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『方丈記』の無常観にシビれる

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詳細 2017年1月14日 09:58更新

『方丈記』は、鴨長明(1155-1216)が書いた随筆文学です。
400字原稿用紙25枚程度の短編で、枕草子・徒然草とならんで日本古典文学の三大随筆にあげられています。
 鴨長明は、もともと下鴨神社の神官の生まれであり、かつ歌人として当時活躍していました。
が、出世の道が断たれたことなどをきっかけに出家、世間から離れて日野(京都郊外)に引きこもり、隠遁生活を送りました。
 その日野の“方丈”の庵、即ち1丈四方(=5.5畳)程度のわびしい住まいの中で執筆されたのが、この『方丈記』です。
 方丈記に一貫して流れているのは【無常観】といわれる思想です。
実際に起こった大火事・地震・飢饉などをなまなましく描写し、人の命や人生・社会のはかなさ、不安定さ、うつろいやすさを説き、その苦悩を訴えています。その苦悩から逃れるために世間から離れるのが隠遁生活であり、彼らは隠者・世捨て人などと呼ばれています。漢文をベースにした長明の力強い文章が、彼の苦悩をよりはっきりと表現していると言えるでしょう。
 『方丈記』は隠者文学の代表的な作品のひとつです。

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ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。
世の中にある人と、栖(すみか)とまたかくのごとし。

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この冒頭は、どこかで聞いた記憶がある方も多いと思います。
内容は、

ゆく川の流れは絶えることがなく、しかもその水は前に見たもとの水ではない。
淀みに浮かぶ泡は、一方で消えたかと思うと一方で浮かび出て、いつまでも同じ形でいる例はない。
世の中に存在する人と、その住みかもまた同じだ。
 
 玉を敷きつめたような都の中で、棟を並べ、屋根の高さを競っている、身分の高い人や低い人の住まいは、時代を経てもなくならないもののようだが、これはほんとうかと調べてみると、昔からあったままの家はむしろ稀だ。
 あるものは去年焼けて今年作ったものだ。
またあるものは大きな家が衰えて、小さな家となっている。
住む人もこれと同じだ。
場所も変らず住む人も多いけれど、昔会った人は、二、三十人の中にわずかに一人か二人だ。
朝にどこかでだれかが死ぬかと思えば、夕方にはどこかでだれかが生まれるというこの世のすがたは、ちょうど水の泡とよく似ている。
 
 私にはわからない、いったい生まれ、死ぬ人は、どこからこの世に来て、どこへ去っていくのか。
またわからないのが、一時の仮の宿に過ぎない家を、だれのために苦労して造り、何のために目先を楽しませて飾るのか。
その主人と住まいとが、無常の運命を争っているかのように滅びていくさまは、いわば朝顔の花と、その花につく露との関係と変わらない。
あるときは露が落ちてしまっても花は咲き残る。
残るといっても朝日のころには枯れてしまう。
あるときは花が先にしぼんで露はなお消えないでいる。
消えないといっても夕方を待つことはない。

この無常観にやられた人、みんな集まれ〜

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