シャルル・ド・ゴール

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詳細 2023年8月1日 13:21更新: ２０世紀フランスを代表する軍人・政治家。

第１次世界大戦に際して下級将校として従軍・奮戦、戦間期には戦車の集中運用を唱えて注目された。第２次世界大戦勃発後の１９４０年にドイツに敗れたフランスを脱出してロンドンに対独抵抗組織「自由フランス」を創設、ドイツ軍と戦いつつも抵抗運動内部の政敵であったジロー将軍やフランス共産党との権力闘争を繰り広げた。

戦後の１９５８年、フランスの最重要植民地であったアルジェリアの独立問題を解決しうる唯一の人物として首相に就任し、さらに新憲法を制定して「第５共和政」の初代大統領となった。アルジェリア独立の是非については当初は要領をえなかったがやがて独立承認に踏み切り、反対派のテロを押し切る形でこれを断行した。

NATO離脱や核武装といったフランスの栄光を追求する政策で知られているが、フランスの核実験に抗議して国交を断絶したナイジェリアで内戦（ビアフラ戦争）が起こるとこれに手を伸ばし、反政府側を援助することで石油利権をかすめ取ろうとするような暗黒面（フランスの援助を受けた反政府軍は３０ヶ月に渡って持ちこたえ、その間に２００万の人命が失われた）も持ち合わせていた。

「生涯を通じて私は、フランスについてある種の観念を胸のうちにつくりあげてきた。感情のみならず、理性もまた、私の心に、それを吹き込むのである。つまり私の考えでは、フランスは偉大さなくしてはフランスたりえないのである（ド・ゴール大戦回顧録）」