２０１３年春の仏教講座のご案内　　　京都チベット医学研究会主催

チベット仏教の高僧、ニチャン・リンポチェによる仏教講座、第５回のご案内です。
今回は「心の底から説く三十の教え」と「死後のバルド（中有）の教え」を予定しています。貴重な機会ですので、多くの皆様のご参加をお待ちいたします。

5月31日（金）〜6月1日（土）　「心の底から説く三十の教え」
チベット仏教の偉大な哲学者であり、修行者だったロンチェン・ラプジャム（１４世紀）が、身近な弟子のために書き残したテキストです。顕教と密教の全体にわたって、修行と日々の生活についての心がまえを簡潔に説いたもので、仏教の基本を踏まえつつ、地に足のついた日常を送るための実際的な助言を多く含んでいます。

6月2日（日）「死後のバルド（中有）の教え」
チベットには、『中有において聴聞することで解脱する大いなる書』（いわゆる『チベットの死者の書』）をはじめとして、死と死後の世界について説き明かす、とても豊かな知恵の伝承があります。今回は、講師のニチャン・リンポチェじしんの書かれたテキストにもとづいて、教えていただきます。

日時　　　２０１３年５月３１日(金)〜6月２日(日)　　
5月３１日（金）　?　10時〜12時　?　14時〜16時
6月１日（土）　　?　10時〜12時　?　14時〜16時
6月２日（日）　　?　10時〜12時　?　14時〜16時　　　　　（　全６セッション　）

場所　　　『正法寺』　京都市伏見区津知橋町３７６
　　　近鉄伏見駅下車　徒歩３分　

参加費　　１万５千円（全６回）　　　　部分参加は３千円/セッション　
テキストはこちらで準備いたします。

申し込み・連絡先　　　　森本　TEL･FAX　0774−94−2284　　
　　　e-mail morimotomitiko@yahoo.co.jp　　
申し込みは、お名前、住所、参加日程（全参加・部分参加の場合はセッション番号）を書いて、５月２０日（月）までに森本までお願いします。

講師紹介：ニチャン・リンポチェ
1935年　南チベット・キロンの密教行者の村に生まれる。
1942年　ラサのデプン寺に入門。
1943年　高名な女性密教行者、シュクセプ・ジェツン・リンポチェの弟子となり、転生化身として認定され、厳しく教えを受ける。
1953年　ニマチャンラ僧院大学で、顕密の仏教経典を研究。
1959年　インド亡命。マスリ・チベット難民小学校副校長、
ヴァラナシ・サンスクリット大学チベット学研究所准教授を歴任。
1974年　ダライ・ラマ法王の要請により、来日。高野山大学講師となる。
以後、日本に滞在。インド、チベットの仏教哲学の深い学殖によって知られ、求めに応じて、チベット仏教の講義、伝授を行う。