大徹 忠晃(だいてつ ただみつ、1956年10月29日 - )は大相撲の力士。最高位は西小結。昭和31年福井県大野市に生まれる。本名は南 忠晃(みなみ ただみつ)。中学時代は剣道をやっていたが、長身を見出されて1971年|昭和46年名古屋場所二所ノ関部屋から初土俵を踏んだ。1980年|昭和55年初場所新十両、1983年|昭和58年九州場所新入幕。得意技は左四つ、吊り、寄り。193cmの長身を活かして吊り寄りで攻める相撲で、四つ相撲の力士にはそこそこ強かったが、腰高で立ち合いが甘いため突き押し力士を苦手としていた。主に幕内中位で相撲を取っていたが、1985年|昭和60年名古屋場所2日目、この年80勝を挙げ全盛期を迎えていた横綱千代の富士貢|千代の富士をうっちゃりで破った金星 (相撲)|金星が光る。1987年|昭和62年春場所新小結。福井県出身力士としては昭和で初めての三役とあって、地元は大いに盛り上がった。初土俵から引退まで休場はなかった。1990年|平成2年引退、年寄湊川を襲名。二所ノ関部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たっている。現在は審判部に所属、土俵下の審判席に、ロマンスグレーの渋い風貌を見ることができる。