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【包丁一本】もしくは包丁1本

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詳細 2012年6月3日 15:30更新

「 月の法善寺横町 」
作詞 十二村哲
作曲 飯田景応
唄 藤島桓夫

1番
庖丁一本 晒にまいて 旅へでるのも 板場の修業 待ってて こいさん 哀しいだろが ああ 若い二人の 想い出にじむ法善寺 月も未練な十三夜『こいさんが私を初めて法善寺へ連れて来てくれはったのは「藤よ志」に奉公に上がった晩やった。早う立派な板場はんになりいや言うて、長い事水掛不動さんにお願いしてくれはりましたなァ。あの晩から私(わて)は、私はこいさんが好きになりました。』

2番
腕をみがいて 浪花に戻りゃ 晴れて添われる 仲ではないか お願い こいさん 泣かずにおくれ ああ いまの私には 親方はんにすまないが 味の暖簾にゃ 刃が立たぬ『死ぬ程苦しかった私らの恋も、親方はんは許してくれはった。あとはみっちり庖丁の修行を積んで一人前の料理人になる事や。な、こいさん、待っててや。ええな、こいさん。』

3番
意地と恋とを 庖丁にかけて 両手あわせる 水掛不動 さいなら こいさん しばしの別れ ああ 夫婦善哉 想い出横丁法善寺 名残つきない 燈がうるむ


道頓堀の南側の小さな路地の中にある。思っていたより狭く短い路地という感じだった。しかし、石畳の通りや店構えなど風情がある。水掛不動尊は苔に覆われている。訪ねた時には、熟年の女性方が数人お参りをしている。『こいさんが私を初めて法善寺へ連れて来てくれはったのは「藤よ志」に奉公に上がった晩やった−−』と唄の中のせりふを言う人もいある。この数人は仲間同士でこの法善寺横丁を訪ねに来たようだった。みんな「月の法善寺横町」が大ヒットしていたころ青春時代を過ごしていたようである。


<藤島桓夫>
昭和2年大阪市に生まれる。昭和20年旧制大鉄工業学校(現阪南大学高等学校)卒業。大阪中央電話局入社。昭和25年歌手デビュー、「初めて来た港」「お月さん今晩は」などヒット曲続く。
 昭和35年「月の法善寺横町」一世を風靡する。平成4年日本レコード大賞「功労賞」受賞。平成6年2月没。4月勲4等瑞宝章受賞。
 「法善寺横丁」と唄の「月の法善寺横町」とは文字が違っている。歌碑は「横町」をつかい、通りの名は「横丁」を使っている。ここに来て初めて気がついた。
 
月の法善寺横町(藤島桓夫)

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2010年6月8日

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