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プラテーロとわたし

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詳細 2013年1月5日 00:45更新

ウマプラテーロとわたし(Platero y yo)ウマ

スペインの詩人フアン・ラモン・ヒメネス
(1881.12.23〜1958.05.29)が、アンダルシア地方にある
生まれ故郷のモゲールで、静養しながら大部分を
書いた、138編からなる散文詩。
ヒメネス33歳のクリスマスに初版本出版。

やわらかな空気の中、ロバのプラテーロにやさしく語りかけるヒメネスと
プラテーロのたたずまいに心がほんわりと暖かくなってきますぴかぴか(新しい)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

プラテーロは、

小さくて、ふんわりとした綿毛のロバ。

あまりふんわりしているので、

そのからだは、まるで綿ばかりでできていて、

骨なんかないみたいだ。

けれど、その瞳のきらめきは、

かたい黒水晶のカブト虫のよう。

手綱を放してやると、プラテーロは、草原にでかけ、

バラ色やそら色やこがね色の小さな花々に、

そのはなづらをよせては、そっと愛撫する・・・

私がやさしく、「プラテーロ」と呼ぶと、

笑いころげるような軽やかなあしどりで、

なんとなく牧歌的な鈴の音にも似たあしおとを

ひびかせながら、かけよってくる。

彼は、私があたえるものなら、なんでも食べる。

とりわけ、ミカン、こはく色のブドウ、

透明な蜜がしたたるほどに紫がかったイチジクなどが

すきだ。

彼は、まるで男の子か女の子のように、

愛らしく甘ったれだけれど、

芯は石のように強くて固い。

私が、日曜日ごとに、

町はずれの小経をプラテーロに乗っていくと、

こざっぱりとした身なりで、のんびりとやってくる

村びとたちは、

立ちどまってロバを眺めながらいう。

──はがねのようだね・・・

そう、はがね。

はがねづくりのようなプラテーロは、

お月さまの銀の色をしている。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

プラテーロとわたし
J・R・ヒメネス
伊藤武好・百合子訳
理論社(フォア文庫) より

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

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参加メンバー 49人

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開設日
2006年2月2日

3958日間運営

カテゴリ
本、マンガ
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