ダイエットのコミュニケーション募集
ダイエットの効果をあげるひとつの方法は、血糖値を急激に上げないことです。
血糖値が上がると、インスリンが分泌され、血糖が蓄積脂肪へと変化します。
それに、急激な血糖値上昇の後には、血糖値が急速に減少し、低血糖状態となり疲れが出てしまいます。
これを何度も繰り返していると、低血糖症という病気になってしまいます。
低血糖症は、お菓子の食べ過ぎの子供にも見られる症状です。 糖分の摂りすぎで、インスリンの分泌が過剰になり、血糖値が十分にあがってい なくてもインスリンが分泌されてしましまいます。
その結果、血糖が足らない状態が続き、頭がボーっとなり、カラダを動かす気力もなくなってしまいます。
さらにやっかいなのは、そんな倦怠したカラダをなんとかしようと、カラダは、アドレナリンとう興奮物質を分泌し、体内に蓄積されている糖分を血液中に戻そうとします。 これが、切れやすい子供の原因のひとつだと言われています。 ダイエット中、イライラするのも、血糖値が下がり、体内から血糖を作り出そうとす るアドレナリンの働きからです。血糖は、ダイエットに密接に関わっています。
血糖値を急激に上げない食事を摂れば、ダイエットしやすいとしたのが「低インス リンダイエット」です。
低インスリンダイエットの基本GI値(グリセミック指数)です。
1981年ジェンキンスらは、食べたものには種類によって同じ量(カロリー)の糖質 を食べても血糖の上がりやすいものと上がりにくいものがあることに注目しました。ブドウ糖が血糖値を上げる速度を100として、それぞれの食品を比較したのがグリミック指数です。 ダイエットのためには、グリミック指数60以下の食品を摂ることが大事だとされています。
そば59に対してうどん80
クロワッサン68に対してフランスパン93
スパゲティー65に対して マカロニ71
玄米56に対してごはん84
同じような栄養素なら、グリミック指数が低いものを選んだ方がダイエットには、得策だといえます。
ただし、グリミック指数が多くても食べ過ぎたら何もなりせん。にんじんは、グリミック指数が80と高いのですが、大量に食べる食品でないことを考えれば、その栄養価を考え、摂取することをやめることはどうかと考えます。グリミック指数は、単品ではかった数値で、料理方法で、その数値は変わってきます。 食物繊維が多いと吸収されるまで時間がかかるので、いっしょに食べればGIは低くなります。
脂肪と一緒に食べるても胃の通過時間が遅くなりGIは低下します。 また、ゆっくりよくかんで食べてもGIが低くなると言われています。
砂糖のGI値は109と高いため、比較的GI値の低い果糖を替わり使う方が賢明です。 お菓子をやめ、果物を利用するのは大事です。
酢は炭水化物の消化スピードを遅らせるので、GI値を下げると言われていいます。
結論として、低インスリンダイエットだけでやせるのは難しく、運動や摂取カロリーなどに気を使う必要があります。 しかし、空腹時にグリミック指数の高い食品を摂るのは避けるべきです。 白米より果物や玄米。 お菓子より果物。 低インスリンダイエットの知識を持つことは、ダイエットを楽にします。 リバウンド防止や太らない食生活には、グリミック指数の考え方は必要だと思います。