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エリウゲナ

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コミュ内全体

詳細 2012年6月25日 01:13更新

 
 *最近までは「スコトゥス・エリウゲナ」と呼ばれていましたが、これは「スコトゥス」も「エリウゲナ」も、ともに「アイルランド人」を意味することから、同語反復になり正しくないので、今日では一般に「エリウゲナ」と呼ばれているようです。 重要な思想家ですが、コミュが見当たらないので作ってみました。(すでにあったらすいません。)

 


 彼の出身地がアイルランドであることは、資料の上からも、「エリウゲナ」という名前からも明らかである。(エリウゲナという名称は、彼がとある著作をギリシャ語からラテン語に翻訳したときに自ら付けた名である。アイルランドを意味する古代ケルト語のEriuと「〜から生まれたもの」を意味するラテン語の接尾辞「gena」との合成語だと言われている。)
 彼はおそらくは、いわゆるバイキングの侵略を逃れてのことであろうが、ヨーロッパ大陸に渡り、カール二世治下の西フランク王国で活躍した。時あたかも、カール大帝が始めたカロリング・ルネサンスの運動が新たな展開を見せ始めていた第二次カロリング・ルネサンスの時代であった。

 アイルランドはただひとり西欧でゲルマン民族の大移動の混乱を免れて、ギリシャ・ローマの古典文化やキリスト教文化が維持されたところで、すでにエリウゲナの幾世代も前から、アイルランドの知識人は荒廃したイングランド島や大陸にそうした文化を移植・普及させ、また、カロリング・ルネサンスにおいてもその中核的存在として多大な貢献をしてきた。そのため、後世アイルランドは「聖人と学者の島」と称されることになる。

 彼の主著である『ペリフュセオン』は、「キリスト教新プラトン主義の最高の達成」と賞され、西洋中世最初の独創的哲学体系を表現している。彼は新プラトン主義的な、存在の一者からの発出と一者への帰還という思想を軸にしながら、思考の上でラテン的伝統とギリシャ的伝統を総合し、古代教会とスコラ哲学を繋ぐ、思想史上の重要なピースなのである。

――上智大学中世思想研究所『中世思想原典集成6――カロリング・ルネサンス――』より作成――




キーワード

アイルランド カロリング・ルネサンス 新プラトン主義 スコラ哲学 エリウゲナ 中世

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参加メンバー 2人
開設日
2009年12月6日

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カテゴリ
学問、研究
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