1979年生まれ。本名はMiguel Dipedro。ヴェネズエラのカラカス出身。10代半ばより友達の紹介でノイズ、アヴァンギャルド・レーベルVinyl Communications (VC) で働きながら楽曲制作を始める。そのころ発表されたものはノイズ、ハードコア色の強い作品がほとんどだったが、2000年にマイク・パットン主催レーベルIpecacから「Dawn With the Scene」、その翌年にドイツのmille plateauxから「ps i love you」を発表し、突然変異を起こす。それらは、アンビエント(?)〜エレクトロニカ(?)〜ハウス(?)〜ヒップホップ(?)〜ハードコア(?)などと多岐に渡りながらも、破壊的と言えるほどに型に捕われず、より新鮮な解釈をダンスミュージック・シーンに与え、多数のフォロワーを産み出す。日本ではROMZから「kill sound before sound kills you」、「who still kill sound?」、「resilience」と、3枚のアルバムをリリース。 2000年初頭にカリフォニア州サンフランシスコでレーベル「Tigerbeat6」をスタートし、自身はもちろんDJ/Rupture、Lesser、Cex、Electric Company、Black Dice、Drop The Lime、COM.A、Knifehandchop、Original Hamster、Numberなど強烈な個性を持つアーティストをリリースし続ける。しかし、日本以上のCD不況であるアメリカ音楽産業界の限界を感じたようで、2007年あたりから活動拠点をドイツ・ベルリンに移す。時を同じくして、サブ・レーベル「Shockout」とは別ラインの「Tigerbass」をスタートし、ボルチモア・ブレイクスやレイヴ・リヴァイバル、フィジェット/ベースライン・ハウス系や、スクイー、ファンキーなどのような日々更新される種の音楽を12incシリーズでリリース。2008年1月には「Tigerbeat6」からTigerbassのコンピレーション「Tigerbeat6 Presents - Tigerbass Vol.1」をリリース。 現在、ベルリンを拠点に欧州最新鋭のダンス・ミュージック・シーンの第一線で活躍中。