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オズワルド・グアヤサミン

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詳細 2013年3月25日 21:09更新

オズワルド・グアヤサミン/Oswald Guayasamin
(1919.7.6~1999.3.10)

「Yo llore porque no tenia zapatos hasta que vi un niño que no tenia pies. 」
「僕は両足のない子供を見るまでは、自分に靴がないと言って泣いていたんだ。」
by Oswald Guayasamin


エクアドル、いや南米を代表する画家であるグアヤサミン。先住民族である父親とメスティーソ(混血)の母親の元で1919年に首都のキトで産まれました。父親の職業はペンキ塗りであったりタクシーの運転手であったり、必ずしも恵まれた環境ではありませんでした。しかし若い頃から絵の才能を発揮し、23歳の頃にはメキシコで有名な画家の元でアシスタントをしたりもしています。その後は中南米諸国を旅し、各地で先住民族の苦しい生活を目の当たりにします。また、その旅をとおしてチリの詩人パブロ・ネルーダと知り合います。ネルーダは社会主義詩人として有名でありまたノーベル文学賞も受賞しています。その後彼の作品はどんどん有名になり、ベネズエラ、フランス、メキシコ、キューバ、イタリア、スペイン、アメリカ合衆国、ブラジル、コロンビア、そして中国などで展示がおこなわれています。キューバのフィデル・カストロ大統領とは親密な交際が生涯続きます。

彼の作品は社会的に立場の弱い人達をテーマにしており、中南米で長く続けられている社会主義を目指す政治家や活動家、そして芸術家などに受け入れられました。キトのグアヤサミン美術館へ行くと、ニカラグアの内戦に対して描かれた「Homenaje a Nicaragua(ニカラグアへの賛辞)」があり、3人の子供が涙をながしています。また「Lagrimas de Sangre(血の涙)」はチリの有名な社会主義大統領であり暗殺されたサルバドール・アジェンダをテーマにして描かれたものです。また「Niña Llorando(泣く女児)」という作品は3人の子供が泣く姿ですが、それは世界中で最も貧困が問題になっている、中南米、アジア、そしてアフリカの3地域の子供を表したものです。また彼は1988年にエクアドルの国会議事堂に巨大壁画を描いています。しかしその絵にはナチス兵のヘルメットに”CIA”と描かれた部分があり、アメリカ合衆国の大統領が入場を拒否したという逸話も残っています。

1999年に死去された時には多くの人々が涙を流しました。キューバのカストロは「ラテンアメリカは同胞の苦悩だけではなく、その文化や価値観さえも芸術に変えられる名誉ある人物を失ってしまった。」と言いました。またグアテマラの先住民族運動のリーダーであり、ノーベル平和賞も受賞しているリゴベルタ・メンチュという女性は「彼はラテンアメリカの信念であり、真の民主主義を勝ち取るための戦士でもあった。彼の想い出は常に私達の中に残り、より良い未来を築こうとする人達の生涯の支えとなるわ。」と残しました。2002年と2003年には彼の名のもとに「Todas Las Voces Todas(全ての声が全て)」という音楽祭がキトでおこなわれ、チリのMercedes SosaやキューバのBuena Vista Social ClubのIbrahim FerrerやOmara Portuondo等の南米主義の歌手達が勢揃いしました。

そんな彼が最後に残した言葉は「火を灯し続けていてくれ、必ず戻ってくるから」。
キトにあるグアヤサミン美術館にはその言葉の元に灯された火が常に燃え続けています。

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開設日
2009年4月11日

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カテゴリ
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