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2017年08月24日21:16

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Tri-Lausar 80/3.5

 First-Six に付いていた Tri-Lausar は、Muzuho-Six の Miltar-Special と同じく 80/3.5 で、どちらも 1950年代のトリプレット。ピクセル等倍で見ると解像度がまるで違うのだけど、縮小した画面から受ける印象はどちらも「ヌケが良くて色が綺麗」と意外に変わらない。

 Mizuho が F5.6 まで絞らないと使い物にならないのに対し、Tri-Lausar は開放でもそこそこ解像していて白い滲みも許容範囲。 F5.6 で滲みが消え F8 くらいまで解像度が上がると、そこから先は周辺部が良くなって行く。最短撮影距離も Mizuho の5フィートに対して Tri-Lausar は3フィートと、一般撮影で不満はない。

 一方で Mizuho の後ボケがどこまでも滑らかなのに対し、Tri-Lausar のボケはちょっとザワつく感じがする。また逆光には強いのに、画面外に強い光源があると青っぽいかぶりが出ることがある。解像度だけなら Tri-Lausar の圧勝だけど、ボケ、ヌケ、発色については Mizuho に軍配が上がるかも知れない。

 どちらが好きかと言われると結構難しい。きちっと写る Tri-Lausar に感動してみたり、Mizuho のヌケの良さに惚れ直してみたり。ただ Jhagee の滲みや Mizuho のヌケとボケがほぼオンリーワンなのに対し、Tri-Lausar の立ち位置はちょっと微妙だ。より「トリプレットらしい」 Jhagee と Mizuho、「トリプレットなのに」良く写る Tri-Lausar と言う感じ。

 写真左:ひまわり。 F5.6。少し青かぶりがある? フードを工夫しないといけないかも。 写真中:窓。 F5.6。モロ逆光は結構平気。想像するよりずっと素直に写る。 写真右:赤い花: F4。最短3フィート。うるさくはないが、二線ボケの兆候がある。

 フードについてはいろいろ考えているのだけど、フィルタネジが切られていないので、まず取り付け方法からして頭を悩ませる。うまくすれば青かぶりを防げるかも知れない。
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