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脳梗塞患者と失語症者の自立支援

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詳細 2017年6月27日 14:01更新

脳梗塞の後遺症に悩み苦しんでいるみなさん、そして、ご家族のみなさんへ。

わたしは、 2006 年に突然脳梗塞になり、後遺症で失語症になりました。当時、生放送の現場で毎日ニュース原稿や様々な VTR のナレーションを時間と勝負しながら読んでいました。誇りと自信をもって仕事にたずさわる、ハリのある毎日でした。 しかし、その日は突然訪れたのです。名前すら思い出せず、思うように話すことができなくなった私は、目的も喜びも失い、生きる意欲も無くしました。そんな 私を支えてくれたのは家族でした。家族 のありがたさが身にしみて、泣くまいと笑顔を保つものの、仕事復帰できないであろう現実には目をそむけることはできない。これからいったいどうしたらいい のだろうか。誇りを失わずに、明るく生きていけるのだろうか。心配をかけたくない家族に明るく振る舞うことも、日に日に苦痛になり、わたしは当時同じ苦しみや悩みを共有できる場を心から求めていました。
脳梗塞の後遺症に悩む患者さんの多くは高齢者です。しかし、最近わたしのような若い世代の脳梗塞患者も増えているそうです。

現役第一線で活躍している世代がこの病に倒れると精神的ダメージが非常に大きく、社会復帰できない非情な現実に生きる希望をなくしてしまう方も少なくありません。
往々にして脳梗塞患者と家族のみなさんは本音が言えません。本当はこれからどうやって生活していったらいいのだろうと不安で不安でたまらないはずなのに、家族に心配をかけたくないばかりに平気を装ってしまう。不安を共有できるのは、同じ脳梗塞患者同士。これは変えようのない事実なのです。私自身がそうだったのですから。また、不安という意味では家族も同じ立ち位置です。家族のご家族のみなさん、支える側のご苦労もまた並大抵ではないでしょう。後遺症に苦しむ患者さんとともに力強く生きていくには。

そして、現実問題として一番大切な「生きる」ために必要不可欠なこととは。それは、仕事に就くこと。収入を得ることです。どんなに前向きに生きようと思っても、社会がそれを受け入れてくれない。就業、仕事復帰への壁が大きく立ちはだかっているのです。
これについては、企業側への理解と働きかけが必要不可欠です。
こういった問題をひとつづつ解決していくために立ち上げたのが「脳梗塞患者と家族の自立支援の会」です。                  
前を向いて胸をはって「生きる」。
どんな人生を歩むのか決めるのは自分自身。でも、決してひとりじゃない。一緒に、生きていく。支え合いながら、支えられることにも誇りをもって。なぜなら、すべての人間には誇らしく生きる権利があるのですから。

現在の状況、思っていること、感じたこと、困っていること、よかったこと、教えてあげたいこと、お寄せください。座談会のつもりで話をしましょう。  

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2008年10月3日

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