東京電力は今回の大震災のあと福島第一原発で大事故を起こし、原発管理能力のなさを世間に露呈してしまった。
それに比べて東北電力は震源に近いのにもかかわらず女川原発を無事に守りきって電力会社としての責務を果たした。
また前社長に退職金5億円を出して平然としている東京電力の企業体質は現在の体制のままでは絶対に改善されるはずがない。
ここに東北電力による東京電力の吸収合併を提言したい。
新会社の名前は「東日本電力」である。
福島県の復興のため新しい本社はずばり福島市とする。
メリットを以下にあげてみよう。
1、東京電力と東北電力は周波数が同じ50ヘルツで新たな設備投資をしなくてもスムーズに合併できる。
2、両社の管理部門を統合してスリム化できる。
3、新しい本社を福島にすることによって、東日本電力は福島の放射能除染などの環境回復のために、いっそう熱心にならざるを得なくなる。
4、固定資産税だけでなく業績回復後には福島市、福島県に所得税を落とすことができるようになる。それは福島復興の貴重な財源となる。
5、本社を東京から追い出すことによって東京都心にある東京電力の膨大な不動産を売却することができる。
6、本社を東京から追い出すことによって東京電力の政治力を弱めることができる。
このほかにもメリット、デメリットが多くあると考えられる。
みなさんの議論を参考に、経済産業省や各政党に意見を伝えていきたいと思う。