概要
10名の忍で構成されている小組織。元々は弥彦をリーダーとして作られた「対話により争いをなくすための組織」だったが、戦乱により弥彦を含む構成員のほとんどが死亡、残った長門と小南にトビ(偽のうちはマダラ)が接触して以降、イタチや鬼鮫といったS級犯罪者の抜け忍を引き入れ、各国が警戒するほどの犯罪組織と化した。
表向きのリーダーとなっていたペイン(長門)の掲げていた目的は「全ての尾獣を手中に収め、何億もの人々が一瞬で死に絶えるような禁術兵器を作り、それを戦争をしている国々に分け与え、使わせることで人々が戦争によって痛みを感じ、戦争への恐怖心によって戦争が起きないようにする」といったものだった。しかし実際の最終目的は、本来の黒幕であるトビ(自称マダラ)による「月の目計画」により世界中の人々全てを幻術にかけ、争いのない世界を実現することだった。
目的の成就のためには尾獣のチャクラが不可欠であるため、メンバー1人につき1体尾獣捕獲のノルマが課せられており、それぞれが各国で尾獣や人柱力を狩っていた。
基本的に二人一組(ツーマンセル)で行動する。「裏切り者は容赦無く葬る」というルールがあり、勝手に抜けた大蛇丸の粛清も計画されていた。
また、アニメではシルエットでの初登場の際には台詞があってもクレジットはされず、姿を現して正規登場したときに声優が明かされるという指向を取っている(風影奪還編では、飛段や角都も会話をしている)。
元々はメンバー10人で構成されていたが、第一部開始の10年前に大蛇丸が脱退し、更に一尾封印の直後にサソリ、木ノ葉隠れ襲撃の際に飛段と角都、うちはサスケとの交戦でデイダラとイタチがそれぞれ死亡(飛段は生き埋めにされて行動不能)、ペインによる木ノ葉襲撃の際にペイン(長門)が死亡し、彼の側近であった小南も脱退してしまい(後にトビによって粛清される)、更に第四次忍界大戦の前に鬼鮫も死亡した。サソリ死亡の直後にはトビが後釜となった以外にメンバーの補充はされていないが、「木ノ葉隠れの里を潰す」という目的の一致によりうちはサスケ率いる【鷹】と組む。また、薬師カブトの禁術【口寄せ・穢土転生】によりサソリ、デイダラ、角都、イタチ、長門が蘇生され、第四次忍界大戦に投入された。
本格的な活動の前に抜けた大蛇丸以外にも過去に所属していた忍がいたが、角都がトラブルを起こしてそのうちの何人か殺害していることを作中にて語っている。
黒地に赤雲の模様が描かれた外套のようなものと笠を装束としている。額当てはそれぞれ出身国のマークに反逆を意味する傷をつけたものを着用している。また全員が漢字一文字が刻まれた指輪をはめている。