でしかありません。 <

    ということはメディアも含めた「伝聞」を一切信用しないという原則になりますが、「現地の友人」たちからの情報も、これまた「伝聞」にすぎません。アラブコスプレさんご自身がご自分で体験したものではありませんね、「伝聞」という点ではメディアとなんら同じレベルに過ぎません。

    アラビア語話者としてアラビア語圏で情報収集・研究をしてきた経験則で言えば、アラビア語話者の方々の政治的おしゃべりの殆どは、「聞く価値すらないもの」です。彼らは、存在しない「アラブ民族」なる妄想や、常に自分たちは被害者であって、テロなどの暴力についての責任は一切認めず、それらを「CIA・モサドの陰謀」で片づけ、延々と「アラブ民族」やら「イスラム共同体」という政治的妄想を話すだけです。

    アラビア語話者のうち、本当に効く価値のあることを話してくれるのは、一部の宗教的・エスニック的少数派か、高度なインテリのリベラル層だけですね。

    多分1万人以上のアラビア語話者と話してきましたが、最初に2-3分話せば、「妄想アラブ民族・イスラム共同体」に囚われている多数派か、その妄想・洗脳から卒業できていて、発言を聴く価値がある少数派か、すぐに分かります。

    ちなみにアラブコスプレさんは、「アラブ民族」なる妄想に洗脳されてらっしゃるようですが…

    とても簡単に「アラブ民族」の矛盾を指摘しましょう。

    「アラブ民族」の定義はたった一つです。アラビア語話者であること、それだけです。

    では、地図を広げてみてみると、「アラブ連盟」に加盟している諸国に、ソマリア、ジブチ、コモロ共和国が含まれています。

    これらの国々は公用語としてアラビア語を使用していますが、実際のネーティブ言語は、非アラビア語の各種民族諸語です。彼らは学校教育で外国語と同様に学習によってアラビア語を習得しているに過ぎません。

    そして、地中海に目を向けると、EUに加盟している小さな島国であるマルタ共和国があります。マルタ共和国は英語も公用語にしていますが、実際にネーティブの言語として(同時に公用語としても)話されているのは、アラビア語チュニジア方言がロマンス諸語(主にシチリア語)の影響をうけたアラビア語の一種です。
  • [33] mixiユーザー

    2013年09月29日 14:23

    歴史に目を向けてみましょう。

    今「アラブ民族」と主張しているアラビア語話者諸民族が、単一国家・民族として存在していたことは全くありません。

    この「アラブ民族」なる政治的妄想の発生以前は、アラビア語話者諸民族の多くは、オスマン帝国の支配下としてオスマン帝国臣民として500年以上も歴史を刻んできました。オスマン帝国の公用語はトルコ語(現代トルコ語ではなく)にアラビア語とペルシャ語を混ぜ、アラビア文字で表記されるオスマン語であり、アラビア語ではありません。

    それ以前に、現在のアラビア語圏には数多くのアラビア語イスラム王朝が栄枯盛衰を繰り返しましたが、殆どの王朝は、各地方、地域を支配しただけで、現在の全てのアラビア語圏を支配した王朝はほぼありません。

    唯一の例外が、預言者ムハンマド様と正統カリフ時代の侵攻による領土拡大完成時だけです。

    しかし、当然ですが、アラビア半島はアラビア語圏でしたが、当時のそれ以外の支配下の領土は、非アラビア語圏です。

    彼ら非アラビア語諸民族が、アラビア語イスラム王朝の栄枯盛衰の中で、徐々に言語がアラビア語に変化していったわけです。

    それは、各地の話されている口語が多く差異があり、現地のオリジナルの民族語(シリア地方ではアラム語、エジプトでは古代エジプト語、モロッコではベルベル語、マルタや旧アンダロス地方ではロマンス諸語)の影響が顕著に残っていること、そしてなにより、モロッコ地方には未だに非アラビア語話者のベルベル民族、シリア・イラク地方には、アラム語話者やクルド民族が残っている事実からも明白です。

    つまり、現在自分たちを「アラブ民族」と妄想している諸民族は、元々は血縁・民族的にはアラブ民族とは何の関係もない民族集団で、歴史的に言語としてアラビア語を獲得しただけであり、オスマン帝国崩壊までは彼らは自分たちを「アラブ民族」などとは一切認識していませんでした。

    「アラブ民族」なる政治的妄想はオスマン帝国崩壊後のたかだか100年の間に成立した政治的イデオロギーでしかありません。
  • [34] mixiユーザー

    2013年09月29日 14:36

    >>[30]

    とまあ、いとも簡単に「アラブ民族」なるものが政治的フィクションに過ぎないことは証明できるのですが、問題は、アラビア語話者諸民族が、この100年間で、フィクション・妄想に、集団で洗脳されてしまった、更にはより悪質な妄想である「イスラム共同体、イスラム法の統治」が「唯一にして全ての問題への解決」であるという、カーゴ・カルト、1000年王国運動のような宗教原理主義に向かい始めていることです。

    正直、ここまで調査・研究・滞在を続けてきた結論は、「アラブ民族」と自己定義する方々は非常に困った方々だし、まして7世紀の砂漠の政治・社会システムと法律を持ち出せば21世紀の問題が魔法のように解決されると信じている原理主義の方々は、もう「終わっている」ということですね。

    唯一の希望が、シリア民族主義がきちんと一定の政治制度・イデオロギーとして定着し、かつ世俗主義を堅持していたシリア共和国だったのですが。

    さて、このあたりで終わりにします。

    最後に、アラブコスプレさんへ。

    ●メディアは伝聞であって一切信用しない。

    ●「現地の友人」と自らの体験のみを信頼できる情報とする。(しかし、「現地の友人」なる情報も伝聞にすぎないという矛盾はどうされるのでしょうかね?)

    とおっしゃるあなたに、ご自分のお言葉をお返しします。

    「ある情報を全くのデタタメと切り捨てるのは簡単ですが、そこにある意図というものを
    きちんと考えなければ、我々自身が思考停止に陥ってしまうと思います。」

    そう、他でもない、あなたご自身が思考停止なんですよ。



  • [35] mixiユーザー

    2013年09月29日 22:27

    見させて思ったんだけど、私は、どちらも批判はしない、けど、私にとって、どちらも素晴らしい情報。
    私では無理な調べ。
    ありがとうの一言です。
    これからも日本では得ない情報、報告を期待してます。
  • [36] mixiユーザー

    2014年01月21日 18:07

    あ、私アブドゥさんに反論されてたのですね。
    このコミュニティの発言が停滞して残念です。
    2014年も様々な意見交換できればと思います。
    よろしくお願い致します!
  • [37] mixiユーザー

    2014年03月06日 15:07

    昨今のシリア情勢について、報道されている以外の情報をお持ちの方がいらっしゃれば、どんどんあげていただければと思います。
    たまに粘着質な書き込みをする方がいらっしゃいますが、それはそれとして気にせず情報交換できればと思います。
    よろしくお願い致します!
  • [39] mixiユーザー

    2014年03月06日 22:39

    ウクライナもねー。
    大国同士の綱引きの様相を呈してますよね。
  • [40] mixiユーザー

    2014年09月14日 16:41

    http://www.huffingtonpost.jp/alastair-crooke/you-cant-understand-isis_b_5807238.html?utm_hp_ref=mostpopular
    Alastair Crooke Headshot

    アラスター・クルーク 元イギリス秘密情報部(MI6)幹部 中東担当

    イスラム国を理解するには、サウジアラビアの過激主義「ワッハービズム」を知らなければならない

    投稿日: 2014年09月12日 12時43分 JST 更新: 2014年09月12日 22時32分 JST

    イスラム国の劇的な出現は西側の多くの人々に衝撃を与えている。そして多くの人が困惑して、恐怖を感じている――その暴力と、イスラム教スンニ派の若者たちへの明らかな求心力にだ。さらに、この出現に直面したサウジアラビアの迷走を厄介に、また不可解に感じ、首をかしげている。「サウジはイスラム国が自分たちをも脅かしていることに気付いていないのだろうか?」と。

    今でさえ、サウジアラビアの支配階級のエリートたちは分裂しているように見える。ある者たちは、イスラム国がイランのシーア派の"武力"にスンニ派の"武力"で対抗するのに拍手喝采だ。新しいスンニ派国家が、まさに彼らがスンニ派の歴史的遺跡とみなす中心地で具体化しているからだ。そしてそれらはイスラム国の厳格なサラフィスト(サラフと呼ばれる初期イスラムの時代を理想とするサラフィー主義の一派)・イデオロギーにより出現している。

    他のサウジ人たちはもっと恐れており、ワッハーブ派(18世紀半ばにアラビア半島に起こった復古主義的なイスラム改革運動)のイフワーン(サウジアラビアの建国を支えた民兵組織)によるアブドゥル・アジズ・イブン・サウード(サウジアラビア初代国王)への反乱の歴史を思い出している。(お断り:このイフワーンはイスラムの兄弟関係を意味するイフワーンとは無関係である。――今後のすべての言及はワッハーブ派のイフワーンに関するもので、イスラムの兄弟関係のイフワーンについてではないことにご注意いただきたい)。イフワーンは1920年代末に、ワッハーブ派とサウド家をほぼ崩壊寸前まで追い込んだ。

    多くのサウジ人はイスラム国の急進的教義に深く困惑している――そして、サウジアラビアの方向性と論理のある部分に疑問を投げかけ始めている。

    サウジの二重性

    イスラム国をめぐるサウジアラビアの内的不調和と緊張は、この王国の教義上の構造やその歴史的起源のまさに核心に存在する、固有の(また持続する)二重性を知ることで初めて理解できる。

    サウジのアイデンティティーの1つの支配的な鎖は、ムハンマド・イブン・アブドゥル・ワッハーブ(ワッハーブ派の創始者)と、イブン・サウードにより示された急進的で排他的なピューリタニズムの採用に直接つながる(後者は当時、非常に乏しい灼熱のネジド砂漠でベドウィン部族たちを襲い続ける多数の指導者たちにまぎれた、目立たないリーダーの一人に過ぎなかった)。

    この複雑な二重性への2つ目の鎖は、1920年代の、アブドゥル・アジズ王に続く国家体制へのシフトに正確に結びつく。彼がイフワーンの暴力を抑制したこと(イギリスやアメリカに対し国家として外交的立場を取るため)、ワッハーブ派の元来の衝動を制度化したこと、そして続く1970年代の、絶好のタイミングで押し寄せてきたオイルマネーの蛇口を捕らえたこと、変化しやすいイフワーンの流れを内側から外側へ向けさせたことだ。それらはイスラム世界全体に、暴力革命よりも文化革命を拡散させることによって実現した。

    しかしこの"文化革命"は穏やかな改革主義ではなかった。それはアブドゥル・ワッハーブが自らの内に知覚した、腐敗と逸脱へのジャコバン派に似た憎悪に基づく革命であり、すべての異端と偶像崇拝を粛清するよう求めるものだった。

  • [41] mixiユーザー

    2014年09月14日 16:42

    イスラムの詐欺師たち

    アメリカの作家でジャーナリストでもあるスティーブン・コールは、14世紀の厳格なイスラム法学者イブン・タイミーヤの厳しくて口やかましい弟子、アブドゥル・ワッハーブが、"上品さ、芸術家気取り、喫煙、大麻吸引、太鼓を叩くエジプト人、そしてアラビアを縦断してメッカへ祈りに行くオスマン貴族"をいかに軽蔑していたか書いている。

    アブドゥル・ワッハーブの思想によれば、彼らはイスラム教徒ではない。イスラム教徒の仮面をかぶった詐欺師だ。もちろん、地元のベドウィン・アラブ人の振舞いを、もっとましだと思ったこともない。彼らは聖人をあがめ、墓石を建て、"迷信"(たとえば墓や、特に神聖とみなされる場所をあがめたりすること)に従うことで、アブドゥル・ワッハーブを怒らせた。

    これらの振舞いすべてを、アブドゥル・ワッハーブは異端――神により禁止されている、として非難した。

    昔のタイミーヤのように、アブドゥル・ワッハーブは預言者ムハンマドがメディナ(イスラム教の聖地)にいた期間こそ、すべてのイスラム教徒が倣おうとすべき理想的なイスラム社会("最良の時代")だったと信じていた(本質的に言って、これがイスラム教の最も保守的な思想であるサラフィズムにほかならない)。

    タイミーヤはシーア派、スーフィズム(イスラム教の神秘主義思想)、そしてギリシャ哲学に対し宣戦布告した。彼はまた預言者の墓を訪れて誕生日を祝うことにも反対し、そのような振舞いはすべて、イエスを神として崇拝(つまり偶像崇拝)するクリスチャンのまねごとにすぎないと宣言した。アブドゥル・ワッハーブはこれら初期の教義すべてを吸収し、こう言った。イスラム教義のこの特定の解釈を受け入れる面で、信者の側に「なんであれ疑いや躊躇」があれば、「その者は財産や命を免除される権利を奪われる」べきだ。

    アブドゥル・ワッハーブの主要な教義のひとつがタクフィール(不信仰者の宣告)の主要な考えとなった。タクフィールの教義のもとでアブドゥル・ワッハーブと彼の追随者たちは、何であれ絶対の権威(すなわち王)の主権を侵害するような活動に携わった仲間のイスラム教徒を異端者とみなすことができた。アブドゥル・ワッハーブは、死者、聖人、天使をあがめたイスラム教徒すべてを非難した。そのような感情は、神に対し、また神にのみ示されるべき完全な服従を損なうと考えたのだ。よってワッハーブ派のイスラム教義は、聖人や死んだ愛する人に祈ることや、墓や特別なモスクへの巡礼、聖人をたたえる宗教的祭り、イスラムの預言者ムハンマドの誕生日を祝うこと、そして死者を葬る際に墓石を使用することさえ禁じた。

    この考えに従わない者は殺されるべきであり、その妻や娘たちは犯されるべきであり、その財産は没収されるべきだと彼は書いている


    アブドゥル・ワッハーブは服従を要求した――物理的、具体的に示される服従だ。彼は、イスラム教徒すべては1人のイスラム指導者(カリフ、もし存在するならば)に個人的に忠誠を誓う必要があると論じた。この考えに従わない者は殺されるべきであり、その妻や娘たちは犯されるべきであり、その財産は没収されるべきだ、と書いている。死に処されるべき背教者のリストには、シーア派、スーフィー派、そして他のイスラム宗派、すなわちアブドゥル・ワッハーブが決してイスラム教徒であるとは考えなかった人々が含まれていた。

    ここにはワッハービズムとイスラム国を区別するものは何もない。裂け目は後に現れることになる。後の、ムハンマド・イブン・アブドゥル・ワッハーブの教義を制度化した"1人の支配者、1つの権威、1つのモスク"―― これら3つの柱のそれぞれがサウジ王、すなわち正統ワッハービズムにおける絶対的権威を現す、そして"言葉"を支配することだ(つまりモスクだ)。

    これが裂け目――イスラム国による、スンニ派が全権を振るうこれら3つの柱の否定――、すなわち他のすべての要素についてはワッハービズムを受け入れるイスラム国を、サウジアラビアの深刻な脅威としているものだ。

  • [42] mixiユーザー

    2014年09月14日 16:43

    ワッハービズム小史
    1741年―1818年

    こうした超急進的思想をアブドゥル・ワッハーブが擁護したことは、必然的に彼自身が町から追放されることにつながった。そして1941年、放浪を繰り返したあげく、イブン・サウードと彼の部族の保護の元に避難することになる。イブン・サウードはアブドゥル・ワッハーブの高潔な教えがアラブの伝統と慣習を覆す手段になると考えた。それは権力掌握への道だった。

    彼らの戦略は、現代のイスラム国と同様、征服した人々を服従させることだ。恐怖を植え込むことがねらいだった


    アブドゥル・ワッハーブの教義を手中に収めたイブン・サウードの一族は今や、いつも行っていること、すなわち近隣の村を襲って財産を奪うことができた。ただし今回はただアラブの慣習の範囲で行うのではなく、ジハードの旗の下にだ。イブン・サウードとアブドゥル・ワッハーブはさらに、ジハードの名の下に殉教という考えを持ち込んだ。それら殉教者たちはそのまま楽園へ行くことが保証されるというのだ。

    当初、彼らはいくつかの小さな地元コミュニティを征服して自分たちのルールを課した(征服された人々には限られた選択肢しかなかった。ワッハービズムへの改宗、もしくは死である)。1790年までに、この連合はアラビア半島の大半の地域を支配しており、メディナ、シリア、イラクを繰り返し攻撃した。

    彼らの戦略は、現代のイスラム国と同様、征服した人々を服従させることだ。恐怖を植えつけることがねらいだった。1801年、この連合はイラクの聖都カルバラを攻撃した。女性や子供を含む何千人ものシーア派を虐殺した。預言者ムハンマドの殺害された孫であるイマーム・フセインの寺院を含め、シーア派の寺院の多くが破壊された。

    イギリスの役人、フランシス・ウォーデン中尉は当時の状況を観察し、「彼らはそこ(カルバラ)のすべてを略奪し、フセインの墓を・・・略奪した。その日の、独特の残酷な状況の中で、5000人以上の住人を殺害した・・・」と書いている。

    オスマン・イブン・ビシャール・ナジ、第一次サウード王国の歴史家は、イブン・サウードが1801年のカルバラの大虐殺に関わったことを記している。彼は誇らしげにその虐殺を記録していた。「われわれはカルバラを制圧し、その民を殺し、(奴隷として)捕らえた。アラーが賛美されますように、世界の主が。われわれは謝罪しない、そして言う、『不信者たちへも、同様の扱いを』」。

    1803年、アブドゥル・アジズは、恐怖とパニックにより降伏した聖都メッカに入った(同様の運命がメディナにも間もなく訪れることになる)。アブドゥル・ワッハーブの追随者たちはメッカにある歴史的建造物やすべての墓、寺院を破壊した。1803年末までに、彼らはグランド・モスク近くの何世紀もの歴史を持つイスラム建築物を破壊した。

    しかし1803年11月、シーア派の暗殺者がアブドゥル・アジズを殺害する(カルバラの大虐殺の報復だ)。彼の息子、サウド・ビン・アブドゥル・アジズがその後を継ぎ、アラビアの征服を継続した。しかしオスマンの支配者たちはもはや、指をくわえて自分たちの帝国が少しずつ削り取られていくのを見ていることはできなかった。1812年、エジプト人で構成されたオスマンの軍隊はこの連合をメディナ、ジェッダ、そしてメッカから追い出す。1814年、サウド・ビン・アブドゥル・アジズは熱病により死亡した。しかし彼の不運な息子、アブドゥラ・ビン・サウードはオスマン人によりイスタンブールへ連れてゆかれ、陰惨な方法で処刑された(イスタンブールを訪れたある人は、彼がイスタンブールの通りで3日間にわたって辱められ、その後つるされて首を切られ、切断された頭部はキャノン砲で吹き飛ばされ、心臓は切り出されて体の上に突き刺されたと報告している)。

    1815年、ワッハーブの軍は決定的な戦いでエジプト人(オスマンのために行動していた)と衝突する。1818年、オスマン人はワッハーブの首都ディルイーヤを制圧し破壊した。ここに第一次サウード王国は消滅した。ワッハーブ派の少数の生き残りが再起のため砂漠に逃げ、19世紀の間のほとんど、そこで沈黙を貫いた。

  • [43] mixiユーザー

    2014年09月14日 16:44

    イスラム国により歴史は繰り返す

    現代のイラクにおけるイスラム国によるイスラム国設立が、歴史を思い出す人々の間でどのように共振するかを理解するのは難しくない。確かに、18世紀のワッハービズム思想はネジド(サウジアラビア中央部の高原地域。ワッハーブ派の発祥地)において枯渇しなかった。それは第一次世界大戦の混乱のさなかにオスマン帝国が崩壊した時、唸り声を上げて舞い戻ってきた。

    アル・サウードは、この20世紀のルネッサンスにおいて簡潔で政治的に抜け目のないアブドゥル・アジズに導かれた。気難しいベドウィン部族たちを統一し、先に述べた通り、アブドゥル・ワッハーブとイブン・サウードによる改宗者たちとの戦いの思想に基づいたサウジの"イフワーン"を創始した。

    イフワーンは、初期の激しい半独立の急進的運動から派生したものだ(そのために自ら進んで武装したワッハーブ派の"道徳者たち"は、1800年代初頭にアラビア半島をほぼ掌握した)。当初と同じように、イフワーンは再び1914年から1926年の間にメッカ、メディナ、そしてジェッダの制圧に成功する。しかしアブドゥル・アジズは、イフワーンによって掲げられる革命的な"ジャコバニズム"が、自分のより広範な関心事にとって脅威になると感じ始めた。イフワーンは反乱し、内戦が始まった。内戦は1930年代まで続いた。アブドゥル・アジズが彼らをマシンガンで射殺し、終結させたのだ。

    この王(アブドゥル・アジズ)にとって、それまで数十年間続いていたイスラムの純粋な真理は価値のないものとなってしまった。アラビア半島で石油が見つかったからだ。イギリスとアメリカは、アブドゥル・アジズに言い寄りつつも、なおアラビアの唯一の正当な支配者としてメッカの太守シャリフ・フセインを支持することに傾いていた。サウード家は、もっと洗練された外交的姿勢を示す必要があったのだ。

    ワッハービズムは強制的に変換させられた。革命的ジハードと神学的なタクフィールの純化運動から、保守的、社会的、政治的、神学的、宗教的ダワ(イスラム布教活動)と、サウード家と王の絶対的権力への忠誠を掲げる制度を正当化する運動へである。

  • [44] mixiユーザー

    2014年09月14日 16:44

    オイルマネーがワッハービズムに広がる

    石油資源が掘り当てられ(フランスの学者ジャイルズ・ケペルが書いているように、サウジの目標は、ワッハービズムを、"ワッハービズ"[ワッハービズム・ビジネス]イスラム国家へ向けてイスラム世界全体に広め、この宗教内部での異なる思想を退けて"単一の信条"にすることだ)、この運動は国家的分裂を克服するはず、だった。このソフトパワー(その社会の価値観、文化的な存在感、政治体制などが他国に好感を持って迎えられ、外交に有利に働くこと)の表明に対して何十億ドルもの富が投資されており、さらに投資されるはずだった。

    それは魅力的な何十億ドルもの富、そしてソフトパワーの投影だった。サウード家が推し進めようとした、イスラム教スンニ派を管理しアメリカの利益を促進しようとする意図は、教育的、社会的、文化的にイスラム世界全体へワッハービズムが付随的に埋め込まれた。その結果、西側世界の政策がサウジアラビアに依存するようになった。1945年2月、アブドゥル・アジズが(ヤルタ会議から大統領を連れ戻す)アメリカの戦艦クインシー号でルーズベルトと会談したときから今日までずっと続いてきた。

    西側の人々はこの王国を見た。彼らはその富を、見かけだけの近代化を、公言されたイスラム世界のリーダーシップを凝視した。そしてこの王国が近代社会の要求に屈服することになるだろうと予測していた。そしてスンニ派イスラムの指導部も、近代社会のために、王国に屈服するだろうと。

    「一方では、イスラム国はワッハーブ派が深く根ざしている。他方で、違った意味で超急進的だ。それは現代ワッハービズムへの是正運動に本質的に見ることができる」。

    しかしイスラム教へのサウジ・イフワーンのアプローチは1930年代に断絶していなかった。イフワーンは衰退したが、システムのさまざまな場所に影響力を残していた――だから今、我々はサウジのイスラム国への姿勢に二重性があると見ている。

    一方では、イスラム国は深く根ざしたワッハーブ派だ。他方で、異なる意味で超急進的だ。それは現代ワッハービズムへの是正運動に本質的に見ることができる。

    イスラム国は"ポスト・メディナ"運動だ。闘争の旗印として預言者ムハンマド自身よりも、2人の正統カリフ(初期イスラム国家の最高権威者)カリフに目を向けており、サウード家の支配権を強く否定している。

    サウード家の支配者たちが石油時代に花開き、かつてないほど隆盛したのに伴い、原理主義的なイフワーンのメッセージは主張の拠り所を得た(第3代国王ファイサル王の近代化キャンペーンにもかかわらず)。"イフワーン・アプローチ"は多くの裕福な男女とシャイフ(アラブの族長)たちの支持を得たし、今も得ている。ある意味で、オサマ・ビン・ラディンは、まさにこのイフワーン・アプローチが遅まきながら花開いた象徴であった。

    現在、イスラム国が王権の正当性を弱めようとする動きは問題ないとみられている。むしろ、サウード家―ワッハービズムへの原点回帰だと言える。

    西側のプロジェクト推進のため、サウード家と西側諸国がこの地域の共同管理(社会主義、バーシズム、ナセリズム、ソビエト、そしてイラクの影響力に対抗して)を行っている。西側の政治家たちは、彼らがサウジアラビア(富、近代化、影響力の拡大)の選択を担ったことを強調している。しかし彼らは、ワッハーブ派の動きは無視することにした。

    結局のところ西側の諜報機関は、もっと急進的なイスラム原理主義がアフガニスタンからソ連を追い出すために――また好まれない中東の指導者たちや国家との戦いに、より効果的だと認識していた。

    であれば、サウジの情報機関トップであるバンダル王子のサウジ―西側コネクションがシリアのアサド大統領への反乱を指揮するよう命じ、現代のイフワーン的な暴力、恐ろしい急進的活動、すなわちイスラム国を出現させたことに驚きはない。ワッハービズムについていくらか知っているなら、シリアの"穏やかな"抵抗勢力が神話のユニコーンよりも珍しい存在だということに驚くこともないだろう。急進的なワッハービズムが穏健派を生み出すなどと、どうして想像できるだろう。あるいはどうやって"1人の指導者、1つの権威、1つのモスク:服従させよ、さもなくば殺せ"という教義が、最終的に中庸、譲歩につながると想像するのだろうか。

    あるいは、多分、想像したこともないだろう。
  • [45] mixiユーザー

    2015年02月16日 12:57

    16日付日経記事

    http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040001_W5A210C1000000/

    コプト教徒殺害映像 エジプト大統領、評議会を緊急招集
    2015/2/16 7:10 (2015/2/16 10:24更新)

     【カイロ=共同】過激派組織「イスラム国」のグループは15日、リビアで拘束していたエジプトのキリスト教の一派、コプト教徒21人を殺害したとみられる映像をインターネット上に公開した。残虐な映像により、リビアでの勢力を誇示する狙いとみられる。

     コプト教徒は、イスラム国に忠誠を誓うリビアの過激派に拉致されたとされる。12日に公開されたイスラム国の英字機関誌「ダビク」は、リビアで「イスラム国の戦士が21人のコプト教徒を拘束した」と伝えていた。

     エジプトの中東通信によると、コプト正教会は「殺害された21人を追悼する」と表明。シシ大統領は国防評議会を緊急招集した。

     映像では、覆面姿の戦闘員が「十字軍の兵士たちよ。おまえたちの安全は希望でしかない」と英語で警告。地中海沿岸とみられる浜辺に多数の戦闘員が並び、その前に1人ずつオレンジ色の着衣の男性がひざまずかされ、首を切られ殺害された。

     シリアとイラクにまたがる地域に国家樹立を一方的に宣言したイスラム国に対し、一部過激派が忠誠を表明しており、エジプト・シナイ半島に続き、リビアの過激派も活動を活発化させていた。

     リビアはエジプトの隣国で、エジプト人の出稼ぎ労働者が多い。エジプトはイスラム教を国教とするが、人口の1割弱はコプト教徒が占める。
  • [46] mixiユーザー

    2015年04月03日 18:19

    http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015032902000121.html 

    【シャルムエルシェイク=中村禎一郎】中東の民主化運動「アラブの春」を受け、内戦につながるデモが二〇一一年三月にシリア全土に拡大してから四年が過ぎた。激しい戦闘は今も続いており、内戦が沈静化する気配はない。シリア人権監視団(ロンドン)によると、これまでの犠牲者は東京都渋谷区の人口とほぼ同じ二十一万五千人以上となっている。
     内戦では、国際社会の対立を背景にアサド政権、イスラム戦線や自由シリア軍などの反体制派、過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)の三勢力が互いに争う。国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」やクルド人勢力も活動しており、状況は複雑だ。
     国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、シリア人難民は少なくとも三百万人。
    ◆「僕の知る祖国消えた」
     「シリアに戻るのが夢。でも、僕の知るシリアはもうない。祖国が消えた」。シリア人のムハンマド・イセドさん(20)は衣料品店に勤めながら首都カイロ近郊のシックスオクトーバーで暮らしている。シリア内戦が激化する中、二〇一三年二月に家族六人で首都ダマスカスからエジプトに逃げてきた。
     一一年三月、中東の民主化運動「アラブの春」の影響を受け、シリアでも反政権デモが広がっていた。当時高校三年生だったイセドさんもデモに参加していた。
     求めたのは「平等」だった。指導層に入れるのはアサド大統領と同じイスラム教シーア派系の人々。イスラム教スンニ派のイセドさんは差別されていると感じていたが、デモの先には輝かしい未来があると信じていた。
     だが、シリアはデモをきっかけに内戦に突入。シーア派系のアサド政権と反体制派を中心とするスンニ派勢力の間では殺りくが続き、共存することが難しいほど互いへの憎しみが深まっているという。
     「もし戦いが終わっても、憎しみはなくならない。もう平和なシリアは戻ってこない。『アラブの春』がなければ、こんなことにならなかった」。「アラブの春」は破壊の始まりだったと、イセドさんは感じている。「あの時デモに参加したことを、今は後悔している」
     UNHCRによると、エジプトには現在、十三万七千人のシリア難民が生活している。エジプトはモルシ前政権時代にシリア難民の受け入れに積極的だったが、現在は規制を強めている。 (シックスオクトーバーで、中村禎一郎、写真も)
  • [47] mixiユーザー

    2015年04月10日 22:50

    真実を知るシリアが叩かれる世界はおかしい

    新世界秩序(NWO)がシリアを嫌う8つの理由・・・
    http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/1912775.html

    【転載開始】

    ■文字起こし−

    新世界秩序(NWO)がシリアを嫌う8つの理由
    私はシリアンガールです。
    新世界秩序がなぜシリアが嫌いで、今攻撃されているのかを話します。

    新世界秩序は全ての国をひとつの権威で収める計画のこと。

    背後にいるのは誰なのかについて、いろいろな説がありますが
    慎重に観察出来る人なら「新世界秩序=NWOが最終目的」であると気づくと思います。

    1.Suria's Central Bank is state owned
    理由1:シリアの中央銀行は国有である。
    いつも抵抗してきたシリアはNWOの第一線なのです。
    シリアが抵抗する方法の一つはロスチャイルド中央銀行がないこと。
    ロスチャイルドに買われた中央銀行のことです。
    (ロスチャイルド家は)世界で一番のお金持ちで権力ある一族のひとつ。

    そういった銀行は、国際決済銀行の支配下にあり、国内の通貨の価値や国の負債の量を決定するのです。NATOがリビアを征服して最初にしたことは、リビア中央銀行をロスチャイルド系に替えることでした。

    2.Syria has no debt to the IMF
    理由2:シリアはIMF(国際通貨基金)に借金がない
    シリアがNWOに抵抗する別の手段として世界通貨基金(IMF)から借金がないこと。
    この危機が始まる前のシリアはまったく借金ゼロの国だったのです。
    万一、借金をする場合には、IMFではなくロシアなど信頼出来る同盟国からだけなのです。

    エジプト新大統領モルシーが権力の座について最初にやったことはIMFから40億ドル借りることでした。モルシは自称ムスリムで、借金と利子はイスラムに逆うのにも関わらず・・・。
    シリアは世界の列強国には全く借金は無く、中央銀行も外国に支配されておらず自由だったのですから、シリアは思い通りの外交方針を選べるはずです。

    だからシリアはリビア、パレスチナ、イラクでの帝国主義に反対でき、また遺伝子組換え食品を禁止することも出来るのです。

    3.Syria has no GMO
    理由3:シリアには遺伝子組換え食品(GMO)がない
    シリアには遺伝子組換え食品はなかったし、最近、これを正式に法律化していました。
    モンサントのような会社は戦争で儲ける“戦争の犬”です!
    アメリカがイラク戦争で最初にやったことの一つは、イラク憲法を変え農家の手による種の保存を違法にすることで、モンサント遺伝子組換え作物のたねを無理やり買わせることでした。

    (モ ンサントの)遺伝子組み換えの種は高価で、天然の種より良いという「ふれこみ」ですが、遺伝子組換え作物の種のせいで不作になってしまったインドの農家た ちは、モンサントとの契約のせいで農家が独自に種を保持することが出来ないため、次の年の種を購入するお金が無く、最後には農家は困窮し、その多くが自殺 に追い込まれているのです。
    そうした食料供給の操作もまたNWOが国々をけん制して単一世界国家の支配下に置くために強要するための手口の一つなのです。
    シリアは、そうしたシリアの支配をもくろむ連中に抵抗しているのです。

    4.Syrian's are aware of the global conspiracy
    理由4:シリアの人々は地球規模の陰謀に気付いている
    秘密社会関係の議論をシリアの国営メディアは恐れていません。
    シリアじゃ秘密社会の話は過激どころか、みんな普通に話しています。
    「アメリカ大統領候補だったブッシュとケリーの両者が、小さな秘密結社のスカル&ボーンズの一員だったのは大した事ではない」などと言う人はわざとその事を見ないようにしているんです。

  • [48] mixiユーザー

    2015年04月10日 22:51

    5.Syria has gas and plans to build pipelines
    理由5:シリアには天然ガスとパイプラインを作る計画がある
    石油とエネルギー流通も世界的な覇権勢力が国家をひざまづかせる手段です。
    そしてこれもシリアが狙われる理由なのです。

    シ リアは最近、自国の海沿いにガス田を発見し、それにイラク〜イラン〜シリア〜欧州へのパイプラインを作っていました。それはイスラエルを通っているBTC パイプラインと競合しているのです。このBTCパイプラインが強制的に経由するイスラエルこそ欧州:アジア・アフリカ石油流通をNWOが支配するための拠 点となっているのです。

    好きな時に元栓を閉められれば、どんな国だってその傘下に収まってしまうでしょう。
    シリア産の石油・天然ガスは世界の開放手段になり得たけのですが、それが地球支配計画の邪魔だったのです。

    6.Syria opposes Zionism and "Israel"
    理由6:シリアはシオニズムと“イスラエル”に反対している
    もう充分話しをしていますが、シリアは人種隔離国イスラエルを認めない最後の国々のひとつであり、NWO新世界秩序の大部分を占めるシオニズムの策略に抵抗しています。
    このせいもあってNWOはシリアを計画の障害とみなしているのです。
    これについては、また別のビデオが必要ですね。

    7.Syria the Last secular country in the Middle East
    理由7:シリアは中東最後の世俗国家
    NWOがシリア嫌いな別の理由は、中等にある世俗国家であることもあります。
    アフガニスタン、リビア、イラク、北アフリカの多くは世俗だったのです。
    でも戦争後、イラクは神政国家色の濃いシーア派政府となり、アラブの春”リビアの空爆の後、原理主義ワハビ派政府となりました。
    最近、エジプトはムスリム同胞団の国になったこれも神権政治です。

    イスラエルもこの地区の過激派ユダヤ教国家なので、シリアは本当に中東最後の世俗国家なのです。シリアでは人の宗教を尋ねるのは侮辱なのです。他の人からそう尋ねられるとどうしても身構えてしまいます。普通に答えるならば「私はシリア人です」かな?
    主な宗教が数百年もの信仰の自由とともに平和に続いてきたのです。

    “分割統治”は世界権力が国々を支配する手段で、シリアの結束こそそれに抵抗する手段だったのです。

    8.A strong national identity.
    理由8:国民としての濃いアイデンティティ
    シリアは国民や文化にとても強いアイデンティティがあります。
    世界を旅したことがあるなら、同じ文化やお店が至る所に広がっているのがわかりますよね?
    ドバイの店で、フランスの店と同じ服を見つけられます。

    これはシリアには当てはまらないし、その独自性も生産も手放していません。
    コ カ・コーラなどの外国企業は、以前シリアで禁止されていたのですが、数年前に現大統領が解禁しました。それは大きな間違いだって私は思っているのです が・・・。シリアには独自のコーラの製造会社があってもっと美味しかったのに、コカ・コーラが解禁されたことにより、潰れてしまったのです。

    でも、シリア経済を開放する改革は、実際はそれほど進まず、シリアは外国企業の参入に抵抗したのです。私は、このこともシリアがNWOに嫌われる原因なのだと思います。シリアは他のどの場所からも特色を保つ最後の国のひとつなのです。

    どこの地域も同じようなものにしてしまうのがNWOの目的だと明確に判っていますし、その行く末というのは、国というものが無くなり、世界単一政府になってしまうのです。
    なんて面白みのない世界だろうと思います。

    シリアは自由であることから、NWOはシリアを嫌っているのです。
    まさにオーウェルのようです。
    「シリア自由化を叫ぶ者たちがシリア奴隷化を目指すってね、、」

    もしもシリアが陥落したら、NWOの勝利への転換点になると思います。
    大戦中、ドイツとロシアにとってのスターリングラード攻防戦のように・・・。

    シリアは抵抗しつづけます!対立する国の巨大な力がふりかかろうとも、
    ただシリアのためだけでなく、全ての自由人のために!
    さきほども言いましたが、シリアは反新世界秩序の最前線なのです。

    最後まで私たちとともに戦いましょう!

    (引用)「誰しも2つの故郷がある自身の土地とシリアだ」−歴史家アンドレ・パロット【転載終了】
  • [49] mixiユーザー

    2015年04月10日 23:19


    つまり、英米イスラエルの戦争屋グループの謀略活動や攻撃を受けているのはシリア。
    分断工作も行われいる。これが謀略活動のなせる業。

    シリアは英国に直接反撃できない。シリアは米国に直接反撃できない。
    英米はそれが分かっていて、シリアを攻撃している。

    英米イスラエル戦争屋グループは、シリアに都合のよい政権を樹立したい野望を持っている。

    日本も戦争屋グループに加担させられていく。そんな安倍自民党売国政権である。

    NWOの計画、OneWorld計画に、反対である。

    戦争・原発・アメリカ追従に反対である。

    悪は、英米イスラエルの戦争屋グループである。悪は、CIA、モサド、MI6である。

    西側諸国のメディアがこれら勢力下にあって偏向報道しようとも、
    現在はネットがある。ツィッターがある。Youtubeがある。SNSがある。
  • [50] mixiユーザー

    2015年05月21日 14:27

    http://mainichi.jp/select/news/20150521k0000e030185000c.html

    シリア:ISがパルミラ制圧 世界遺産破壊の恐れ

    毎日新聞 2015年05月21日 10時57分(最終更新 05月21日 12時23分)

    【カイロ秋山信一】

    イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)は20日、シリアのアサド政権側との戦闘で、中部ホムス県パルミラを制圧した。ロイター通信が報じた。パルミラには国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された古代遺跡がある。ISはイラク北部で古代神殿跡などの破壊を続けており、パルミラの遺跡も破壊される恐れが高まっている。

     ロイター通信などによると、ISは20日、北部からパルミラへの攻勢をかけて、アサド政権側の部隊が拠点としていた病院のほか、街全域をほぼ制圧した。政権側の部隊は撤退し、住民(内戦前の人口は約7万人)も政権の支配地域への避難を急いでいる。

     遺跡は市街地の南西約1キロの地域に点在している。シリア文化省は「遺跡から数百点の遺物を避難させた」としているが、神殿跡などは残っており、ISに破壊される恐れがある。

     内戦の戦況を調査する在英の民間組織シリア人権観測所によると、ISは今月13日にパルミラへの攻撃を本格化させた。周辺にある2カ所のガス田を制圧したほか、周辺の村落では政府職員の家族ら数十人以上を虐殺したとされる。

     アサド政権側は過去2年間、隣国レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラなどの援軍を受け、国土西側を中心に徐々に失地を回復してきた。しかし、今春以降は敵対勢力の攻勢に押され気味になっている。パルミラからの撤退は、3月に北西部イドリブ、4月に南部ダルアー県の国境検問所を失ったのに続く敗北で、態勢の立て直しを迫られそうだ。

     一方、ISは拠点とするシリア東・北部から西部地域への浸透を図っている。首都ダマスカス郊外や南部スウェイダ県で攻勢をかける上で、中継地点となるパルミラの制圧は戦略的な意味も大きい。
  • [52] mixiユーザー

    2015年05月25日 13:38

    http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM22H9S_S5A520C1FF1000/

    サウジ、自爆テロで20人死亡 「イスラム国」が犯行声明

    2015/5/23 0:03 (2015/5/23 1:48更新)

     【ドバイ=久門武史】サウジアラビア東部州カティフのイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)で22日、自爆テロがあり複数の死傷者が出た。内務省の声明を国営通信が伝えた。ロイター通信は約20人が死亡、50人以上が負傷したと報じた。AFP通信によると、過激派組織「イスラム国」(IS)がインターネット上に犯行声明を出した。

     モスクでは金曜日の集団礼拝が行われており、150人以上が参加していたという。スンニ派の過激派であるISの犯行が事実なら、シーア派との宗派対立をあおる狙いだった可能性がある。

     サウジはスンニ派の王族が支配し人口の多数を占めるのもスンニ派だが、東部州にはシーア派の住民が多い。2014年11月には東部州でシーア派の村が襲撃されている。

     サウジは隣国イエメンのシーア派武装組織「フーシ」への空爆を続けている。サウジ内務省は4月、商業施設や石油施設を狙った攻撃の可能性を示す情報があるとし、警戒を強化していた。
  • [53] mixiユーザー

    2015年06月28日 20:39

    http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM21H47_R20C15A6FF8000/

    「イスラム国」が爆破準備か パルミラの世界遺産に地雷
    2015/6/22 0:27
     【カイロ=共同】シリア人権監視団(英国)は21日、過激派組織「イスラム国」(IS)が、シリア中部パルミラにある世界遺産の古代遺跡に地雷や爆弾を仕掛けたと発表した。監視団は同組織の目的は不明と強調する一方、遺跡爆破の準備のほか、政府軍の進撃を防ぐ目的が考えられると指摘した。

     同組織は5月20日にパルミラ市街地を制圧し、遺跡破壊の懸念が強まっていた。これまでのところ遺跡が破壊されたという情報はない。

     パルミラが制圧された直後には、遺跡をイスラム教が禁じる偶像とは見なしておらず、破壊するつもりはないと主張する同組織の幹部もいた。

     パルミラは首都ダマスカスや中部ホムスと、東部のイラク方面を結ぶ戦略的要衝。紀元前1世紀〜紀元3世紀、シルクロードの隊商都市として栄えた。
  • [54] mixiユーザー

    2015年07月21日 16:36

    http://mainichi.jp/select/news/20150721k0000e030140000c.html?fm=mnm

    トルコ:集会会場で爆発30人死亡 ISの自爆テロか

    毎日新聞 2015年07月21日 10時43分(最終更新 07月21日 15時39分)

     シリア国境に近いトルコ南東部スルチで20日、少数民族クルド人を支援する団体の集会会場で爆発があり、地元メディアによると、少なくとも30人が死亡、約100人が負傷した。当局者は過激派組織「イスラム国」(IS)による自爆テロとみられると述べた。

     スルチはシリア北部のクルド人の町、アインアルアラブ(クルド名コバニ)と国境を挟んだトルコ側にある。アインアルアラブは昨年、同組織に制圧されたが、ことし1月にクルド人勢力が奪還。団体はアインアルアラブの再建支援を訴える集会を開いていた。(共同)
  • [55] mixiユーザー

    2015年08月31日 01:09

    http://www.afpbb.com/articles/-/3058134

    【8月24日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は23日、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)に登録されているシリアの古代都市パルミラ(Palmyra)にあるバール・シャミン神殿(Temple of Baal Shamin)を爆破した。シリア文化省文化財博物館総局の総裁がAFPの取材に明らかにした。

     同局のマムーン・アブドルカリム(Maamoun Abdelkarim)総裁は「ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)が今日(23日)、大量の爆薬をバール・シャミン神殿に設置し爆発させ、神殿を大きく損傷させた」と語った。「セラ(神像安置所)は破壊され、周囲の柱も崩壊した」という。

     在英の非政府組織(NGO)シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)も、同神殿の破壊を確認した。

     バール・シャミン神殿は西暦17年に建設され、130年にはローマ皇帝ハドリアヌス(Hadrian)の支配下で一度拡張された。(c)AFP
  • [56] mixiユーザー

    2015年08月31日 16:18

    http://mainichi.jp/shimen/news/20150831ddm007030080000c.html?fm=mnm

    【カイロ共同】過激派組織「イスラム国」(IS)がシリアの世界遺産パルミラ遺跡のバールシャミン神殿を破壊し、写真を公開した問題で、国連訓練調査研究所(UNITAR)は衛星写真を分析し、神殿の破壊を確認したと発表した。ロイター通信などが報じた。

     UNITARは、破壊前の6月に撮影された写真と最近の写真を比較し「(神殿の)主な建物が破壊された。周囲の柱はあまり影響を受けていない」と指摘した
  • [57] mixiユーザー

    2015年08月31日 16:40

    http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM31H0W_R30C15A8EAF000/

    世界遺産パルミラの神殿また爆破か 「イスラム国」
    2015/8/31 10:37

     【カイロ=共同】シリア人権監視団(英国)は30日、過激派組織「イスラム国」(IS)が、シリア中部の世界遺産パルミラ遺跡にある主要建築物「ベル神殿」の一部を破壊したと発表した。損傷の程度は不明だが、パルミラの現地住民は電話取材に「30日午後に大きな爆発があった。ベル神殿は爆弾で大部分が破壊されたようだ」と語った。

     ただ映像や画像は公表されておらず、シリア文化省文化財博物館総局のマムーン・アブドルカリム総裁は共同通信に「ベル神殿の破壊は確認できていない」と述べた。

     ISはパルミラ遺跡のバール・シャミン神殿を爆破し、25日に写真を公開したばかり。国際社会の非難を無視し、同組織がさらに遺跡破壊を進める恐れが強まっている。
  • [58] mixiユーザー

    2015年09月12日 12:28

    http://www.cnn.co.jp/world/35070317.html

    ISIS指導者の「奴隷」となった日々、逃げ出した少女が語る CNN EXCLUSIVE

    2015.09.10 Thu posted at 12:04 JST

    ISIS指導者の「奴隷」だった少女が語る

    (CNN) 家族から引き離されて監禁され、暴力を受け続けた日々――。イラクで過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者の「奴隷」にされながら、何とか脱出を果たしたクルド系少数宗派ヤジディ教徒の10代の少女が、CNNとの独占インタビューで当時の恐怖を振り返った。

    ゼイナットさん(仮名)の家族は、以前からISISの恐ろしいうわさを耳にしていた。彼らがついに襲ってきた時は必死で逃げ出し、近くのシンジャル山を目指した。しかし避難民が殺到する山のふもとで身動きが取れなくなり、ISISの戦闘員らに追い付かれてしまう。

    まず父親から、そして姉妹たちからも引き離され、ゼイナットさんはISISの「奴隷」となった。ヤジディ教徒の女性数千人が戦闘員らの所有物として連れ去られたが、ゼイナットさんはこの時、バグダディ容疑者の一家に仕える女性のひとりに選ばれたのだ。

    同容疑者から受けた扱いは「本当にひどかった」――顔を覆ったベールから青い瞳をのぞかせて、ゼイナットさんは語り出す。「父親と兄弟のことは忘れてしまえ、我々がもう殺したから。そして母親と姉妹たちは嫁がせたから忘れろ。そう言われ続けました」

    「奴隷市場」は「山と海の間にある白い邸宅」で開かれた。ゼイナットさんら9人の少女たちは、ISISが首都と称するシリア北部ラッカ市内のバグダディ容疑者宅へ連れて行かれた。

    到着するとすぐに同容疑者のノートパソコンで、ISISが欧米人の首を切断する場面のビデオを見せられた。ヤジディ教からイスラム教に改宗しなければ、お前も同じ運命をたどることになる。そう脅された。

    「米国人のジャーナリストと黒装束の男が映っていた。男がジャーナリストの首をはねて殺害した」――ゼイナットさんが語るビデオの内容は、ISISが米国人ジャーナリストのジェームズ・フォーリー、スティーブン・ソトロフ両氏らの首をはねた場面として公開した映像と一致する。

    同容疑者はビデオを見せた後、少女たちに「改宗するか、あるいはこうして死ぬかの二つに一つだ」と迫ったという。

    ISISは何千人ものヤジディ教徒を拉致、強姦(ごうかん)し、拷問して殺害した。国連はこの行為を大量虐殺と呼んで非難した。

    バグダディ一族は町から町へ、常に転々としていたという。ゼイナットさんが到着した翌日には空爆で隣家が破壊され、急きょ一族全員が引っ越した。

    バグダディ容疑者に殴られ、3人の妻や6人の子どもたちからの侮辱に耐えながら、料理や掃除を担当する日々が続いた。

    ここから逃げ出したいという気持ちが固まったある日、ゼイナットさんは仲間とともに家の鍵を盗み出すことに成功する。

    「ドアの鍵を開けて飛び出し、ひたすら走っていくと、アレッポ郊外で民家が見えた。アラブ人の女性が入りなさいと言ってくれた。私たちを助けて、イラクへ連れて行ってあげますよ、と」――しかしその女性が、バグダディ容疑者に連絡を取ってしまった。

  • [59] mixiユーザー

    2015年09月12日 12:28


    連れ戻されたゼイナットさんたちは、体中があざで真っ黒になるほど殴られた。バグダディ容疑者にはホースやベルトを打ちつけられ、顔をたたかれて鼻血が出た。この時に脱臼した腕は、今もなにか物を持つたびに痛むという。顔面を骨折した友人もいた。

    この男がISISの最高指導者だということを、ゼイナットさんは脱出して初めて知った。「殺されてもおかしくない」と、改めて背筋が凍る思いだったという。

    ゼイナットさんはこの時期、シリアでISISに拘束された米国人女性ケイラ・ミューラーさんと知り合っていた。脱走の罰として監禁されたラッカの「牢獄」に、ミューラーさんがいたという。最初はヤジディ教徒だと思い、クルド語で話しかけたが通じなかった。そこでアラビア語に切り替えて自己紹介をしたという。
    2人はそれから数週間をともに過ごし、まるで姉妹のように親しくなった。狭く暗い牢獄で電気もなく、暑さが厳しい。朝食にパンとチーズ、夕食には米かマカロニが与えられたものの、どちらも量が少なく、2人ともお腹を空かせていた。

    2人はやがて、ISISの石油事業を統括するアブサヤフ幹部の自宅に移された。ミューラーさんはある日、バグダディ容疑者の元へ連れて行かれた。戻ってきた後、泣いているので理由を尋ねると、バグダディ容疑者に強姦されたと打ち明けられた。同容疑者はミューラーさんに「お前は私の妻になる」と力ずくで迫り、「拒否したら殺す」と脅したという。

    ミューラーさんは今年2月に殺害されたと伝えられている。

    ゼイナットさんは当時、ミューラーさんに脱出を強く勧めたが、ミューラーさんは「逃げ出したら首を切られる」と拒むばかりだった。ゼイナットさん自身の脱出計画を明かした時も、「捕まれば必ず殺されるから」と引き止められたという。

    バグダディ容疑者はゼイナットさんにも、ミューラーさんと同じことをすると予告した。ミューラーさんは「妻」のひとりとして扱い、アブサヤフ幹部にさえ顔を見られないようベールの着用を義務付けた。ほかの妻たちと同様に、自分の所有物であることを示す高価な時計を贈っていたという。
    ゼイナットさんによれば、同容疑者は朝10時ごろにようやく起き、夜は12時頃まで起きている生活だった。部屋の中に3〜4時間こもっていることもあった。時には何日も姿を消していたが、行き先は分からなかったという。

    携帯電話の信号で居場所を突き止められることを恐れ、各地の司令官らとは伝令を通じて連絡を取っていたとみられる。

    ゼイナットさんはやがて脱出のチャンスをつかんだ。部屋にあった唯一の窓が部分的に壊れていたため、友人と2人で抜け出せるだけのスペースを作った。夜の闇の中を方角もわからないまま走り続け、ただ神に祈った。行き先も今後の計画も決まっていない。

    ISISの戦闘員がこちらに向けて発砲した。2人は地をはったり走ったり、隠れたり歩いたりしながら、数時間後に小さな村までたどり着いた。

    真っ暗な村に一軒だけ、あかりのついた家があった。ISISなら空爆を恐れて必ず照明を消すはず。そう考えたゼイナットさんは、「あの家にしよう」と友人に声を掛けた。
    家の住人にヤジディ教徒であること、ISISから逃れてきたことを伝え、故郷へ帰る手助けが欲しいと頼んでみた。すると住人の男性といとこがオートバイの後ろに2人を乗せ、検問にかからないよう空き地や裏道を抜けて安全な場所まで送り届けてくれた。

    ゼイナットさんは母親や一部のきょうだいと再会したが、姉妹3人は今もISISに拘束されたまま。父親も行方不明で、生存が絶望視されている。

    バグダディ容疑者の「奴隷」だった期間は2カ月半に及んだはずだと、ゼイナットさんは語る。これまでの経験は過去のことと考えて、これからは前向きに行きたいという。夢は外国へ行って、教師になる訓練を受けることだ。

    ゼイナットさんはまた、当局に語った情報がバグダディ容疑者の捜索に役立つこと、同容疑者が早く殺害されることを願っているという。
    「彼は人々を殺害し、改宗を迫り、少女たちを強姦し、家族を皆殺しにし、母親と子どもたちの間を引き裂いた」「彼がどれだけひどい悪者か、世界中の人々に知ってほしい」と、ゼイナットさんは話している。
  • [60] mixiユーザー

    2015年10月04日 13:44

    http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040002_U5A001C1000000/

    「イスラム国」関連組織が犯行声明 バングラデシュ邦人殺害

    2015/10/4 5:24

     【ニューデリー=共同】バングラデシュ北部で、日本人男性が銃撃を受けて殺害された事件で、過激派「イスラム国」の関連組織を名乗るグループは3日、インターネット上で犯行声明を出した。信ぴょう性は不明だが、関連組織による犯行の可能性が出てきた。

     バングラデシュでは9月下旬に首都ダッカでイタリア人男性が銃殺され、同関連組織が声明を出し、バングラデシュで初の襲撃とされたばかり。ダッカの事件で当局は、「イスラム国」の犯行かどうか確認できていないとしている。

     警察などによると、男性は岩手県が本籍の星邦男さん(66)。3日午前、農業関連のプロジェクトのために滞在中だった北部ランプル近郊を移動中、バイクに乗った複数の男に胸を撃たれた。男らは覆面をしていたとの情報もある。

     3日に流れた声明は「バングラデシュの分隊による作戦で、(欧米や日本など)十字軍の国民を狙った」としている。ロゴなどはほかの関連組織とよく似た形式が使われていた。ただ実際に犯行を起こしたのか、事件に乗じて声明を出したのかどうかは不明。

     「イスラム国」はこのほど発行した機関誌で、米国が主導する中東での軍事作戦に加わる「連合国」の一員として日本を名指ししていた。

  • [61] mixiユーザー

    2015年10月06日 10:52

    http://www.cnn.co.jp/world/35071491.html

    シリア・パルミラ遺跡の凱旋門、ISISが爆破

    2015.10.06 Tue posted at 10:20 JST

    (CNN) シリア中部にあるパルミラの古代都市遺跡で4日、1800年前に建設された凱旋門(がいせんもん)を過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)が爆破した。
    同国の文化財保護当局が、地元の目撃者らの話として伝えた。
    凱旋門は大きなアーチの両側に2つのアーチを配した門で、遺跡への入り口に立っていた。その先には円柱が並んだ「列柱通り」が続く。アーチ上部には幾何学模様や植物をかたどった美しい装飾が施されていた。
    ISISは今年5月にパルミラとその周辺を掌握。遺跡の保護に携わっていた専門家を殺害し、8月には文化遺産として非常に大きな価値を持つバール・シャミン、ベル両神殿を相次いで破壊した。
    パルミラ遺跡は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている。ユネスコのイリナ・ボコバ事務局長は、ISISによる同遺跡の破壊を「戦争犯罪」と呼んで非難してきた。
    しかしISISは爆破現場の画像を公開するなど、反省の色を全く示していない。シリア文化財保護当局は「パルミラは寛容と多文化共生の豊かさを象徴している。これらはISISが嫌うテーマだ」と指摘する。
    ISISはシリア国内の別の場所やイラクでも、支配地の遺跡などを破壊している。
  • [62] mixiユーザー

    2015年10月12日 12:33

    http://mainichi.jp/select/news/20151012k0000m030067000c.html?fm=mnm

    イラク:ISの化学兵器使用を確認 兵士の血液検査で検知

    毎日新聞 2015年10月11日 20時35分(最終更新 10月11日 21時04分)

    【カイロ秋山信一】イラクのクルド自治政府は7日、過激派組織「イスラム国」(IS)が8月に化学兵器のマスタードガスを使用したことが被害者の血液検査で確認されたと発表した。ロイター通信が報じた。ISは塩素ガスやマスタードガスの使用疑惑が再三報じられており、独自に化学兵器開発を進めている可能性がある。

    ロイターなどによると、ISは今年8月、イラク北部での戦闘で自治政府の治安部隊ペシュメルガを迫撃砲で攻撃。死者はいなかったが、ペシュメルガの兵士らは窒息や目の痛みを訴えた。兵士約35人の血液や傷痕を検査した結果、マスタードガスの特徴が検知されたという。

    ISは地上戦で優位に立つため、化学兵器開発を進めている可能性がある。一方、ISが活動するイラクやシリアでは過去に化学兵器が開発・保有された経緯があり、ISが既存の化学兵器を奪った可能性もある。ペシュメルガは米国など支援国に対して、化学兵器に対応できる防衛装備の提供を求めている。

     マスタードガスは皮膚のただれや呼吸困難を引き起こし、化学兵器禁止条約で武器としての使用や開発が禁止されている。
  • [63] mixiユーザー

    2016年02月06日 18:15

    http://mainichi.jp/articles/20150127/mog/00m/030/003000c

    ローマ法王

    なぜシリアとイスラム国で対応が違うのか

    2015年1月30日 

    バチカン(ローマ法王庁)の取材は難しい。相手は、世界約12億人の信徒を抱えるキリスト教カトリックの総本山。報道担当窓口はあるが、「どこに取材に行ったらいいのか分からない」場面も多々ある。「想定外の言動」で知られるフランシスコ・ローマ法王(78)が2013年3月に誕生して以来、イタリア語で「バチカニスタ」と呼ばれるバチカン専門記者もとまどい気味だ。

     ローマ駐在となって向かったのはバチカンの広報局。ローマ中心部からサンピエトロ広場に向かう大通り「コンチリアツィオーネ通り」の突き当たり、右側にある建物に入っている。プレスカードの申請受け付けと発行、バチカン報道官や高位聖職者による記者会見や各種声明の発表、法王の外国訪問への同行を希望する記者への対応などを担当している。

     広報局は、法王を補佐する法王庁国務省の第1部(総務局)の傘下にあり、バチカンのメディアである日刊機関紙オッセルバトーレ・ロマーノ、バチカン放送局(ラジオ)、バチカン中央テレビと協力関係にある。バチカンのメディアがカトリック教会や信徒向けの「対内広報」に当たるのに対して、広報局は一般の新聞社やテレビなどへの「対外広報」を担当している。

     グレーとブルーの色調で統一された記者会見場は「ヨハネ・パウロ2世ホール」。法王選挙会議(コンクラーベ)などの大きな行事がある時には英語とスペイン語の担当官も参加するが、通常の記者会見でのやり取りは原則としてイタリア語だ。英米記者や私も普段はイタリア語で質問している。

     現在の報道官(広報局長)はイタリア人のフェデリコ・ロンバルディ神父(72)。フランシスコ法王と同じ修道会イエズス会に所属し、バチカン放送局長を兼務している。バチカン関係の情報の真偽について記者が確かめたい時、まず連絡を取るのがロンバルディ氏だ。あくまでも私の印象でしかないが、バチカン内部者として言えないことに関しては言葉をにごすが、「うそは言わない」誠実さがある。

     ロンバルディ氏の発言や広報局の声明に「ニュース」が隠されていることもある。最近、米国とキューバの関係改善をバチカンが仲介していた事実が明らかになったが、昨年3月のオバマ米大統領とフランシスコ法王が会談した時点ですでに物事は動き始めていた。今から思い返せば、会談で「人道・国際法の順守と、紛争の交渉による解決が望ましい」(バチカン声明)と一致した両者の念頭には、米・キューバ双方の拘束者の処遇があったと思われる。

    (続)
  • [64] mixiユーザー

    2016年02月06日 18:15

    (続)


     安倍晋三首相が昨年6月、フランシスコ法王と、バチカン・ナンバー2のパロリン国務長官(60)と会談した際、広報局は「アジアにおける平和と安定の促進」について話し合ったと発表したが、日本側から特段の説明はなかった。関係者によると、パロリン長官は安倍首相に対して、バチカンが断交中の中国との関係正常化についての助言を求め、安倍首相は日本自身が対中関係の改善に苦労している事情を説明したという。

     しかし、どの組織でも同様だが、報道・広報担当者の発言からだけで物事の全容を把握することはできない。特にカトリック教会の場合、中央政府にあたる「ローマのバチカン」と、「世界各国に散らばる教区・信徒」という二重構造がある。潮流をとらえるには、教区の教会が吸い上げた草の根の情報をバチカンがどのように分析して、総本山としての判断を下したのかを知る必要がある。

     個人的に興味を引かれたのは、シリア内戦とイスラム過激派組織「イスラム国」へのバチカンの対応だ。バチカンは、シリアのアサド政権に対する米仏の軍事攻撃には反対する一方、キリスト教徒を迫害する「イスラム国」への米国などの空爆には「不当な攻撃を止めるのは正当なことだ」と事実上、黙認の構えを取っている。なぜ、対応が変わったのか。

     一昨年秋、米仏がアサド政権への武力行使をちらつかせた際、法王はサンピエトロ広場で平和祈願の集いを開き、「戦争は人間性の敗北だ」と訴えて国際反戦世論を先導した。シリアのキリスト教徒がアサド政権の保護下にあり、反体制派のイスラム原理主義勢力を恐れている。法王は、アサド政権の崩壊を望まない現地のキリスト教徒の声を代弁した格好だ。

     一方、昨年以来の「イスラム国」によるイラク北部のキリスト教徒ら宗教少数派の迫害については「神の名を借りた人殺し」と指弾。国際社会に迫害中止のための行動を取るよう求め、イスラム教指導者に対して一丸となって「イスラム国」を非難するよう呼びかけている。米軍(国)がシリアのアサド政権軍(国)をたたく「戦争」には反対だが、テロ集団の「イスラム国」の「犯罪」を座視するわけにはいかない−というのがバチカン高官の説明だ。

     法王を駆り立てているのは信仰ゆえに迫害、弾圧を受け続けている「現代の殉教者」への連帯感だろう。命がけで信仰を守ろうとしている信徒を見捨てるわけにはいかない。法王が日本のかつての潜伏キリシタンに関心を寄せているのも「弾圧に負けない信仰心の強さ」に打たれているからではないか。アサド政権と「イスラム国」への対応の違いを「二重基準」と言って切り捨てるのは容易だが、そこには信徒を第一に考える宗教者としての使命と判断があると思う。【ローマ福島良典】
  • [65] mixiユーザー

    2016年05月25日 19:36

    http://www.mag2.com/p/news/184972

    陰謀論が現実に。アルカイダもISも「米国の許可」で作られたー米メディア

    現在、あの「9.11」にサウジアラビアが関わっていたという疑惑を米議会が追求しようとしていることで、米・サウジ両国の関係はかつてないほど悪化しています。さらに英米メディアは、サウジがアルカイダやISISの基盤を築いたとし、それに米国が関与していたと報道。この衝撃ニュースは現在、世界中で大きな話題となっています。世界情勢の裏を知り尽くす高城剛さんは自身のメルマガ『高城未来研究所「Future Report」』で、9.11やISISと米国の関係について「次期大統領次第ではすべてが明らかになる」と持論を展開しています。

    今週は、サウジアラビアを訪れた米国オバマ大統領と、突然表面化したISISと米国の関係につきまして、私見たっぷりにお話ししたいと思います。

    先週4月20日、米国オバマ大統領は、関係が悪化しているサウジアラビアの首都リヤドを訪問し、同国のサルマン国王と会談しました。

    オバマ大統領は、両国の安全保障を強調し、ISIS掃討作戦への協力強化を求めたと言われていますが、現在、米国とサウジの関係はかつてないほど悪化しており、約2時間の会談では同盟関係の修復に重点が置かれただけと見られ、具体的な進展はなかった模様です。

    また、サウジは米議会が米同時テロ「9.11」の関与疑惑を追及しようとしていることに反発しており、もうこの態度だけで「9.11」にサウジが関わっていることが明らかであり、事実、同時多発テロに関する報告書の28ページにわたる削除部分には、サウジアラビアがテロ支援に直接関与していることを裏付けている証拠があると言われています。

    そこで、「9.11」の関与疑惑を追及するなら、サウジは米国内にある数千億ドルの保有資産を売却するなどと米国政府を恫喝しており、引き続き緊張関係が続いています。

    一方、驚くべきことに先週フィナンシャル・タイムズがサウジアラビアの関係者がケリー国務長官との会談で「アメリカが中東問題に干渉しているため、サウジアラビアはまず、テロ組織アルカイダを、次いでISISの基盤を築いた」と報じています。

    その上、「これはCIAにとっても周知の事実であること」だと報じました。

    アメリカ共和党の元連邦下院議員だったロン・ポールは、「CIAとアメリカ国防総省は、シリア危機の勃発により、同国のアサド大統領を辞任させるお膳立てをしており、まさにこのためにISISを必要としていた」と述べています。

    このことから、アルカイダもISISも、米国国務省やCIAの認可を受けて、サウジアラビアが作ったということになります。

    これはかなりの大きなニュースで、いままでゴシップ同然だったものが、米国国務長官の会談の話として大手英米新聞に掲載されており、全世界的に再掲載するメディアが後を絶ちません。

    これまでも、米国共和党マケイン議員がISIS幹部と写っている写真が出回っても、ISISの幹部だった人物が米国国防省で訓練を受けていたと自供する映像がCNNで放送されても、すべてをゴシップ同然に片付けてきましたが、次の大統領次第では、すべてが明らかになっていくと思われます。

    2016年共和党大統領指名に王手をかけたドナルド・トランプは、先週、CNNのインタビューで2003年のアメリカのイラク侵攻を批判し、「アメリカがなぜイラクに介入し、侵攻から何年もたった今もイラクで大量破壊兵器が見つかっていないのか、誰も分からない」と述べました。

    そして、「この措置により、ISISの出現、リビアやシリアでの紛争、さらにヨーロッパの難民問題、テロの脅威拡大の下地が整えられた」と発言しました。

    さらにトランプは、ISISの形成におけるアメリカの役割を認め、「このグループは過去数年、アメリカや一部の西側諸国及び地域諸国から資金・軍事面での支援を得て、イラクやシリアで多くの犯罪を行っている」とCNNに答えています。

    こうなると、マケイン議員に代表される共和党の旧主流派の人々は、是が非でも「トランプおろし」を決行し、場合によってはヒラリーに協力する可能性すらあります。

    そして、同じようにサウジも、オバマの任期があと少ししかないことを理解しているがゆえ、問題をただただ先送りにしているのです。

    このように、米国にある禁断の箱は、その存在だけでなく、ゆっくりと蓋を開け始めました。

    いよいよすべて開かれる時が来るのかもしれません。
  • [66] mixiユーザー

    2016年05月25日 19:37

  • [67] mixiユーザー

    2016年12月31日 00:20

    http://mainichi.jp/articles/20161222/k00/00m/030/087000c?fm=mnm

    自爆少女の映像公開 人権監視団、協力者から入手

    毎日新聞2016年12月21日 21時38分(最終更新 12月21日 21時38分)


     シリア人権監視団(英国)は21日、首都ダマスカスの警察署で16日に爆弾テロを起こしたとされる8歳前後の少女が、幼い顔で事件前に「殉教作戦をします」などと語る場面の映像を公開した。イスラム過激派「ヌスラ戦線」(「シリア征服戦線」に改称)元メンバーで父親と名乗る男が一緒に写っており「アラーのため、信徒を勇気づけるために」少女にテロをさせると語った。

     監視団のアブドルラフマン代表は共同通信に対し「ダマスカス南部の過激派組織内にいる協力者から20日に映像を受け取った。過激派内部にも(幼い子どもを使ったテロに)怒りが広がっている」と語った。

     事件はアサド政権軍が北部の要衝アレッポを制圧した直後に起きた。反体制派とイスラム過激派は劣勢にあり、同種のテロが今後も続く恐れがある。

     映像は1分8秒。男が少女2人を両脇に座らせ、まず自爆した少女の名前を呼び「ファトゥマ、これから何をするのだ」と問いかけると、少女は小さな声で「殉教作戦です」と答えた。男は反体制派側の戦闘員らが次々に投降していることに触れ「敵を殺したいよな」と問い、少女は「はい」と応じた。

     別の映像では、少女の母親が「聖戦は若い者や女性にとっても義務です」と語り、少女を抱きしめた上で送り出した。

     事件はダマスカス中心部の警察署で起き、少女が死亡、警官ら3人が負傷した。爆弾は遠隔操作で起爆されたとの情報もある。(共同)

    こちらから、洗脳されて自爆した少女の映像が見れます。

    http://tocana.jp/2016/12/post_11842_entry.html
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