1990年にマレーシアのマハティール首相が提唱したもので、ASEANに日本、中国、韓国、台湾を加えた東アジア諸国全体が経済的にひとつにまとまってヨーロッパ、北米に対抗しようという経済ブロック構想。
この構想はアメリカの強い反対で立ち消えとなったが、1997年のアジア通貨危機は東アジア各国に地域協力の必要性を認識させ、ASEANに日本、中国、韓国の三カ国を加えた「ASEAN+3」という地域経済協力の枠組みが作られた。実現すれば、人口で世界の三分の一を占める自由貿易市場になる。
・東アジア経済圏
GDP:7兆4680億ドル
人口:約20.4億人
面積:1455.6万平方キロメートル
・EU(ヨーロッパ連合)
GDP:10兆9702億ドル
人口:約4.52億人
面積:388.2万平方キロメートル
・NAFTA(北アメリカ自由貿易協定)
GDP:12兆3421億ドル
人口:約4.2億人
面積:2155.8万平方キロメートル
※GDP及び人口・面積は2003年のものです。