mixiユーザー(id:78391)

2018年06月10日18:58

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 【下書き】 「ライベル・ツーリズム(libel tourism)」とは?

 【質問】 「ライベル・ツーリズム(libel tourism)」とは?
http://mltr.ganriki.net/faq08h18.html#libel_tourism
に以下追記.


▼ また,
http://nofrills.seesaa.net/article/jeremy-thorpe-a-very-english-scandal-bbc.html#libel-laws
によればこの法律は,「実質的に外国人の発言を相手取った場合だけでなく,英国内の報道機関を相手取って大手企業や政治家などの有力者が名誉毀損の裁判を起こすということが大きな問題だった」という.

>大企業であれ大団体であれ政治家であれだれであれ,報道機関に報道されたくないネタをつかまれていていろいろとリソースを持っている人々が「名誉毀損法をちらつかせることで不利な報道を封じ込めようと」するのは,英国では一種の「お約束」だった.▲


▼ 上掲ブログによれば,法改正のきっかけとなったのは,2000年代後半から開始されたサイモン・シンの裁判.

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 ニセ科学を検証・論破する言論活動を行っているサイモン・シンが,カイロプラクティックの危険性についてガーディアンに書いたコラムによって,英カイロプラクティック協会から訴えられるということがあった.
 とんでもないことに一審でシンが負け,科学者をはじめまっとうな科学をまっとうに扱っている人々が,
「ニセ科学をニセ科学と言えないこんな世の中じゃ,ポイズン」
と声を上げ,二審ではシンの主張が認められ,カイロプラクティック協会側が訴えを取り下げるという経緯をたどった.
 事実上のシンの勝利である.
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 勝利の翌日,シン氏は,「ガーディアン」紙への寄稿記事を通じて,裁判の結果を報告.
 そして,
「英国の名誉毀損法は,社会の利益となるはずの事柄を科学者やジャーナリストが報道することを妨げている」
との国連人権委員会の見解に言及しながら,同法のあり方について再考を促したのである.
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