魚村晋太郎さんは詩歌句にそして演劇にその才能を発揮しています。
塚本邦雄先生の「残花遺珠」(1995年刊)に「次席の花」という
文章があります。現在の歌壇においても擁護者がいる反面、否定者が
いると言う事実、つまり万人が評価するという最大公約数からはどこか
逸れているというのが彼の魅力だと思います。
魚村さんが最初に才能を発揮されたフィールドは詩の世界でした。
ついで俳句そして短歌と舞台を拡げて、それが円環のように連なり
重層的に進んでいます。その広がりは彼自身の志向もあるでしょうが、
彼の才能を見通した慧眼の人々によるものでもあると思います。
そのような方々の魚村晋太郎についての交歓の場になればと
コミュニティーを作った次第です。