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Tom Ze:トン・ゼー

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詳細 2017年2月11日 02:48更新

1960年代半ばのブラジル音楽界は国粋主義的政治色に支配され、過剰なまでの保守化やマンネリ化が進んでいた。
そんな中でカエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル、ガル・コスタ、マリア・ベターニャのいわゆる「バイーア4人組」にトン・ゼーらが加わり、若手ミュージシャンたちはブラジル音楽の特質を活かしながら、ロックなど海外の音楽を取り入れることで停滞気味な音楽シーンの体質を変えようとしていた。

この動きはトロピカリア運動と呼ばれ、カエターノらトロピカリスタたちは、保守派の忌み嫌うエレキギターを引っさげ、奇抜な衣装と度肝を抜くパフォーマンス、そしてアイロニーに満ちた現実主義的な歌詞で自らの音楽的主張を訴えた。

トロピカリア旋風のまっ只中でつかの間活躍したトン・ゼーは、ブラジル音楽とロック、サイケデリック、アートミュージック等をユニークに融合させ、個性を放った。


「真珠が貝殻の中で育つように、私の内に音楽はある
 ――」


しかし、1969年にカエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルが当局に拘束され、国外退去するに至ってトロピカリスモ運動は急速に沈下する。
1970年にはトロピカリスモ運動はほぼ消沈したが、それと共に当局の目も緩くなり、カエターノらは帰国の途に着く。
(トロピカリア運動が実質的に機能したのは1967年の10月から1968年の12月まで)

トン・ゼーは、68年に発表されたコンピレーション盤『Ou Panis et Circensis』で注目を浴びたが、残念なことに70年代に発表したアルバムはあまり正当な評価を得ることができなかった。しかも76年以降、ぷっつりと姿を消してしまったのである。しかし、90年代に入ると、その才能をデヴィット・バーンが発見――。彼が率いる
<Luaka Bop>レーベルのコンピにトン・ゼーの曲が使用され、一躍注目を浴びるようになったのだった。


「――小さな粒から真珠になるまでに何年も費やす
 ように、私の音楽も進歩には長い時間が必要なんだ」


サウンド・ループ/ノイズ/サンプリング導入、そして奇抜な歌詞の先駆者でもあるトン・ゼーの音楽は、タイトにプロデュースされていながらも、同時に陽気なシュールさも感じられ、そこがたまらない魅力! また、98年に発表されたアルバム『ファブリケーション・ディフェクト』以降、ボサ・ノヴァとアヴァン・ポップ――、そして無数のエフェクトを縦横無尽に組み合わせ、彼の最も得意とする「美しき実験音楽」へと舞い戻ったのであった。

近年はグルーポ・コルポの演劇用音楽も多く制作。
2003年の前作『インプレンサ・カンターダ・2003』ではブッシュ大統領を叩いた曲を聴かせ、いまだラジカルな姿勢を貫くトロピカリスタ振りを発揮した。

また、ベックやトータス、ステレオラブ、ビースティーボーイズに至るまで、90年代のロックシーンにもトロピカリスモの反逆的精神は大いに影響を与え、現在も多くのアーティストが尊敬の念を表して止まないのである。

トロピカリスモ ブラジル音楽 MPB

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