『ガロ』で1976年から連載された漫画。絵・湯村輝彦/原作・糸井重里。元祖ヘタウマ。元祖パンク。
「「ペンギンごはん」は死ぬ程下らない漫画だったが、その抜けの良さは類がなく、下らなくあると同時に暴力的であり、破壊的であり、存在するだけで、それ以前に登場した総ての漫画(但、杉浦茂は例外)を馬鹿にしている様ですらあった。「俺が求めていたモノはこれだ!」と膝を打ち、そして「ガロ」に今みたいな漫画を持ち込み現在に到るのだが、俺にとって「ペンギンごはん」は当時のロックの方の人々におけるセックス・ピストルズの様なもんだ」(根本敬)
「これならオレにも描けるかも!?”という勇気と、描き始めると“絶対、オレには描けない!!”という失望を与えてくださりました」(みうらじゅん)
「「ペンギンごはん」はすごかったぞ、。まさに歴史的なイッパツで、あれ、その後世の中でんぐりかえした「ヘタウマ」のオープニングであった」(しりあがり寿)
「恥ずかしい根っ子の会から送られてきたニタリ貝の大模型が泣き震える箇所なんて、超問答無用」(友沢ミミヨ)
「世界のあらゆる本の中で、10冊の中に間違いなく入ります」(花くまゆうさく)
「一コマ一コマが一枚のイラストを描くのと同じエネルギーを消費している。だから普通の漫画よりも割高料金を取らないといけない。見る方はそれだけ贅沢な読み方ができる。今読み返しても、ペンギンごはんはまだまだ美味しい」(川崎ゆきお)
「オイはね、漫画で一番ショックをうけたのはつげ義春さんの「ねじ式」で、二番目が「ペンギンごはん」なのね。あんな漫画は誰も思いつかないよ」(蛭子能収)
「僕はファンシーとファンキーを合わせ持っているような絵本を描きたいと思っていたけれど、「ペンギンごはん」はまさにそれで、ファンシーとファンキーが合体した最終地点だと思います」(安斎肇)
「ところでテリー&イトイが15年前出した『ペンギンごはん』を中古本やでグーZEN見つけるユメ何回見たことか。今まででホントーのShockはアレとコレだけだ」(山塚EYE)
『さよならペンギン』でも幻の『Penguin Tofu』でもなんでもアリ。とりあえず参加することに意義があるコミュニティ。