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2018年02月20日18:21

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「シェイプ・オブ・ウォーター」 3月1日より公開


独特の世界観と美学を持つ「パンズ・ラビリンス」や
「パシフィック・リム」シリーズのギレルモ・デル・トロ監督
によるとてもとても哀しいファンタジー映画。
ソビエトと冷戦時代のアメリカは政府の極秘研究所。
言葉がしゃべれない (muteness)のイライザは
そこの清掃員として勤めていたが、ある日、
同僚のゼルダと一緒に極秘の実験を見てしまう。
アマゾンで神と崇められていた魚のような顔の人間が捕まえられていて
ヒドイ実験をされていたのだ。ウワサによればそいつは不老不死だという。
それは、鎖で繋がれ、折檻されて心も体もキズ付いていた。
イライザは、そのおとぎ話の登場人物のような生き物に驚くが、
やがてその"無垢"さに心を奪われてゆく。
周囲の目を盗んではそっと彼に会いに行くようになる。
二人の間に言葉はいらなかった。ところが、
ソ連もこの生物を狙っていることを知った上層部は
急きょ彼を処分することを決定してしまう。
このままだと彼は殺されてしまう。イライザは…、
デル・トロがSFの名作「大アマゾンの半魚人」から
発想して作ったという、究極のロマンス映画。
女優サリー・ホーキンスの言葉ない豊かな表現が見事。
クリーチャーの完成度が素晴らしく、説得力がある。
想像できるストーリー展開なのに、
美しく哀しい物語に思わず大号泣してしまった。

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