現在来日中のノルウェー屈指の実験音楽家Alexander Rishaugと、phonophaniことEspen Sommer Eideによるツアー奈良公演を開催します。 Alexander Rishaugはsmalltown supersoundより、一方のEspen Sommer EideはRune Grammofonと、このコミュニティーのメンバーの皆さんにはすでにおなじみのレーベルから作品をリリースする、それぞれ同国有数のアーティストです。 今回の奈良公演は、関西発の電子音響ジャズグループSJQのリーダー・魚住勇太のソロプロジェクトsonir、カナダ出身でem recordsから作品を発表し大阪を拠点に活躍中のインプロヴァイザーTim Oliveなど、強力な共演者を迎え充実の内容でお届け致します。
Espen Sommer Eide 音楽家。ノルウェー、ベルゲン在住。Phonophani名義や、ユニット・Alogのメンバーとして活動。ハンドメイド楽器や、エレクトロニクスとアコースティックを組み合わせたスタイルで演奏を行う。同国の先鋭レーベルRune Grammofonからいくつかのリリースがあり、なかでもAlogのアルバム「Miniatures」は、2006年のノルウェーグラミー賞(spellemannprison)を受賞。さらに、ル・コルヴィジェの建築で知られるフランス・ロンシャン教会50周年記念のためのパフォーマンス、ノルウェーのノーザンライツ・フェスティバルでのサウンド・インスタレーションを含む大規模なツアーを展開。 現在はノルウェーneidenに位置する、北欧の少数民族サーミの博物館Easten Sami Museumのためのインスタレーションをはじめ様々なプロジェクトに従事している。 http://soundcloud.com/phonophani
Tim Olive カナダの大草原で生まれ育つ.12歳でエレクトリック・ベースを始め、音楽理論の勉強と70年代ハードロックLP収集のため毎週100km離れた街に通う。その後ブルース、ジャズ、レゲエ、パンクロックを聴き、「都会」に移住後は、フリージャズ、初期の電子音楽やミュージック・コンクレート、アジア音楽を聴くようになった。このような様々な音楽の要素をロックのスタイルに組み込もうと努力するも、結果的に通常のリズムや調律されたピッチを放棄。よりオープンな形式、即興演奏に傾倒し、スチール弦とマグネティック・ピックアップによる音の可能性を追求している。ライブ活動は北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、日本に広がり、様々なミュージシャンと一期一会のコラボレーションを行っている。その他、Jeffrey Allport、 Kelly Churko、 Alfredo Costa Monteiro、 Tom Hall、磯端伸一、毛利桂(Busratch)、西川文章、Joel Stern、Adam Sussmannらとの共演やレコーディングも継続して行っている。 http://timolive.org/