- 詳細 2016年6月21日 01:07更新
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スペインはガリシア地方にあるオレンセという小さな街で１９５５年設立のベンポスタ子供共和国。創始者は当時２２歳だったJesus Silva Mendezという神父、まだ健在です。フランコ独裁政権下、ストリート・チルドレンが溢れていたスペイン。そんな恵まれない子供たちに教育の場を与えるという目的で創られました。開始当初は１５人の子供と始めたらしい。年々人数も増えて行き、最盛期には１０００人近くの住人が生活してたとか。ちなみに日本人は３０人くらい出入りしてまして、９０年代半ばには２０人前後が一緒に生活してました。
「平和のメッセージ」を世界に広める手段としてベンポスタはサーカスを持っており、サーカス学校での日々の練習は住人の日課でした。国や地方自治体からの援助は受けておらず（建前上は）、収入源はサーカス巡業の収益とガソリンスタンドや木工所等での売上。
元々「第３世界の子供たちに教育の場を」という目的で創られたという事もあり、学校に行く事も義務で、またそれも「労働」という位置づけでした。学校は「初等部」「中等部」「大学予科」「映像・音響専門学校」、特別な仕事がない限り全員就学が義務。
ベンポスタには「コロナ」という通貨があり、日々の「学習」「サーカスの練習」「労働」の代わりに「収入」という形でコロナをもらえる事になってました。ただ上手く機能してないというのが実際。
住んでいた人もヨーロッパ・アフリカ・中南米と日本、公用語はスペイン語で、中にはガリシア語で話す地元出の人も。英語はほとんど通じません。
設備は、学校・体育館・サーカステント・売店・スーパー・理髪店・バー・ランドリー・木工所・鉄工所・自動車工場・セラミック工場・食堂＆厨房・畑・グラウンド・宿舎・馬舎・教会・モスク・テレビ局・ラジオ局・プール・会議場・図書館・ホテル・豚小屋・銀行・事務所・etc 生活する上で必要なモノ、学習・サーカスに必要なモノ、手に職を付ける為の施設が一通りあります。中には外から通いで働いてるスタッフも居ますが、基本的にはベンポスタ住民が運営してます。
神父の他に市長や各担当大臣というのがいて、その人たちが住人の生活を回してます。
大まかにはこのような環境の中で生活していた共同体。ちなみに「ベンポスタ（Benposta=ben posta）とはガリシア語で「良く整備された」とか「しっかり据えられた」という意味です（スペイン語ならbien puesta）。
ちなみにこの「ベンポスタ」はコロンビア、ベネズエラにもあります。
住んでた人・行った事ある方・聞いた事ある方・興味がある方、どなたでも参加して下さい。
自己紹介はこちら→http://mixi.jp /view_b bs.pl?i d=33878 29&comm _id=456 801
ベネズエラのベンポスタのＨＰ
http://www.ben posta-v enezuel a.org/
