○ポイント1
アメリカは、中国の「一つの中国=ワン・チャイナ」認めたわけではなく、
1979年の中国との国交を始めた時から、台湾との公式交渉を自粛して
いただけ。
○ポイント2
台湾旅行法は、事実上、台湾を独立国家として認めるもので、おおっぴらに
国交交渉を行うための布石。
○ポイント3
同法は、あらゆるレベルのアメリカ当局者が台湾へと渡航し会談すること、
および台湾高官が米国に入国し、アメリカ合衆国国務省および国防総省の
職員を含むアメリカ当局者と会うことを認め促す内容となっている。
台湾旅行法は、2016年9月アメリカ合衆国下院及び上院へ上程されたが、
否決されている。(オバマ政権時)
今回、法案は下院で1月に圧倒的多数で可決され、上院でも2月末に全会一致で可決された。トランプ氏が署名しなくても法案は3月17日未明に成立したが、トランプ氏は台湾との関係強化を求める議会の強い声に配慮し、自ら署名することを選び、成立した。
関連:虎八での解説。
該当部:00:51:05 トランプ氏 米台相互訪問法案に署名
---リンク元記事:2018年03月20日 15:11 ロイター
習中国主席、台湾独立の動き強くけん制 全人代閉幕で演説
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=5035054
[北京 20日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は20日、全国人民代表大会(全人代)の閉幕にあたり演説し、台湾問題に関して、祖国からの分断のいかなる試みも「歴史の処罰」を受けると強調し、台湾独立の動きを強くけん制した。
台湾独立を志向する民主進歩党(民進党)の蔡英文氏が2016年に総統に就任して以降、中国は独立への警戒感を強めている。
さらに、トランプ米大統領が先週署名した米国と台湾の高官交流を促す法案に対しても、断固として反対すると表明している。
習氏は「祖国の平和的統一」を推進し、より多くの台湾の人々が中国発展の機会を享受できるよう取り組むと述べた。
「中国の主権と領土保全を守り、中国の完全な統一を実現することは、全ての中国人が共有する願望だ」と主張。「中国を分断しようとする行為は必ず失敗し、人民の批判と歴史の懲罰を受ける」と述べると、大きな拍手が沸き起こった。
さらに「偉大な祖国のわずかの領土も分割することは許されず、不可能だということが中国人共通の信念だ」と強調した。
香港に関しては、その高い自治権を支持する一方で、香港の人々の、国民としての意識や愛国心を高めると語った。
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