船木誠勝

【船木誠勝】

船木誠勝
ふなきまさかつ

■ 身長182cm　体重92kg
■ 1969年3月13日生
■ 青森県弘前市出身

■ 第4代KING OF PANCRASIST
■ 第6代KING OF PANCRASIST

　史上最年少の15歳で新日本プロレスからデビュー。実力と人気を兼ね備えたホープとして10代から頭角を現した。その後理想とする闘いの場を求め、U.W.F、プロフェッショナルレスリング藤原組を経て、93年「パンクラス」を発足。パンクラスを技術的にも思想的にも引っ張るリーダーである。

　パンクラスの団体コンセプト、「ハイブリッド(雑種)・レスリング」は、さまざまな格闘技のエッセンスを取り入れて進化を続けようという意味。中でもとりわけ貧欲な雑種ぶりで知られるのが船木自身であり、その比類ない格闘センスは、ボクシング4階級制覇の「石の拳」ロベルト・デュランやキックのWKA世界ヘビー級王者モーリス・スミスを破った異種格闘技戦、第4・6代目のキング・オブ・パンクラシストとしてパンクラスの頂点を2度極めたことでも証明されている。また、技術鍛練のみならず、闘うための肉体づくり研究も有名。実戦を想定したムダのない体づくりを大切にし、そのため、食と体についての知識も豊富。さまざまなメディアでその理論と実践法は紹介され、その肉体づくりの方法を自ら解説している「船木誠勝のハイブリッド肉体改造法」(書籍/ビデオ)は、プロレス本とよばれる書籍の中で過去最高の発行部数を記録。また、99年12月にはその続編ともいえる「パーフェクト! 肉体改造法II」を上梓し、好評を得ている。

　私生活では映画をこよなく愛し、各方面で映画マニアとしても有名。映画の連載コラムを執筆し、また、映画初出演作となる「五条霊戦記」(監督:石井聰亙/00年10月公開)では、準主役となる弁慶のライバル、“湛塊”を演じ、その鍛え抜かれた体で、スタントを全く使わない生身のアクションを大熱演している。

　2000年5月26日、東京ドームで開催された「コロシアム2000」大会ではメインイベントで“400戦無敗”“世界最強”の称号を持つヒクソン・グレイシーと対戦。格闘技生活15年の集大成として“世紀の一戦”に臨み、試合後正式に引退を表明。ファイターとしては2000年5月26日をもって完結を迎えたが、今後はプロデューサーとして、また後進への指導者として、現在高く評価されているその手腕により一層の期待がかかる。

【関連コミュ】
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