成都(せいと 中国語:Cheng Du)
人口:1060万人(2005年現在。中国西部の最大都市)
面積:12,300平方キロ
<歴史>
三国蜀漢の都となり、五代十国時代には前蜀、後蜀の都となった。
宋代に成都の商業が発展し、以後四川あるいは西南中国の中心地となる。
明代には四川布政使が駐在し、清代の1654年、四川布政使司が四川省に改称され、正式に四川省が成立した。
1928年国民政府は成都市を成立させ、四川省の省会とした。1949年成都が解放されると、川西行署所在地となり、1952年四川省は復活、成都も省会に復した。1989年、副省級市に昇格。
成都は歴史的遺産が豊富で、1982年には国家歴史文化名城に指定されている。また2000年に始まった西部大開発の拠点都市として経済も活性化している。
<料理>
四川料理は、一般には山椒(花椒)や唐辛子などの香辛料を効かせる辛い中華料理として知られる。四川省成都を本場とする。中国での一般的な呼称は「川菜 チュアンツァイ、chuāncài」。四川料理は中国でも有名であり、正真正銘の四川料理という意味の「正宗川味」という看板をよく見かける。
痺れるような辛さを意味する「麻辣」を味の中心にしており、中国の他の地方に料理に比べ香辛料を多用する。これは四川省の湿度が高く夏と冬の寒暖の差の大きい気候が関係しているとされる。
ある成都人曰く、「四川は盆地で、湿気が多く体に悪い。だから辛いものを食べて汗をかいて健康を保つ。」のだそうだ。 スパイスを多く使うインド料理やタイ料理と同様、高温多湿の地域ならではの食の工夫、といったところか。
麻婆豆腐、担担麺、回鍋肉、青椒肉絲、魚香茄子(麻婆茄子)が代表例。
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