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開催終了DX3rd 『Never more』 キャンペーン・ディープフロント第四話

詳細

2011年10月31日 08:08 更新

居場所を追われたその少女は走っていた。遠い光に向かって。
足を止めればそこで終わり。世界は少女を塗り潰し、後には何も残らない。

『貴女は、もう、二度と』

疲労と孤独感で押し潰されそうな少女の心に無残な声が響く。
濡羽色の美しく長い羽根をなびかせて、大きな鴉が目を細め微笑んでいた。

"英知を継ぐ者"星野結子を降し、囚われの少女二人を辛くも奪還したN市支部の面々。
そんな彼らの下に日本支部から中央評議会の決定・・・少女らの処遇が通達された。
戦いの傷を癒す間もなく、N市を狙い再びFHが襲い掛かる。
ハッチェリーセル、そしてマスターハーミットの正体と目論見を明かした結子に迫る刺客。
『装置』として未だ狙われる"シナスタジア"綾瀬真花。
そして"アイシクルランス"立科沙紀に目覚めの時がくる。だが・・・。

『裏切り者には相応の報いを。それが必然ですわよ?』

ダブルクロス The 3rd Edition キャンペーン『ディープフロント』
第四話  『Never more』

―――ダブルクロス。それは裏切りを意味する言葉。




ハンドアウトは以下の4つ。
PC →ロイス〔読み〕 (推奨感情 P(ポジ):N(ネガ)) ※備考

大祇暁 → "シナスタジア" 〔−〕 (P任意:N任意) ※真花とは別枠で取得して下さい。

「真花のいるオーストリアにて激闘の末辛くもヨハンを退けたキミは、燃え盛るセントジョージ城から彼女を救い出した。
 今、彼女はキミと共にオーストリア支部管轄の病院に収容され、火傷や怪我の手当てなどを受けている。
 だが身体を休めつつもキミには考えねばならない事が多い。自らのこと。ヨハンや父親とのこと。そして真花の今後のこと。
 医者によれば、真花は現在一ヶ月程度の記憶しか維持出来ないという。
 彼女がこちらへ来てから半年以上が過ぎている。無論キミのことももう覚えてはいなかった。
 そんな状況でUGNオーストリア支部を通し、中央評議会の決定・・・ "シナスタジア"綾瀬真花の移送・引渡しがキミに告げられた。」




剣菱岳 → 立科沙紀 〔たてしな・さき〕 (P任意:N不安) ※

「"英知を継ぐ者"星野結子らとの激戦から数日が過ぎた。
 あの戦いでキミが守り抜いたモノは、キミ自身の生にとって如何なる意味を与えただろうか。
 一つの身体に二つの精神。キミはもう一人のキミ、円と手を取り力を合わせて敵に打ち克ち、囚われの立科沙紀を奪還した。
 だが彼女は未だ目覚めぬまま。結子によれば、ヨハンの手で埋め込まれた"愚者の黄金"が原因だろうという。
 それにプリセットされた人格情報が肉体の主導権を巡り無意識下でせめぎあう。彼女はまるでキミ自身の境遇を投影しているようだった。
 結子の聴取から暫く後、眠り続けているはずの沙紀が病室から失せている事にキミは気がついた。そしてキミは沙紀を意外な場所で目撃する。
 結子の病室。其処に佇む病衣の沙紀は返り血で朱に染まっていた。彼女はベッドに横たわる結子と、拡がる赤い染みを呆然と見つめている。
 『・・・っ!? わ、私は・・・』
 キミに気付くと彼女は泣きそうな顔でキミを振り切り、その場から逃げ出した。彼女の身に一体何が起きているのだろうか?」
 



翔真・R・クルイジガー → UGN・N市支部 〔-〕 (P任意:N任意) ※

「"英知を継ぐ者"星野結子らとの激戦から数日が過ぎた。
 あの戦いでキミが守り抜いたモノは、キミ自身の生にとって如何なる意味を与えただろうか。
 支部員の善戦もあり、綱渡りではあったが結果として立科沙紀を奪還し、星野結子・綾瀬真花を救出する事が出来た。
 だがFHもただ手を拱いてはいまい。その直感の通り、キミの前に"マスターハーミット"大祇元三郎が現れる。
 彼はN市の市民を一斉にレネゲイドビーイングへと変成させる用意があると、支部長であるキミに告げた。 
 そして彼はキミに一つの提案をする。彼の要求は、キミのFHへの転身。その対価として、オペレーションを凍結し、更にキミの願いを何でも一つ叶えようというのだ。
 更にキミがUGNに対し抱く気持ちを察したのか、返答如何に関わらず一度UGNを離れてみてはどうか、と彼は囁いた。
 ハッチェリーセルが糸を引く一連の事態はまだ終わっていない、寧ろ此処から始まったのだとキミは感じていた。」




切島解 → "エスケープキラー"UGN査察部第四課 〔−〕 (P任意:N任意) ※

「"英知を継ぐ者"星野結子らとの激戦から数日が過ぎた。
 あの戦いでキミが守り抜いたモノは、キミ自身の生にとって如何なる意味を与えただろうか。
 結子を含め、戦いで傷ついた者は管轄の病院へと収容され、束の間の休息を過ごしている。
 大きな損傷のなかったキミも結子の傍で鋭気を養っていたが、そんな中で直属の上司であるマリアからのコンタクトがあった。
 『貴様の執着していた状況は終了したな。ならば期限だ、先の辞令に従い速やかに原隊復帰、任務を遂行しろ』
 先の事件の直前に下されていた辞令により、既にキミはN市支部の補助及び監視の任務を解かれていた事を思い出す。
『では任務だグングニル。"英知を継ぐ者"、並びに"シナスタジア"をN市より回収。及び裏切り者"アイシクルランス"の処理だ。』
 最後、彼女はキミにこう告げた。
『貴様が過去どの様なモノであったのか私は関知しない。私が言える事は唯一つ。貴様は有能な兵士だという事だ。』
 私を、失望させてくれるなよ? 彼女の声には愉悦が含まれていた気がした。」




※GMより
とりあえずアップ。若干変更の可能性アリ。

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