ノルウェー爆破・銃乱射事件で逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者
極右とつながりのあるキリスト教原理主義者とされる
一言だけツイッターで言葉を残していた。
「信念ある1人の人間は、
自らの利益しか考えない10万人分
もの力に値する」
同容疑者は、移民制限を主張する進歩党に所属していたことがあり、ブログ上では多文化主義やイスラム教徒への攻撃に関する書き込みを行っていたが、警察の捜査線上に浮上したことはなかったという。動画共有サイトのユーチューブに投稿された反イスラムを呼び掛ける映像では、ウェットスーツを着込んだ同容疑者が自動小銃を持つ姿がはっきりと映っている。
銃乱射が起きたウトヤ島は当時、与党・労働党の青年部会の集会が開かれていた。目撃者によると、容疑者は警察官の制服姿で現れ、若者たちに向かって銃を乱射。銃撃を逃れようと湖に飛び込んだ人も多かったという。警察によると、特殊部隊が島に到着して容疑者の身柄を確保するまで、銃乱射は約1時間半に及んだ。