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『 青 鷹 - あをたか - 』

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詳細 2012年10月19日 00:04更新

 
青鷹【あをたか】

2009年8月17日創刊の文学同人誌。
時代は国際化の果てに自由主義が席巻し、日本人は個性を意識するあまり汎個性というような状態となっていた。
また芸術の領域にも功利主義が浸透し、経済なき芸術は滅ぶるのみとまでいわれた。
ポストモダンの文学は結局、性と暴力に寡占されてかつての日本文学固有の美しさは失われてしまっており、読み手のレベルが書き手のレベルとなってしまっていた。
そんななか大矢鷹一朗と大矢剛志は、旧き時代の文学からいまひとたびやり直すと称して『青鷹』を刊行、時代の主流であった『文学界』に対抗した。
それはのちの評論家をして懐古主義、曖昧派、中途半端と評されたが、文学の基礎の敷き直しをしたことによる現在の文学に寄与するところは大きい。

大矢鷹一朗は時代小説の前衛を自任して藤沢周平、山本周五郎、池波正太郎の路線を継続してはばからない同時代の作家を「遺産の食いつぶし」として断罪した。
親の遺産を食いつぶしているやつが言うな、という世間からの批判に対しては甘んじてそれを受け入れ、徹底的に親のすねをかじってみせることにより世間を沈黙させた。
彼の最大の功績はいい人しか登場しない善人小説という分野を開拓したことで、性と暴力が最高価値を持っていた当時の文学時勢に対して真っ向からこれを否定する姿勢をとった。
これは他の誰も為し得なかったことであり、鷹一朗の善人小説は『青鷹』が『文學界』に対抗するうえで唯一ながら最大の武器であった。
そうして彼は読み手の年齢層を広げると同時に、大衆文学として作家自らが卑下していた時代小説を純文学化してその文学的価値を高めたことから、時代小説を百年の孤独から救ったと評価される。

大矢剛志は私小説を自然主義から切り離し、あらゆる領域に於いて一人称と主観を持ち込んだ。
そこで扱う主題や話の筋はいわゆる平平凡凡を常として内容は日常であり、またその文章構成は随筆的、場当たり的であったといえる。
彼はその不完全性、不安定でいい加減なるものに文学の美しさを見いだしたため、それまで文学の王道とされてきた端正な純文学や予定調和の物語を「つくりものの文学」としてその価値を否定した。
剛志の文学の底流には大矢家至上主義という思想があって、その文学作品或いは思想表現に於いて表出する世界観は剛志の主観そのものであり、これには他の誰も合流できず、「壮大なるひとり遊び」と評された。

 

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2010年10月23日

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