アラクネ単体コミュ
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どぞー
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アラクネー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(アラクネ から転送)
ディエゴ・ベラスケス画、 "The Spinners, or The fable of Arachne"アラクネー(アラクネ、Αράχνη, Arákhnē)は、ギリシア神話に登場する女性である。リューディアのコロポーンで染織業をいとなんでいたイドモーンの娘。
『変身物語』によればアラクネーは優れた織り手で、その技術は機織りを司るアテーナーをも凌ぐと豪語するほどだった。これを耳にしたアテーナーは怒りを覚えたが彼女を諭す為に老婆の姿を借りて神々の怒りを買うことのないように忠告を与えた。しかし、アラクネーはそれを聞き入れずに神々との勝負を望んだ為、女神は正体を表してアラクネーと織物勝負をすることになった。
アテーナーは自身がポセイドーンとの勝負に勝ちアテーナイの守護神に選ばれた物語をタペストリーに織り込んだ。アラクネーはゼウスのレーダー、エウローペー、ダナエーらとの浮気を主題にその不実さを嘲ったタペストリーを織り上げた。
アラクネーの腕は非の打ち所のない優れたもので、アテーナーでさえアラクネーの実力を認める程であった。しかし、アテーナーはそのタペストリーの出来栄えに激怒し、最終的にアラクネーの織機と不敬なタペストリーを破壊してアラクネーの頭を打ち据えた。これによりアラクネーは己の愚行を認識し、恥ずかしさに押しつぶされ逃げだして自縊死を遂げた。
アテーナーは彼女を哀れんだのか、それとも怒りが収まらずに呪おうとしたのか、トリカブトの汁を撒いて彼女を蜘蛛に転生させた[1]。
この神話より、ギリシア語では蜘蛛のことを彼女の名をとってアラクネー (αραχνη) と呼ぶようになった。フランス語(araignée)、 スペイン語(araña)などロマンス諸語における「蜘蛛」の語源ともなった。
ここから、日本のコンピュータゲームなどでは、上半身が女性で下半身が蜘蛛の怪物がアラクネー(アラクネ)という名前で登場することがある。ただし、アラクネーではなくアルケニーという名前であることも多い。アラクネーの綴りでアルケニーとも発音することはなく、単なる日本人の誤読であると思われる。
蜘蛛恐怖症(アラクノフォビア)