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パーリ語

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詳細 2017年3月2日 20:32更新

古代インド、プラークリットのひとつであるパーリ語について語り合いましょう!


パーリ語 (paali) は多量の文献を持つ南伝仏教経典で主に使用される言語。バーリ語とも。中期インドにおけるアーリヤ系言語、プラークリットを代表する言語。使用歴は長く、パーリ語で書かれた偈の歴史は紀元前3世紀ころまで遡る。さらに、パーリ語で書かれた、経典の散文やその注釈は、5-6世紀以後にまで及び、その後も今日までスリランカ(セイロン島)を中心として、パーリ語を使用した新しい文献がある。  



パーリ語は上座部仏教経典のための文語であり、元来どの地方の方言であったかは不明確である。古い伝説ではマガダ語からの派生であると言われるが、アショーカ王碑文との比較から西インド起源とする説が有力である。



最古の仏教文献は、釈迦の故郷であるマガダ地方の東部方言からパーリ語へ翻訳されたと推定されている。このために、パーリ語はアショーカ王碑文のうち西部のギルナールの言語に最も近いが、その中にマガダ語的な要素が指摘されている。




サンスクリット(梵語)とくらべると、例えば「息子」が ((sanskrit) putra) が ((pali) putta) となるように子音の同化が目だち、また「刹那」((sanskrit) kSaNa) が ((pali) khaNa) のような変化もみられる。しかし、他のプラークリットよりはサンスクリットに近い。名詞、動詞の組織は基本的にはサンスクリットと同じである。ただ名詞では格の融合、動詞では態の差別、過去時制の差別が明確ではない。さらに構文は、一般に定動詞表現が中心であり、語順が一定して動詞が文末にくる。語彙はときにサンスクリットより古い形をもつ。例えば「ここに」は ((sanskrit) iha) より古形の ((pali) idha) となっている。



パーリ語からサンスクリット語が作られたとする説はない。
大乗仏教でサンスクリット語が多用されたのに対し、上座部仏教においてパーリ語が多用されたのは仏教伝道において民衆に分かりやすい口語(すなわちプラークリット)を利用することで、その効果を高めるためであったからと推測される。後に、観念的な議論を特徴とする大乗仏教が盛んになると専門性の低いとされたパーリ語は廃れ、教典の言語はサンスクリットに取って代わられることになる。

WIKIPEDIAより


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