ティム・リンスカム(Timothy LeRoy Lincecum, 1984年6月15日 - )はアメリカ合衆国ワシントン州出身、サンフランシスコジャイアンツ所属の投手である。
ニックネームはフランチャイズ(Franchise)。
2003年シカゴ・カブスに48巡目(全体1408位)で指名されるが拒否してワシントン大学に進学。2005年クリーブランド・インディアンスに42巡目(全体1261位)で指名されるが拒否した。
大学時代は奪三振マシンとして知られていたが、身長の低さと特殊な投球フォームのため2006年のドラフトで多くの球団が指名を見送るも、サンフランシスコ・ジャイアンツに1巡目(全体10位)で指名されて6月30日に入団する。ワシントン大学出身者初の1巡目指名選手となった。
6月26日にA-級でプロデビューを果たし、8月5日にA+級に昇格し、2つのクラスで31.2回を投げ、58奪三振を記録した。
2007年は3Aで4勝0敗、防御率0.29の好成績を挙げ、5月6日にラス・オルティスが怪我により離脱したため昇格。同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャーデビュー。メジャー初勝利は5月11日のロッキーズ戦で、7月1日のダイヤモンドバックス戦で1試合12奪三振とサンフランシスコ移転後の球団史上の新人選手として4位にランクした。メジャー初年度は7勝5敗。投球回よりも多い150奪三振を記録し、リーグの新人選手最多となった。