家で揚げたフライは少し時間がたてば、
くたっと軟らかくなってしまいます。マックフライポテトは、
揚げ立てでもべたつかず、時間がたってもあまり軟らかくなりません。
これが、常温で固形化する植物油脂(ショートニングなど)の特徴。
マックフライポテトの揚げ油は牛脂となたね油から作った
ショートニングを使っています。
ショートニングは、トランス脂肪酸を多く含みます。
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を増加させ、
善玉コレステロール(HDLコレステロール)を減少させる働きがあります。
そのため、
心臓病発症のリスクが増大する可能性があると指摘されています
アメリカでは消費者団体CSPIの働きかけによって、
トランス脂肪酸の含有量の表示が義務化されました。
これを受けて、マックは新開発の油でフライポテトの
トランス脂肪酸を減少させると発表。
ところが、従来の味を維持できなかったため、
フライドチキンなど一部の食品にしか使っていなかったことから、
市民グループに提訴され、裁判の結果、
850万ドルの賠償金を払った経緯があります。