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Pierre Puvis de Chavannes

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詳細 2015年5月17日 22:21更新

ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ
(ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ)
1824-1898年、フランスの画家。

フランスのリヨン出身。
19世紀後半に活躍した壁画家。
(※欧米文献では、「シャヴァンヌ」ではなく"Puvis"と記載される)
フレスコ壁画を模倣し、古代風の風景や人物を、簡略化されたフォルムで描いた。
サロンの審査員に任命されるなど、アカデミーの一員としての地位を確立しながらも、反アカデミスムの若い画家たちを援護してもいた。

シャヴァンヌが好きな方、知りたい方はどなたでも。
トピックもご自由にたててください。

<日本で見られるシャヴァンヌ>
国立西洋美術館(東京・上野):《貧しき漁夫》
大原美術館(岡山・倉敷):《幻想》
岐阜県美術館:《恋愛のための習作》
島根県立美術館:《聖ジュヌヴィエーヴの幼年期》…等

------------------

<略歴>

パリの理工科大学を病気のため断念。
療養で渡ったイタリアで見たフレスコ画に感銘を受ける。
フランスに帰国し、1846年ごろアンリ・シェフェールに師事(半年)。
その後ドラクロワに師事(2週間)。
そしてトマ・クチュールに師事(3ヶ月かそれ以上)。
どこも長く続かず、美術学校の授業を受けたり模写をしたりといった独学で絵を続ける。
1850年、《ピエタ(死せるキリスト)》でサロン初入選。
落選が続き、59年に《狩猟からの帰還》で2度目の入選。
61年、《平和(Concordia)》、《戦争(Bellum)》をサロンに出品。《平和》が賞を取る。
63年の作品《労働》、《休息》と共に、4点がアミアン美術館(ピカルディ美術館)に所蔵される。後に同美術館の内面装飾にもたずさわる。
70年代、初めて公共壁画の注文を受ける(パンテオンの壁画装飾)。

***

シャヴァンヌは始めドラクロワの画風に惹かれ、ごく初期の作品には彼の影響が見られる。
公的にデビューする以前から、自覚的に壁画家としての活動を選択しており、早くから兄の家の壁画連作に取り組んでいる。
シャヴァンヌの画風は、人物の立体感を強調することなく、当時求められていた壁画理念(過剰な立体感・奥行きは避けること)に沿っていた。
しかし一方で、その点がアカデミックな造形表現を重視する者からは非難され、壁画家として成功を収めた後も生涯を通して批判を受けた。
パステル調の乾いた色彩、細部を簡略した描き方は、イタリアのフレスコ画を思わせる。
実際彼の画風の確立は、イタリアでの壁画模写に負うところが大きい。
壁画装飾のための絵画を模索し、ジョットから霊感を得たことをシャヴァンヌ自身も語っている。

19世紀の壁画では、カンバスに描いた絵を壁に貼り付ける方法をとっていることが多かった。彼の作品も建物に取り付けられる前に、度々サロンでも展示された。
パリの街計画によって公共建築物へのアクセスがよくなり、サロンに展示されたこともあって、多くの画家たちが彼の作品を見る機会があった。
ポール・ゴーギャン、モーリス・ドニ、ファン・ゴッホ、ジョルジュ・スーラなどといった、若い反アカデミスム、反伝統の画家たち、また黒田清輝ら明治期の日本の洋画家たちからも高く評価され、彼らの作品に大きな影響を与えている。

***

シャヴァンヌは世紀末象徴主義にくくられることが多いが、時代的にはやや早いため、その先駆けといわれることもある。
同時代のどの画風とも一線を画し、分類が難しいとされる。

タブロー(額絵)の絵画史のみをたどるだけでは見えてこないが、シャヴァンヌが受け入れられる土台は登場時すでに形成されていたと思われる。
彼がサロンに入選したとき、その作品は真新しく映ったわけではなく、むしろ古典的すぎると批評された。
18世紀後半以降、タブローの主題の大衆化に伴い、壁画がモニュメンタルな絵画の最後の砦と見なされる傾向にあった。普遍的主題を、建築物と調和する平面的な画法で描くことが求められ、アングルやシャセリオーによる壁画作品もその例に漏れない。
シャヴァンヌもまたその流れの延長に加わり、公共建築物の建設が相次ぎ、壁画の需要が高まった19世紀、壁画家として名をはせることになる。
彼の古典性、主題の崇高さはアカデミスムの側から賞賛された。壁画のための様式を発展させた、具体性をそぎ落とした独自の画風は、反アカデミスムの側や、新たな表現を求めていた世代に支持されるようになった。

<参考文献>
Price, Aimee Brown, Pierre Puvis de Chavannes, exh. cat., Van Gogh Museum, Amsterdam, 1994
Brian Petrie, Puvis de Chavannes, Ashgate, Aldershot, 1997
天野知香『装飾/芸術:19-20世紀のフランスにおける「芸術」の位相』、ブリュッケ、2001

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2006年1月26日

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カテゴリ
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