池袋モンパルナス

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詳細 2021年1月30日 15:21更新: 昭和の始めから敗戦頃まで池袋周辺にいくつもの「アトリエ村」がありました。美術を志す人たちの多くの貸しアトリエが建ち並び「村」を形成しました。
それぞれ「すずめヶ丘」「桜ヶ丘パルテノン」などと呼ばれました。例えば「桜ヶ丘パルテノン」は多い時で７０軒ものアトリエがあったそうです。
まだ名もない若い画家や彫刻家、その他様々な芸術家が住みつき、夜な夜な池袋駅周辺の飲み屋に繰り出しました。
パリに憧れ西洋美術の影響を敏感に受け止める、世界でも希な芸術の前衛の街でした。パリのモンパルナスにならって「池袋モンパルナス」と呼ばれました。

池袋モンパルナスの芸術家

熊谷守一、名井万亀、丸木位里、丸木俊、北川民次、野田英夫、春日部たすく、峰村リツ子、田中佐一郎、小熊秀雄　　　　　
福沢一郎、古沢岩美、靉光、松本竣介、糸園和三郎、寺田政明、井上長三郎、大野五郎、麻生三郎、柿手春三、吉井忠、難波田龍起
　　
小川原脩、真鍋英雄、浜松小源太、和泉美雄、伊藤久三郎、我孫子真人、桑原実、藤田鶴夫、高松甚ニ郎、斎藤長三、中尾彰、鳥居敏文、斎藤求、佐田勝、槫松正利、浜田知明、野見山暁治
　　
入江比呂、大塚睦、高山良策、山下菊ニ、桂川寛、中村宏

また、手塚治虫をはじめとする
トキワ荘のマンガ家達も
近くに住んでいたようです。

池袋モンパルナスに夜が来た
学生、無頼漢、芸術家が町に出る
彼女のために、
神経をつかへ
あまり太くもなく、細くもない
ありあはせの神経を――。
「池袋風景」小熊秀雄

アトリエ村資料室
http://www.shiinamachi.com/atelier-dataroom/index.html