Power Meterについての情報交換をしましょう
3rd November 2011
自転車文化変革の時節ですよ。焦点はパフォーマンスの数量化
明日(11/4, 2011)から幕張で始まるサイクルフェアでも目玉の一つになるでしょう。SRMの特許切れが契機なのか、特にレースをする人にとっては、ペダルセンシング含め各社パワーメーターの発売が予定される2012年春へ向けての気になる器材
『Training and Racing with a Power Meter』
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パワーメータ利用のレースとトレーニングを目的にした運動生理学の本。画期的であることは間違い無い。今迄手探りで調整して来たトレーニングを数値で間違いなく管理出来るようになるのだから。
しかし、パワーに終始しているので、トレーニングの基本を知っている事が前提と言っていいでしょう。基礎から始めたければ、
Joe Friel 『The Cyclist's Traning Bible』
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トレーニングの全体像から把握するには良い本。他に、古い本だがEdward Borysewiczの『Bicycle Traning』など。数字の前に知っておくべき
TdF2011参戦プロ選手のSRM (Schoberer Rad Messtechnik)データが公開されている
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もちろん、各社より、解析ソフトもいろいろ出ている様子。心拍数解析のものと比べると、自分のレベルが短い時間枠(秒単位)で動力変化として明示される。結果、特に自分の弱い部分がよく見えてくる。特にペーシングをはじめ、レース戦略への援用に効果があるとされている。まぁトライアスリートには良さそうだね。
フリーの解析ソフトも幾つかあって、そういうものの評価もしていきたい
Golden Cheetah
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――フリーの解析ソフト。これが凄いようです。進化も速い。
現時点で既にWKO+のアドバンテージは実質的に無い。WKO+が優れている点は多種多様な機器からデータを読み込める事だけ。これだってそのうちGolden Cheetahにカバーされちゃうかも。マイナーなメーカーがGolden Cheetahに情報を開示してより売れるようにする事だってあり得る。
メジャーなパワーメーターを使っている限り、より高機能なGolden Cheetahが使える。開発速度も速いので、将来の為にも、Golden Cheetahに慣れていく方が良い。もはやGolden Cheetahがスタンダード
仕様はそれぞれ、価格もそれぞれ。センシングもペダル,クランク,チェーン,ハブとあり、それらの違いから器材の効率まで推計出来るのでは無いかと思ったり、興味は尽きない。
次のアーティクル(英語)はちょっと古いが海外ニュースで、2012年市場の展望?を報じたもの
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Powertap
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SRM
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Garmin Vector
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o-synce
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Quarq
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Polar
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PowerTapも少し安くなった。ホイール組で割安感を出している?商品も増えて来た。SRMクランクのバリエーションの広さ。Quarqの合理的なデータハンドリング機能。定期メンテナンス費用など未知数?の部分もあるが信頼性は既にある。
Polarにガチンコ勝負の形(LOOK/KEO互換)になったVectorは、Garmin Userでなくとも気になる筈。VectorはANT+準拠だが、Polarは独自通信規格で心拍重視のトライアスリートの評価が高い。o-synceは最初からコストパフォーマンスが高そう。
その一方で、ergomoの不正確さや、ibikeの子供騙しな設定と精度の低さなども露呈し始めた。センシングのキャリブレーションは正確な値を得る為の必須作業だが、推計値の補正は走行条件や器材特性の変化に対応するものではなく単なる護魔化しに過ぎない。尤も正確なCdAをリアルタイムで推計出来ると言うならその点では画期的だが精度はどうなんだろうね…
パワーメータのコミュニティですが、あまり限定的に考えずに、様々な情報交換が出来ればと思います。ともすれば数字という厳しい縛りに陥りそうな分野なのだから。。
データは意外なまで多くの情報を開示してくれる。そして、数字というのは意外なアイデアを結ぶ事が多い。なので、敢えてあまり汎用的なトピックス(タイトル)ではなく、偏向的な話題の乱立も大歓迎
コミュニティリンク等も御自由に