Electroconvulsive Therapy (ECT) 電気ショック療法
電撃ショック療法(ECT/m-ECT)の効果
・一般的な医療行為と同じように、効果に伴って一定の危険を伴います。
(1)自殺念慮の改善(95%以上)
(2)解離性障害の改善(70%程度)
ただし、解離性障害のようなヒステリー症状は背景に軽い意識障害(意識変容)があり、
かえって解離状態が悪化する恐れもあります。解離性障害は、現代の精神医学では
コレといったウマい治療法がありません(特に薬物療法・精神療法において)。
(3)抑鬱状態の改善(90%程度)
(4)自傷行為(リストカットなど)の解消(50〜80%程度)
家族の許可が必要な場合もありますが、本人の同意だけで施術可能な場合もあります。
数万回に一回、死亡又は重大な障害が残る可能性があります。
大学病院、大規模な総合病院の精神科、精神科単科病院で施術してもらえます。
無痙攣電撃ショック療法(ECT)
(1)専門の麻酔担当医二人がクランケに全身麻酔をかける
(2)担当医がクランケの頭部4箇所程度に電極を貼り付ける
(3)交流100〜110Vの電流を3〜4秒間通電、これを3〜4回繰り返す
(4)(1)〜(3)をワンセットとし、これを3〜4回繰り返す
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麻酔科医にモニタリングを受けながらの施術になります。
通電に伴い筋肉の収縮が起こり、それを防ぐために筋弛緩剤を用います。
その作用は不快なので、通常、全身麻酔で意識をなくしてからの施術になります。
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実際に受けられる場合は、担当医とよく相談して下さい。
●ECT(電気けいれん療法、電気ショック療法、通電療法)について
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